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理想のあなたと恋の鐘28《最終話》 - 02/28 Tue

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目を開けたらさ、拓真さんが腕の中で寝てるの。すっげぇ美人の顔でスースーって寝息立てて安心したように寝てんの。超かわいいんですけどっ!!!コレっ!!!超っ!!!超かわいいっ!!!
布団少し捲ればさぁ、拓真さんのいやらしい体が何も身に着けてない状態でそこにあんの!あぁ・・・やっばい。夢じゃなかった・・・この人オレのになったんだ・・・愛しすぎてもうさ・・・もう・・・

「ん・・・寒・・・」
「ごめんね・・・」

そっと額に唇を寄せると薄ら目を開けた拓真さんがオレを見ると再び目を瞑ってから顔にパンチしてきた。痛くないと思ったら超痛いの!超痛いのっ!!!折れたっ!折れたかもっ!

「痛っ・・・う・・・」
「どっか・・・行け・・・」
「えーーーーーええええええええ?!」
「近寄るな・・・」
「いやー・・・いやいやいや。オレ、恋人でしょ?ねぇ!恋人っ!何?昨日のあれ、セックスしたくて言ったこと?オレのコト最初から意外と好みだったとか部下に手を出したくなかったとかあれ全部嘘?」

拓真さんが枕に顔を埋める
かーわいい!かわいいなぁ・・・もう・・・虐めたくなっちゃうじゃん・・・

「・・・なんかショックだ・・・オレ、欲求不満解消に使われただけで・・・やっぱりマスターと付き合ったほうがオレ・・・」

ワザとらしいくらい凹んだ声でそう言ったらすーぐにベッドから出て行かないようにオレの手を握る。大丈夫?この人こんな騙されやすくて大丈夫?!
可愛いから安心させようと思って手を握り返すとぎゅーって握ってきてゴンゴンリンゴーンリンゴーンって鐘が鳴る。愛してますよ?ホントに。可愛い可愛いオレの課長。拓真さんっ





「課長、B社契約取れました」
「・・・よくやった」

ふへへー。冷たく見えるでしょー?見えるでしょう?でもさーでもさぁ・・・いっつもオレが契約取ってくると内心喜んでくれてるのオレ知ってるもんねぇーーー!今日はー平日だけどお誘いあるよなぁーきっとぉぉー
『お付き合い』が始まって数ヶ月。上手くいってると思うよ?うん。すっごい上手くいってる!休みの前にはお泊まりもしてくれるようになったし!オレの腕の中で寝てくれる!エッチなオレの拓真さんは週末だけじゃ物足りないって平日に突然押しかけてくることもあるけどさ、それ、実はオレが浮気して誰か連れ込んでないかのチェックだったりするんだってこないだマスターに聞いたー!超かわいい嫉妬の仕方だよねぇー

「課長・・・この間稟議通した・・・G社なんですけど」
「あぁ」

おおーう・・・谷村・・・ビビんな!オレの同期の谷村は相変わらず課長恐怖症みたいでいっつもビックビクしながら課長の所に行くけれどほら!思い出してみてよ!オレと付き合い始めてからの課長は書類を投げたりもしないし大きな声で怒鳴ったりもしないじゃん

「契約・・・取れました」
「声小さいな・・・」
「すいません・・・」
「お前が1人で取って来たんだ。もっと胸張って言え」
「え?」
「よくやった」

ちょ・・・課長っ!!!拓真さーーーーんっ!!!顔を上げた拓真さん笑ってるじゃんっ!!!やっ!なんだよその『できる上司』って感じはぁぁぁぁっ!!!

「ぁ・・・ありがとうございますっ!また次も頑張りますのでよろしくお願いしますっ!」

少し明るくなった谷村の声に安心したけどさ・・・その顔はオレにだけでいいよ!可愛い笑顔はオレにしか見せないようにしてよぉーーー






「なーに拗ねてんだよ」
「拗ねてないです・・・ただ、みんなが課長のコト好きになっちゃったらどうしようって今考えてただけです」
「なんだよ・・・お前が言ったんだろ。もう少しみんなに優しくしろとか褒めろとか」
「言いましたー!で、課長が厳しいけど悪い人じゃないってみんなも判ってきて噂してるーっていうか拓真さん、オレには全然笑ってくれなかった」
「・・・お前に笑いかけたら・・・お前、すっげぇ笑顔でオレのコト見るだろ」
「見るよ!嬉しいもん」
「そしたらオレ、お前押し倒したくなる」
「えぇ?」
「お前笑うと可愛くてムラムラする」

あー、そう。たまにこうやって拓真さんがすっげぇ甘くなるようになったのもすっげぇ進化ねー!美人で可愛くて仕事できてエロくて天使で小悪魔でっ・・・なんなの?理想的で最強の恋人手に入れたんだよ?オレ!

「ほら、その笑顔・・・」
「うん・・・もう乗られてるね」
「さすがに会社じゃまずいだろ・・・だから部下に手なんか出すんじゃなかったんだっつーの・・・お前、いちいちオレ見すぎ・・・会社のトイレで抜こうかと思った」
「あ、そのときは呼んでね?」
「バカか・・・」

うん。バカでイイ。大人になるのはもう少し待って。そのうち拓真さんが頼れるような大人のイイ男になるから!オレ、精一杯頑張るからっ!だからもう少しだけバカのままいさせて・・・?幸せすぎて毎日心で鐘リンゴン鳴らしまくってるバカみたいに浮かれてるの許して。一緒に拓真さんもバカになろう。バカみたいに笑って楽しもうっ

2人で一緒に毎日リンゴンリンゴン鐘鳴らして・・・さ!






理想のあなたと恋の鐘 おしまいおしまい








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理想のあなたと恋の鐘27 - 02/27 Mon

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あークッソ!超走ってたから足ガクガクするし疲れてるけどっ・・・オレも男だっ!課長ぐらい抱えてベッド行くさっ!!!

「ふは・・・すげぇすげぇー」
「前よりは少し重いっす。でも安心した」
「お前もオレもすげぇ汗かいてるからまずはシャワー行きたいけど?」
「イイですよ?どこへ向かうのも抱えちゃったら一緒っ!!!」

課長がオレに抱えられてケラケラ笑ってる・・・何この可愛い人。前に抱きかかえたときは何度も何度もパンチしてきたのに・・・今すっげぇ可愛い顔で笑ってる。これって恋人にしか見せない表情?浮かれちゃうよ。超浮かれちゃう。大人の男にならなきゃいけないのに一緒になって子どもみたいにはしゃいじゃうよ?

「拓真さん・・・好き・・・すげぇ好き」
「お前髪の毛洗うの上手い・・・気持ちイイ」
「それはよかった・・・拓真さん、オレ、付き合ってもらえるってことでいいんですよね?」
「・・・」

髪を洗い流してあげると課長がオレを見て胸に拳をぶつけてくる。痛くないけどね!

「オレ、こんな溜め込んだことねぇ・・・よ」
「うん?」
「マサはオレがお前を好きだっつーけど気持ち悪いって思う感情が好きっつーけど・・・ホント気持ち悪いんだよ。オレが年甲斐もなくお前の優しさとかに調子に乗ったり言葉に浮ついたり・・・」
「拓真さん、そんな素振り見せなかった」
「バカ。オレだって・・・なぁ・・・」

ビクリと体が反応するのは課長の手がオレのもう臨戦態勢に入ってるムスコに触れたからで・・・

「お前のコト最初から好みっつーのは間違ってねぇんだよ・・・ただ、オレは部下に手なんか出したくなかった。最初お前とヤった時、超罪悪感で自己嫌悪しまくった!部下に手を出したオレは最低だってな」
「ふぁ・・・拓真さんっ・・・タマ撫でながら先っぽ弄るの止めて・・・すげっ・・・気持ちイイっ」
「オレは公私混同したくねぇんだよ・・・仕事で優秀で可愛いお前を好きになんかなったら・・・困る。オレもお前もっ・・・でも、これ、マサに触らせてんの見たら・・・やっぱり嫌だった・・・マサが惚れる男はイイオトコ。オレを好きって言ってくれるやつ、マサが惚れるんだったらオレ・・・オレ・・・ダメ・・・コレ、も、我慢できないっ中欲しいっ。奥までガンガン掘って」

あーーーーーもーーーなーんて淫らなんだよぉーーーー自分で双丘割って指突っ込んで掻き回してるの見せつけてくるとかさぁーーーすっげぇ淫乱で可愛い愛しい人・・・愛しい。愛してる。愛してるよ

「ゴムもローションもないんですけどー」
「イイ・・・イイからぁ・・・早くっ・・・早くっ」
「痛いっつっても知らないっすからね」
「足りないんだ・・・欲しいっ・・・中、中ぁ」
「可愛い」

相変わらず課長の中は名器なのです。うねるし締め付けるし・・・どんどん奥へと引き込むようにひくついてくれる

「あ・・・は・・・はぁ・・・出たぁ・・・ダメ・・・全然足りな・・・もっともっとぉ・・・オレ、あの日からずっと溜めてたっ・・・足りないっもっと!」
「気を失うまで抱いてあげる」
「うんっ・・・うんっ・・・たくさん・・・たくさん中、もっともっとっ」
「愛してるよ」
「んっ・・・」
「あ、感じてる?今すっげぇ動きした」
「ふっ・・・あ・・・んっ・・・抱えられたらっ・・・奥っ・・・深ぁ・・・」
「しばらくこのままでいましょうか・・・オレのが奥に馴染んで馴染んで拓真さんの1番奥の奥のうねりだけで達けるように」

ガクガクと頷く課長が可愛い・・・あぁ・・・可愛い・・・すっげぇ・・・ホントに・・・ホントにオレ、この人を手に入れたんだ・・・オレ、この人を・・・手に入れたんだっ
あー、飛ぼう。飛び立とうーーーーっオレ、どこにでも行ける翼手に入れたと思うーーーーっ







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理想のあなたと恋の鐘26 - 02/26 Sun

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はぁぁぁ・・・だーからお金持ってる人って怖いーーーーなんなのこの個室料亭ーーーーっ!!!ヤーダーヤーーーダーーーーまーた勝てないって見せつけてくるーーーーっ

「それで?拓真がここ指定するってそれなりに話があるんだろ?そこの原田くん、会社の部下ってだけじゃないな?」
「あぁ・・・まぁ・・・な」

ん・・・?何・・・?
今目の前のすっごいメシばっかりガン見しててよく判らなかった

「上沼・・・さ・・・」
「うん」
「オレがゲイでも気にしねぇっつっただろ」
「あぁ、今も気にしてないし愛してるよ?」

うっわーーーー!!!サラッと言った!サラッと!!オレがここにいるのにオレの存在なんてないってくらいのサラッ!っつか今の関係ないオレもぐらっとした!課長もやっぱりそりゃーグラっとするよね?超グッとくるもんね・・・あれ?なんか・・・課長優しく笑ってる・・・だけ?あぁ、言われ慣れてるとかそういう・・・

「オレ、お前にそう言われるの結構、いや、いつもかなりテンション上がってた。でもさ、こないだそれ言われても感じなかったんだ・・・おかしいだろ?今まで何年もその言葉だけでよかったのにさ」
「拓真?・・・そりゃ、確かにオレは結婚もしたし子どもも」
「まぁ、それはイイんだ。結構どうでもイイ・・・でもさ・・・オレ、あんなに嬉しかった、全部信じ切ってたお前の言葉よりも今はこいつの必死な言葉のほうが嬉しい」

あ・・・え・・・それ・・・え?課長・・・が・・・え?

「オレ、入社したときからお前と一緒にいれば最強で無敵だって思ってた。お前が会社辞めて結婚したときも裏切りとか思ってねぇし・・・周りは裏切られたんだフラれたんだって言ってたけどそうじゃねぇ・・・オレが完璧だって思ってた友人に愛してるって言われるたびにこんな奴に愛してるって言われるオレも完璧だって最強になれた。心痺れてたから・・・でも、やっぱ、オレらの間にあるのって友情は超えてても恋愛未満だったよな?ずっと・・・ずっと・・・だから、お前が嫁さん紹介してくれた時みたいにオレもお前に紹介すんだよ・・・」
「あぁ・・・そうか」
「こいつ、まだまだ青いけど、オレがここまで育てた。これからもオレ好みに育つ予定。仕事でもプライベートでも」

ふ・・・あ・・・あ・・・課長・・・拓真さんっ・・・拓真さんっ!!!何これ。今、今、なんかすっげぇオレ・・・泣きそうなんですけどっ!!!心臓はバクバク言ってるし頭のなかじゃカーンカーンって鐘がすっげぇ鳴ってるし

「キミにこいつを満足させられるのかなぁ・・・」
「っ・・・オレ・・・は・・・」
「体の相性はすっげぇイイよ」
「なんだ。体暴いちゃったのか・・・そこは大事に大事に取っておかないと・・・愛してるなら尚更。愛してるから1番汚い部分は暴かない。それがないだけでもっともっと感じ合える。高め合える」
「・・・お前はプラトニックこそ最上級の愛だとか言ってたけど、恋人と抱き合えないとオレは他に体の相手を見つけなくちゃいけない。どんどん心が腐っていく気がするんだ・・・頭混乱すんだよ」
「オレは、あなたとは違う愛し方でこの人を愛しますから・・・そしてこの人が幸せだと思う幸せを与えたい。あなたの理想とこの人の理想は違うんだ・・・拓真さんが情事の時どんな表情なのか見たことがないでしょう?オレは全部見たい。大好きだから。大好きだから全部見たい・・・だから、オレが感じる顔もバカな姿も同じように拓真さんに見てもらいたい・・・オレとあなたは違う。拓真さんとあなたも違う。だから・・・この人のこともう解放してやってください」

あー・・・オレ上手く言えてたのかなぁ・・・頭は下げたけどやっぱりこの人に勝てない。マスターは課長のことを騙して操ってる悪いやつだって言ったけど多分、この人はこの人なりに課長を愛してるのはホントだと思う。課長もそれを判ってるんだと思う・・・ただ、理想のカタチが違うだけで・・・課長を愛してるんだ・・・でも、オレだって愛してる。負けてない。愛してるっ!!!

「オレと別れるのか・・・」
「あぁ。だからここ指定した」
「・・・うん・・・拓真らしい」
「最後の最後にオレにまともな恋人作らせなかったお前への嫌がらせだ」
「・・・え?」
「んじゃ、オレら帰るからお前、3人前食って会計して帰れー」

課長が無邪気に笑ってオレの腕を掴む。部屋を出る直前に吹き出した上沼専務を見てやっぱり敵わないな・・・って思ったけどそれよりも今オレの腕を掴んで走ってる課長。なんだろう・・・オレ、すっげぇダメなのに・・・ダメでバカなのに課長にこの手取ってもらったんだ・・・取ってもらったんだ・・・

走って走って走って疲れて少し休んでまた走って・・・でも何も言わないんだオレも課長も。けど、課長の部屋に着いてから息を切らした課長がやっと口を開く

「別れた」
「はい・・・っすね」
「別れたっ!」
「・・・はい」

あぁ、水・・・水下さい・・・スーツで革靴で走るって・・・きっつ・・・元運動部のオレがきついんだよ?体鍛えてるオレがきついんだから課長は・・・ほら・・・真っ赤な顔で玄関に蹲っちゃうくらい・・・でっ?!
ネクタイを引っ張られてオレまで膝をつく

「別れた・・・」
「・・・?」
「抱けるんだろ?!これで、オレを抱くんだろ?!クソ・・・足ガクガクして立てねぇ・・・でも・・・セックスっしてぇのっ!」

あぁ、課長・・・なんて・・・ホント・・・もうっ!!!






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理想のあなたと恋の鐘25 - 02/25 Sat

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あれからのオレ?それが普通ー!いや、いやいやいや。普通ではないなぁ・・・遊びにも行かないし、出逢いも求めなくなったし。あぁ、なんていうか・・・やっぱりオレってちょっと遊んでる人だったんだなぁって改めて自分で感じたよ
課長とオレ?それもやっぱり普通ー!超普通!今まで通り課長の前ではドキドキゴンゴン心臓が高鳴るし一緒に仕事できて幸せ。あ、でも課長はちょっとイライラしてるかなぁ・・・今日も怒鳴り散らして書類がバッサーってフロアに舞ってたし・・・うーん。でも肌の艶も悪くないし顔色もばっちりだし痩せたってこともないから前みたいなことはなさそう・・・まぁ、尤も?課長の恋人にまだなれてもなくてセフレでもなくなったオレには何も言えないのかもしれないけど・・・

「原田!午後の予定空いてるなら付き合え!」
「はい!あっと・・・午後イチG社に納品後なら!」
「それでいい。谷口物産行く」

・・・え・・・?

「谷口物産・・・にオレが同行っすか?」
「あぁ、何か問題あんのか?」
「いえ!ないですっ・・・ないですっ!!とりあえず・・・営業行ってきます」

ど・・・いうこと・・・いや、判る。判るんだ・・・あぁ、どうしよう・・・どうしようどうしようどうしようっ・・・これって・・・あれだよね?あれだ。谷口物産って上沼専務がいる・・・全面対決?いや、っていうか、対決って言うか・・・オレって何したらいいの?!あー、心の準備準備準備っ!ネクタイ大丈夫か?うん。まぁ、社長の娘婿で金持ってる人にスーツだとかネクタイで勝てるわけがない。じゃあオレの勝てるところはー・・・あぁ!うん!唯一の自慢のムスコー!ってそれ勝負対象にならなーいっ!!!あとは・・・

いや、あるじゃん・・・あるよ・・・

自慢とかそんなんじゃなくてあるじゃん。勝てる物あるよ!

課長を・・・益口 拓真を愛してるってオレの気持ち!!!









「遅くなりましたっ!すいませんっ!納品の後、先方の部長からこのシステムの見積もり頼まれて商談になってました」
「ん、別にイイ」

課長がジャケットを掴むとそれをふわりと羽織る。うっわーーーーー超カッコイイイイイイイイっ!!!オレもこれかっこよくやりたい。自然にわざとらしくない感じに!課長超カッコいいーーーー!!!!!!一生ついて行きますぅぅぅぅぅーーーカッコイイーーーー

「あれ?直帰ですか?」
「専務にメシ誘われてる」
「・・・っすか・・・」

ホワイトボードに課長が谷口物産→直帰と書いた後にオレは聞くんじゃなったって思った・・・そんなイイオトコなんですか?抱いてもくれないそんな男が?課長の身体ってエロいし抱いてくれない男恋人にしてちゃいけないでしょ・・・あ、だからセフレが必要って?いやいや・・・いやいや普通に考えたらそれやっぱりおかしいよ!

「何やってんだよ。お前もだっつーの。早く書け」
「・・・え?」
「お前も一緒にメシ行くっつってんの」
「あ・・・はいっ!」

なんだ・・・なんだ・・・やっぱりそう?胸がドキドキバクバク。でもこれ、幸せの鐘じゃなくて戦場へと向かうための景気付けの鐘の音



結局、普通に新システム提案して、新商品の案内とかした後にそのまま食事へと向かうことになる
っていうかね、っていうかね・・・上沼常務見たらさ、なんていうかすっげぇ男としての敗北感。イケメンだよ?すげぇカッコイイの。この人。笑顔とかも柔らかいし包容力ありそうだし、リーダーとしてのカリスマ性もあるし・・・この人が課長の同期で課長と共に最高売り上げ達成して課長に愛を囁いて・・・
ぴしっとした仕立ての良さそうなスーツだとか、ネクタイだってオレみたいによれっとなんてしてなくって・・・背も高くて課長と並んで歩いている姿もサマになる・・・

誰だよ・・・誰だよ・・・課長を愛してる気持ちだけは勝てるって・・・それだけじゃダメじゃん・・・それって勝つとかじゃないもん。課長の心が動くかどうかでしょ・・・

あぁ、マスター・・・この人とオレが似てるって言ったけどどこも似てないよ・・・どっこも似てないよ・・・


「なぁ、原田くんだっけ?」
「はい!」
「キミ、飲める口?」
「はい。まぁ、課長の益口ほどじゃないですけど」
「うっせ」
「あぁ、イイよイイよ。堅苦しいのは抜きな?会社出たし定時超えたんだからオレと拓真は元同期。そしてキミは拓真が育ててオレに見せたいって程の子だろ?」
「・・・そうなんですか?」
「黙れ。こいつ調子に乗せんな。うるさいから。まともなの仕事してる時だけだ」
「ハハっ!それ拓真が言う?!まともなの仕事してる時だけなのは拓真のほうだろ?」
「うっせぇよ!黙れ」

・・・課長の無邪気な笑顔。またオレが見たことない表情・・・やっぱりオレに足りないのはその包容力とか余裕とか大人の対応・・・ですよね・・・悔しい・・・悔しいっ・・・年齢なんて縮まらないっ!オレはこんな・・・こんなで課長を幸せにするとか自分に誓ってたのかよ!バカかっ!バカだ!オレはバカっ!身の程知らずってこれだろっ!!!・・・いや、ダメ!オレってポジティブで常に前向きなのが取柄!まぁ、今はどう前向きになれっていうのかもわからないんだけどさ・・・








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理想のあなたと恋の鐘24 - 02/24 Fri

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「課長、ごめん。今まできもくてごめん。それであんたの大事な親友恋人にする。ごめん」
「っ・・・勝手にっ・・・」
「ねぇ、真央さん、キス・・・したい」

マスターの唇がオレの唇に触れる。柔らかい・・・マスター、ホントは結構オレのコト好きだよね?自意識過剰?ううん。違う。マスターって優しくて不器用で・・・好きじゃなきゃこんな優しいキス男にできない人だと思うんだ
それでも、マスターは課長の心なんとかしたいんでしょ?オレも・・・
でも、もしホントにそれでもダメならオレの全身全霊掛けて優しくて可愛そうなマスターを幸せにするから・・・痛い・・・痛いよ・・・マスターのその気持ちが痛い

「・・・引き取って行かないなら出て行けよ・・・お前邪魔になった」
「・・・」

マスターの指がいやらしくオレの胸を触る。気持ちイイ・・・マスターの指気持ちイイ・・・演技じゃなくてうっとりしちゃう・・・そうそう。そのままヘソ撫でてオレのムスコ優しく撫でて・・・

「く・・・っそ・・・」

課長のきれいな顔が歪む。あぁ、泣く?泣かせる?いや、泣かない・・・課長は強い人だから泣かない。でも・・・うわぁぁぁぁぁぁぁ?!

「・・・タク、それが答えか?」
「・・・クソ・・・くっそ・・・気持ち悪いっ!気持ち悪い気持ち悪いっ!!!」
「課長?」
「課長って呼ぶなっ!!!拓真だっ!オレはっ」
「拓真さん」

課長がオレの上半身にしがみついてくれてる・・・震えてる・・・可愛い・・・愛しい・・・

「拓真、原田くんのこと好き?そうだろ。お前が自分で名前呼ばせたがるのってそうだろ?『タク』じゃなくって拓真って呼ばせたいんだろ?」
「っ・・・判んねぇしっ!!!そんなのっ・・・判んないっ・・・」
「でも、オレが原田くんと付き合うのは嫌だ?」
「・・・こいつは・・・」
「お前がまだセフレだって言い張るなら・・・」

ふ・・・ふあぁぁぁぁーーーーっ・・・マスターのたどたどしい舌がぁぁぁぁ・・・舌がぁぁ・・・何これぇ・・・天国?天国なの?上半身にはしがみついて震えてる課長がいるし下半身には色っぽいマスターがぁぁぁぁ・・・天国ーーーーっ

「っ・・・ダメ・・・止めろっ!真央っ!真央っ」

あ、天国もっともっとすごかった・・・課長がオレのを取り合うみたいに・・・ちょ・・・あ・・・んんんんんーーー役得ってこういうことだな・・・

「ちょっと待って・・・2人とも待って・・・いや、すっげぇ天国みたいだし気持ちイイけどこれ、なんも解決してない」
「・・・タク、どうすんの」
「これ・・・オレのだから」
「・・・お前専用?」
「ん・・・オレの・・・」
「や・・・オレのムスコが好きってのはうん。聞いてるけど・・・そこばっかり需要があっても・・・」
「原田っ・・・お前っ、オレが好きっつってたよな!」
「はい。好きですよ?」
「だったら・・・だったらっ・・・」

あ・・・なんだろ・・・課長のこんな顔見たことない。可愛い。可愛い・・・年上のいつだって強くて美しい課長がこんな・・・こんな必死で可愛い顔見せてる・・・ドキドキワクワク・・・あぁ、これ。幸せの鐘の音

「じゃあ、オレと付き合ってくれますか?」
「・・・っ・・・」
「オレと付き合ってくれますか?」
「・・・マサの前では言うわけねぇだろ」
「ふはっ・・・プライド高っけぇー!はいはい。もーいいよ。原田くん。はい。パンツ履いて服着て!帰れ帰れー」
「マスター」
「お前、優良物件なのには間違いねぇからこいつがやっぱり付き合わねぇとかごねたらいつでもおいで。優しーく優しーーーくオレが慰めてやっから。オレ、ホント見る目だけはあんだよ」
「・・・っ・・・」

イイの?マスターはそれでいいんだね?課長を幸せにしてやれってことでイイんだね?ごめん・・・マスター・・・オレがダメダメなせいでマスターに体張らせて嫌なことばっかり言わせて、嫌な役やらせて・・・ごめんね・・・






マスターの部屋を出てから無言で歩く課長。誰もいない夜道だけど流石に手とか繋いだらダメかなぁ・・・まだちゃんと答え貰ったわけじゃないしなぁ・・・でも、でもね、オレ、確かに今、課長が付き合ってくれるっぽい状況に浮かれてるけど前みたいなテンションじゃないんだ・・・課長は年上で大人な気がしてたけどこの人と付き合うためにはこの人支えるためにはオレ、子どもじゃダメなんだよね。だからオレ、大人になんなきゃ。課長みたいに・・・いつだって惚れ惚れする程の大人にならなくちゃ

「あれ?どこ行くの?オレの部屋こっちなの忘れた?」
「帰る」
「ええ?!いや、え?なんで!さっき・・・」

課長の腕を掴むと見上げて来た顔に思わず抱き締める。ごめんなさいごめんなさい。でも、そんな顔をしてたらこうせずにはいられない

「上沼専務とちゃんと別れてからにしましょうか」
「は?」
「オレと付き合うの・・・過去を清算しないとやっぱり踏み切れないですよね。だからちゃんと別れてオレと付き合ってからにしましょ?オレとセックスするの。他の人とも寝ちゃダメ。オレとも寝ない。その代わり、ちゃんとお別れできたら課長の好きなだけあげる。全部全部好きなだけあげる。オレにできることならなんでも全部するよ」

そう。上沼専務とちゃんと別れてそのままオレとすっごいセックスしよう?ね?課長・・・







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理想のあなたと恋の鐘23 - 02/23 Thu

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うん・・・?なんか声がする・・・声・・・マスター起きてテレビでも付けて・・・

「痛っ!!?」

突然背中に痛みを感じて飛び起きたオレは目の前の状況が判らなくて何度か目をパシパシさせると擦ったりして状況を確認しようとするけどいまいち・・・いや、全然理解できない

「・・・拓真さん・・・がなんでいるの?え?ええ?!」
「お前、何こいつと寝てんの?はぁ?」
「・・・は・・・えええええええ?!ちょ・・・え?待って!は?!」

課長っ!課長っ!!!課長っ?!なんで?!なんで?!なんでここに?!っていうかなにこの状況!!!

「足りねぇの?あ?お前、持久力も問題ねぇし性欲も強いもんなぁ?だったらオレに言えばいいのに。っていうか、マサの身体じゃお前物足りねぇだろ?こいつじゃ足りねぇだろ。ほら、したいようにしろよ・・・なぁ」

突然服脱ぎだした課長を止めながらマスターを見るけどマスターは腹抱えて笑ってるし意味わかんない!っていうかマスター性格悪くない?!ここに課長呼んじゃうとか性格悪くない?!

「や、え・・・ちょ・・・ぁ・・・課長っ」
「課長じゃないだろ」
「っ・・・待って・・・ホント・・・な・・・咥えっ」

ダメーーーーーーダメダメダメェェェェェェ!!!課長のそのすんばらしい口に含まれちゃったらオレ・・・オレっ

「タク・・・それ、もうオレの」

課長の口からチュポンって間抜けな音をさせて抜け出たオレのムスコ・・・っていうか・・・マスター?

「何すんだよっ!!!」
「オレ、恋人になったらセフレ作ったり浮気したりは許せないから?」
「・・・はぁ?」
「あぁ、まーだ恋人じゃねぇよ・・・まだ。原田くんは恋人が欲しい。セフレじゃなくって恋人が欲しい。甘えてきてくれて甘やかしてくれる普通の恋人が欲しい。それはオレも。ここで利害の一致してんだよ。原田くん、オレのことイイって思ってくれてたみたいだし?そもそもタクをイイと思えるならオレのコトもイイって思うのも普通だろ」
「・・・こ・・・こいつはっ」
「お前のセフレだろ?じゃあ別にいいじゃん。オレ、良さそうな物件はとりあえず押さえておく主義なの知ってんだろ」

あはー・・・なんだろなんだろーーーまーた置いてけぼり感まんさーいっ!課長とマスターのやり取りわけわかんなーいよー!!!でも、あれだ!あれ!オレのせいでケンカしないでぇぇぇぇ!!!っていう

「・・・本気・・・かよ」
「お前が要らないっていうなら彼、放牧するにはもったいないし?だったらまた頭の軽そうなこいつの価値判ってなさそうなバカに持って行かれるくらいならオレが先にって思うのは普通だろ」
「・・・っ・・・」
「イイ?オレのにして」

マスターの手がオレのアゴに延びてコショコショしてくれる。あぁ、すっげぇそれ気持ちイイ・・・指細くて長いーエロいー

「それでも?原田くんはタクが好きらしいから?お前が恋人になるって言ったらオレの出番はなくなるんだけど」
「・・・恋人とか・・・オレはっ」
「上沼は恋人じゃねぇ。判ってんだろ?」
「・・・え!上沼・・・?」
「っ・・・黙れっ!てめぇは黙ってろ!あいつはっ・・・あいつはぁ」

いや、黙ってろじゃなくって・・・上沼って・・・あの、上沼専務?!若い専務だなって思ってたけどあの・・・あの?!

「騙されてたのが気に食わねぇんだろ?好きだって囁かれてテンション上がってた自分が許せねぇんだろ?」
「うる・・・せぇっ!!!上沼はっ・・・今だって」
「今も恋人とかマジで萎えること言うなよ?だっせぇ・・・あいつは結婚して子どもも生まれただろーが」
「・・・」

やっぱり・・・あの上沼専務なのか・・・やり手で専務就任してからのあの会社の伸び方はすごいって聞いてる・・・確かにあそこは課長の担当で・・・課長単独でいつも・・・いつも・・・それって上沼専務に会いに行ってるってこと?その人の前では課長どんな顔してるの?その人と一緒にいるときは課長落ち着けてたの?ホッとする場所なの?こう、胸がドキドキして・・・鐘がなるみたいに運命だって感じて・・・オレが課長の前にいるときみたいにドキドキワクワクして・・・

「い・・・要らねぇし・・・こいつレベルのセフレ・・・探せば幾らだっているんだから」
「そうやって変な男にひっかかってまーた「オレばっかりこんな目に遭うのなんでだよ」って愚痴るのお前だろ?んで、オレから奪っていくんだ。自分のモノにもしねぇくせにオレの幸せぶっ壊すんだよ」
「真央っ!!!」

あ、マスターの名前、マサオって言うのか・・・ってそーじゃなくってー!!!

「原田くん、オレはキミを恋人にできる。甘えて甘やかしてキミが理想だと思うデートもして夜だってそりゃこいつみたいに経験もねぇから最初は不満もあるかもしれないけど全部キミ好みに染めていい・・・めんどくさいか?でも、キミだけのものになれる」

え・・・え?

「どこでも開発してくれていいよ?なぁ、だから、人を好きになれるわけがないタクよりも、フラれて終わってる男をいつまでも恋人だと思っているタクよりも、人に愛されることが怖いタクよりも・・・ずっとずっとオレにしといた方がイイと思わない?」

・・・あ・・・あ・・・マスター・・・なんてあんたは・・・なんであんたは・・・

「・・・課長、イイの?オレの身体もう触れなくなってイイ?」
「な・・・」
「マスター優しいし・・・体はまだ固い果実だけどこれからオレが熟れさせればもっともっと今以上にオレ好みの体になる・・・そしたらきっとオレは課長以上に夢中になれると思う」
「っ・・・課長・・・じゃねぇっ!!!」

マスター・・・マスターマスターマスター・・・オレ・・・あってる?これで合ってるの?あんたを苦しめてるのにあってんの?ねぇ!あってる?あってる?あんた、バカだよ・・・オレもバカだけどあんたもすっげぇバカだよ・・・そんなに・・・そんなに友達が大事なの?すっげぇすっげぇバカみたいに優しすぎるだろ






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理想のあなたと恋の鐘22 - 02/22 Wed

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「タクはそいつと寝なかった」
「え?」
「恋人・・・だったんですよね?」

あ、そっか。課長、好きな人とは気持ち悪くて寝ないって・・・そういうこと?ホントに好きだったってことですね・・・でも、オレとは寝てるからやっぱりオレのことは好きじゃないって・・・あぁ、そっか・・・そっかぁ・・・最初からオレは体だけの関係でしかなくてやっぱりセフレ・・・なのかぁ・・・

「恋人・・・だとかそいつは言ってたけどオレに言わせりゃ『恋人』ってそんな餌チラつかせてタクを好き勝手操ってただけ・・・だからオレはやめとけっつったんだ・・・最初見たときから怪しかった。でも、楽しそうにしてるタク見てたらそん時はオレの思い過ごしかとも思ったわけだ・・・でもやっぱりクソだった」
「でも、拓真さんは・・・」
「好きだよって囁く癖に大事すぎて恋人以上の存在だから抱けないとか男抱けねぇ言い訳をタクはバカだから今でも信じてる。そしてタクもプラトニックなのが最上級だと思い込むようになった。けど、ホントは判ってるから混乱して『気持ち悪い』っつーわけ・・・好きだから抱きたい。これを頭で理解したら傷つくからそれが怖くて自己防衛してるんだろうな」
「ぇ?」
「んでそいつ、仕舞いにゃ取引先の社長令嬢と結婚した・・・それでも1番大事で愛してるのはタクだけだっつー呪いの言葉残してな」

何それ・・・だから課長は・・・課長は・・・取引先ってどこだよっ!行く機会あったら絶対値引き交渉受付けないっ!!!

「未だにタクはそこ、自分で仕事で行ってんだ・・・バカだろ。あいつ」

聞いてない・・・聞いてない聞いてない聞いてないっ!!!っていうか・・・っていうかっ!!!

課長は未だにその人が好きってこと?好きってことじゃんっ!!!そりゃ・・・そりゃっ・・・オレがセフレにしかなれないわけじゃんっ!あんなに淫らでエロい課長が実は純情だったとか・・・なんだよっ・・・それ・・・オレ・・・どうしたらいいの!?オレはどうしたらいいわけ?!

「あいつバカだろ・・・ホントに好きならタクが男漁りしてたりあんなわけわかんねぇ男連れ込むの反対するに決まってんのにな・・・」
「オレは・・・」
「でもな、あいつは今ここ数年じゃ1番落ち着いてんだよ・・・」
「そうなんすか?」
「原田くんセフレにしてから落ち着いてる」
「あぁ、オレ!それ、喜んでイイんですかね?!」

喜んでいいのかな・・・ちょっとは自信もっていい?いや、でも所詮セフレで恋人に昇格できる見込みもなさそうだけど・・・っていうか課長ってオレのムスコは大好きだけどオレのことはなんとも思ってないんだもんなぁ・・・デートもしてくれないし朝まで一緒にいてくれないし・・・あぁ、胸が痛いよぉー痛いよぉー・・・もっともっと甘えたいよぉーーー優しくして欲しい。撫でてほしいっ・・・

「あー、なーんでオレこんな話しちゃってんだよ・・・クソ・・・原田くん」
「え?」
「明日予定ないならこのまま寝てけ・・・独りここで寝るのは寒すぎる日もあんだよ・・・今日は誰かにいてほしい。そんな気分」
「あ、はい。オレもちょっと1人になりたくない・・・」
「ん・・・」

あぁ・・・可愛いーーーー!!!マスター可愛いっ!オレ、こうやって腕の中に潜り込まれるの好きーーーーっ!体温を分けてほしいみたいに擦り寄って来られるのたまらないーーー課長もこうやってくれたらオレ、ぎゅーってしながら抱きしめながら寝るのに・・・あぁ、オレはこれからどうしたらいいんだろう・・・課長をその元恋人?いや、今も恋人だと思ってんの?・・・とにかくその人よりもオレって思って貰わないといけない・・・でもどうしたらいい?最初から課長と寝てるオレには分が悪すぎる・・・よね・・・だよね・・・だよ・・・ね・・・

あぁ、人肌って温かいな・・・オレ、もう眠い・・・寝ちゃおう・・・とりあえずマスターと寝て明日考えよう・・・そうしよ・・・







「もしもし、オレ。今から来れるか?ん。引き取りに来てほしいもんある。あぁ?お前が自分で確認して引き取りしてけっつーの」







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理想のあなたと恋の鐘21 - 02/21 Tue

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ドアを入るともうそこはマスターのホーム・・・電気もつけないままマスターが振り向いてオレを抱きしめながらキスをしてくれる・・・気持ちイイ・・・マスターの手が優しくオレの背中を撫でて口の中を舐めてくれるどこか甘い唾液をくれる・・・舌、気持ちイイ・・・

「やる気戻った?」
「ここへ来るまでやる気萎えることなかったんですけど?」
「あぁ、ヤるつもりで来たんだもんなぁ?」
「ちょ・・・オレ、あれですよ?マスターのコトいいなーってずっと思ってたし、口説くチャンスさえあればいつか・・・って思ってたっていうのはホントですから。まさかマスターから誘われるだなんて思ってなかったけど」
「あぁ・・・」

マスターがジャケットを脱いでシャツも脱ぐ
あー・・・やばい。すっげぇエロい身体・・・これであんまり経験ないってどんなんだよ。最初からエロかったの?この体だったの?ねぇ!ねぇっ!!!

「さっきも言ったけどオレ、あんまりこっち経験ねぇから」
「大丈夫ですよ。心配しなくてもオレのを無理にねじ込もうとか思ってないんで。っていうかオレ、挿れなくたって構わない方です」
「・・・あぁ、そう」

マスターが少しだけホッとしたような顔をしてまたキス・・・舌が絡みつくようなキス・・・蕩けそうになってるところでマスターの手がオレのファスナーを下ろしてくる
あ、そうだ。オレ、蕩けてる場合じゃない。せっかくここへ来たんだからマスターを気持ちよくさせたいんだった

マスターの乳首を抓むと繋げた唇から艶めかし息遣いが漏れる
感度ヨーーーシッ!!目を瞑って眉を顰める感じがまたセクシー・・・エロい・・・

「ふっ・・・」

マスターの下着の中に手を入れれば反応しているのが判ってホッとする。演技じゃないんですね・・・乳首ちゃんと感じるんだ・・・

「待っ・・・」
「ん?」
「脱ぐ・・・汚れるから」
「あぁ、はい」

マスターがスラックスと下着を下ろすとまたすごいタイプの身体っ!!!腰骨張ってるし・・・くぅぅぅっ!!!たまらないよね。挿入した時に腰骨ぶつかって痛いのが好き!あ、今回は挿れないけどっ!

「指、挿れても大丈夫ですか?」
「ん・・・気持ちよくすんだろ?勝手にしろ」

マスターの言葉に甘えて少しマッサージをするように撫でる。あぁ、でも固いしホントあんまり使ってない感じだなぁ・・・

「ローションって」
「ベッド・・・」

リビングで立ったまま夢中になっていたことに気付いてマスターに促されるがまま寝室へと移動した





「んっ・・・」

ローションを渡されたオレはまたゆっくりと後孔をマッサージするように撫でて揉み込み、たまに押し込む

「っ・・・」
「声、この部屋大丈夫そうだし我慢しない方が気持ちよくなれますよ?」
「うるせぇよ・・・バカ」

バカ・・・バカって言われたよぉぉーーーー!!!泣くよ?泣くー。あぁ、でもイイよ。オレ、ホントバカだもん。大好きな人の親友と寝てるくらいバカだもん。課長だけって誓ったそばから早速浮気だもん。でも、オレ恋人じゃなかったんだもん。セフレなんだもん・・・だったら・・・浮気じゃないんだ・・・悔しいけれど。オレ、フリーってことなんだもん

マスターの乳首を甘噛みするとマスターは体を仰け反らせて震える
あぁ、可愛い・・・可愛い。やっばい!超かわいい!超ハマる!可愛いっ!可愛いーーーっ!
後ろも解れてきてやっと1本指を飲み込むようになったから中を探るように押し込んでみる

「ふっ・・・ぁ」

ビーンゴォォォ!
後はマスターが感じるところを中心に責めながらキスをして乳首を弄り倒す

「待っ・・・も、もうっ達きたいっ」
「あ、そっか。後ろだけじゃ達けないのか」
「っ・・・達きそ・・・なのにっ・・・苦しい」

マスターエロいなぁ・・・気付いてる?今、指何本入ってるか・・・3本余裕で飲み込んで、今4本目飲み込もうとしてるんですよ・・・?才能ありすぎるんじゃない?!この人っ!
まぁ、初めてではなさそうだし、経験があんまりないっていうのは人数が少ないって言うだけの話でご無沙汰だったっていう意味かもしれないし・・・いや、それにしたってねぇ!?ねぇ!?このエロさっ!!!

「マスター、オレの擦りつけていい?」
「んっ・・・ぁ?」

蕩けたマスターの表情・・・薄らと汗ばんだ肌がまた色っぽいなぁ・・・と思いながらその肌に唇を落とす

「挿りそ・・・?原田くんの・・・いけそ?」
「え?」
「流石にっ・・・判る・・・オレ、今すっげぇ後ろ拡張されてんだろ・・・それ」
「・・・っすね・・・」
「挿れねぇの?それ、挿れちゃえよ」

なんで煽っちゃうんだよ!そこで!絶対マスター苦しいって!でも、でも・・・そんなこと言われたら・・・後ろのポケットからゴムを取り出して気付く。あぁ、オレ、浮気する気満々だったじゃん。ホント最低だな・・・オレ・・・オレ、最低・・・

マスターの後ろにムスコが触れるとジンジン熱が伝わってきてそのままゆっくりと押し込んでいく・・・あぁ、あったかい・・・キツい・・・あったかい・・・

「っ・・・ぅ・・・」

マスターが息を詰めるから口に指を入れて舌を撫でる

「大丈夫・・・挿ったよ・・・全部じゃないけどすっげぇ温かくて気持ちイイ」
「ぁ・・・何・・・っ・・・漏れてる・・・ぅ・・はぁ・・・ぁ」

マスターはダラダラと零れるカウパーに焦りながらオレを中で感じてくれてる。震えて頬をほんのりピンクに染めて色っぽい顔で吐息を吐き出す
あぁ、可愛い・・・可愛い・・・マスターの昂ぶりを撫でるとビクビクまた震えて後ろを締めあげてくれる・・・あぁ、そんなに締めたら苦しいのはマスターのほうですよ・・・ギュウギュウしてオレのカタチはっきりわかるでしょう?

「はぁ・・・んっ・・・ダメ・・・ゴリゴリ・・・押したらっ・・・」
「オレ、動いてないっすよ?マスターが後ろ締め付けて自分でイイところに当ててるんですよ」
「っ・・・達く・・・達っちゃ・・・」
「はい・・・たくさん達ってください・・・オレをギュウギュウここで締め付けて?」
「んぁ・・・原田くんっ・・・っ・・・」

マスターの体が震えてオレの腹を白濁で汚す・・・あぁ、課長の淫らなお友達最高です・・・最高です





「原田くん・・・」
「はい?」
「なんか・・・すごかった・・・」
「悦かった?」
「すごかった・・・」

うっとりした顔でオレの頬を撫でてくれるマスター・・・あぁ、撫でられるのって気持ちイイ・・・もっともっと撫でて。甘やかして・・・

「まだ甘えたいのか?」
「うん」
「んじゃホントにすごかったから暫く撫でててやる・・・」

優しい手・・・店を出たら口は悪くなるけれど、やっぱり思った通り優しくて気持イイ手・・・マスター・・・オレ、課長のこと諦められたらいいのにな・・・こんなに素敵な人がオレの周りにいっぱいいるんだから辛い恋心なんて諦められたらいいのになぁ・・・

「タクのこと少し話してやろうか・・・」
「うん・・・?」
「タク・・・あいつさ、元々はもう少し可愛げあったんだ・・・少し前に裏切られるまでは・・・」
「うん・・・」
「タクの会社の同期ってやつがな・・・あいつを傷つけて人を好きにさせる気持ちを奪ったんだ・・・」

課長の同期・・・もしかしてあれかなぁ・・・課長と一緒に過去最高の売り上げを上げてっていう・・・すごい優秀だったんだろうな・・・っていうかそんな人と恋仲だったの・・・?課長の元カレってどんな人たちだったの?どうやって課長を愛していたの?課長に愛されて・・・いたの?






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理想のあなたと恋の鐘20 - 02/20 Mon

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控室に入って来たマスターが蝶ネクタイを少し緩めるのを見て抱き寄せる
細い腰・・・でも、課長のとはまた違う・・・

「すごいな・・・原田くん。キミが人気なのはコレ?」
「ハハ・・・積極的ですね」

マスターがオレのムスコをスラックスの上から撫でながらそう笑っていてあぁ・・・ホントその笑顔素敵です・・・課長とイイ、マスターとイイ年上の色気っていうやつなの?なんなの?っていうか課長の友達関係こんな・・・こんな・・・なんでみんなそんなエロいんですかっ?!

マスターはファスナーを下ろして暫くオレのムスコを見つめながら悩んだ後、口を開けて舌先でチロリと舐めるとゆるゆると手で扱き始める

「マスター・・・なんていうか・・・オレ、やられるだけ?」
「黙ってろ」
「あ、はい」

刺激を与えられるとその気になって来るのが男ってもんでー。それがこんな色気のある美人にこんな触られ方したら当然でっかくなっちゃうわけでー・・・マスターが口を開いてそれを含むと課長とは違う舌の動き。そう違う。全然違う・・・でもこの慣れてない感じがイイ感じ・・・エロいのに初々しい感じで・・・あぁ・・・可愛い・・・美人で・・・あれ・・・?慣れてない。そう!慣れてないっ!マスター慣れてないんだっ!

「マスター・・・あの・・・あんま・・・その、経験ない?」
「!」
「や!別に下手とかじゃないすよ?!マジで!すっげぇイイけど・・・そんな無理しなくてもって思っただけで」

マスターが口を離すと一気にオレの下半身が寒いよーって震えちゃう・・・そしてマスターが立ち上がってオレを睨むように真っすぐ見つめて頬を撫でてくる

「よくわかったなぁ・・・さーすが遊び人」
「や!あ・・・違わない・・・?遊んでないわけじゃないですけど・・・でも、なんか初々しさが・・・その・・・」
「経験なぁ・・・ないこともない。こんな仕事だし皆無ではないけど基本オレ、ノーマルだからなぁ」

え・・・?!ええ?!
でも、課長とは男の趣味が被るとなんとかって言って・・・あれ?

「で、やらねぇの?」
「そりゃ・・・したいですよ。オレ、今すっげぇ甘えたいもん」
「甘えたいのか」
「でもさ・・・オレのこんなだし、ここで手早くーっつーのはキツイの判りますよね?」
「なんだよ・・・オレの部屋行きたいっつってんの?」

マスターがキス・・・あ、キスすごいイイ・・・上手い

「で、オレの部屋に入れたらお前はオレを悦くできるっつってんの?大した自信だなぁ?」

自信?違う違うー!必死必死っ!!!オレだけ悦くされるのは今、ちょっと違うんだってばー!!!オレがさっき言ったことマスターは覚えてるかな・・・オレはセックスするときその時その時でその相手に恋してる。今だってマスターに恋してるから・・・マスターを感じさせたい悦くしたい・・・そりゃ、もちろん、課長のこと忘れられるわけないんだけどさ・・・今だけは忘れたいのに忘れられないんだけどさ

「まぁ、今日はなんか暇だしあいつらにも回せるだろうな・・・鍵渡してくるか」
「い・・・イイの?っていうか、ホント・・・イイの?」
「お前に火を点けたのオレ。で、お前の自信にオレも火ぃ点いたっつーだけ」

マスターがまた妖艶な笑みを浮かべると控室を出て行って不安が襲ってくる。課長・・・オレ、今から課長の親友と寝ますよ?課長は嫉妬してくれますか?少しは嫉妬してくれますか?






マスターの後を着いて行く夜道。謎が多いマスターの部屋ってどんなところなんだろう

「ここ」
「・・・こ、ここ!?」

着いたのはなんていうかすっごいマンションだった。え・・何?マスターって何者っ?!やっぱり謎すぎるじゃんっ!課長と同い年で店持っててこんなすげぇマンション住んでて課長を好き勝手してた奴らをどっかに連れて行かせて・・・やっぱりあれじゃない?美人局!!!!

「学生時代から株で稼いでてな・・・まぁ、今もだけど。気付いたら結構貯めてただけ」

オレの心を見透かしたように呟いたマスターはあれですかね!読心術でもあるんですかねっ!?それともオレがすっげぇ判りやすい人間なんですかね?!
マスターはオートロックのエントランスを抜けてエレベーターのボタンを押す

「すごい才能・・・ですね」
「あぁ?あぁ・・・見る目はある。昔から人も物も会社も先もなんか見通す力?判んねぇけど勘が働くんだよな」
「じゃあ、マスターから見てオレは?どうっすかー?」
「・・・」

え・・・その無言っ!!!無言やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!

オレの問いに応えないままマスターはさっさとエレベーターを降りて部屋へと行ってしまう・・・冷たいなぁ。お店ではあんなにも優しいのに・・・撫でてくれる?ねぇ・・・抱きしめてくれる?オレを優しく抱きしめて・・・







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理想のあなたと恋の鐘19 - 02/19 Sun

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「キミに出すお酒はないけど?」

マスターの冷たい声がオレの冷え切った心に痛いーーーホント痛い・・・でも飲まなくちゃやってられないんだもん。オレ、ショックが大きすぎてさぁ・・・

「冷たいっすね・・・」
「あんなやつでもオレの友人だからな」
「お酒・・・酔えるやつならなんだってイイんですけど・・・」
「出会いを求めて来たんじゃないのか?」

心の寂しさを埋められる酒はここでしか飲めないと思って来たのにマスターは冷たいしさ、今日に限って常連で愚痴を聞いてくれそうな人もいないしさ・・・
今のオレはあれだよ?きっと誘われたって誘いに乗れる気分じゃない。まぁ、失恋の痛みは新しい恋で消せとか言うけど新しい恋なんて要らない。諦めないから・・・

「まぁ、あいつとまともに付き合えっつーほうが厳しいか」
「マスター・・・セックスって好きな人とするもんですよねぇ?」
「じゃあなんだ。キミは毎週末ここで会う人を好きになってからセックスしてたって言うわけ?」
「もちろん!」

そう。確かに課長を抱けるまでは毎週末ここで毎回のように違う相手に惚れて抱いてきた。それはおかしいコト?毎回頭の中でこの人だーって恋の鐘が鳴ってたのにそれはおかしいコトですか!?
でもその瞬間その瞬間はホントに恋してたもん。オレの中であれは間違いなく恋心だもん

「惚れやすいのか・・・」
「惚れやすい・・・のかなぁ・・・あの人のこともそりゃ一目惚れだったけど、でもね、あの人だけは寝ても醒めても振られても毎回会う度に恋心が冷めないの」
「・・・キミ、モテるのにどこか残念だよね」
「どこかってどこ!!!マスターは美人なのに意外と冷たいよねぇー」
「僕?そうかな・・・」
「そうだよ・・・ホント、美人でいつか機会があったら口説こう口説こうって思ってたくらいなのにさぁ・・・」
「じゃあ口説いてみなよ・・・」
「え!!!」

マスターの妖艶な笑顔・・・なにそれ!なにそれっ!!!こないだは怖くてカッコよくて痺れたのにそんな妖艶さも持ってるとかやっぱり恐ろしいよっ!マスターーーーっ!

「彼、僕と寝たって言ったらきっと気付いてアクション起こすよ?」
「・・・マスター・・・誘ってんの?」
「どうだろう・・・?」
「っ・・・オレ・・・結構今、傷ついてて無茶したい気分ですよ・・・?」

マスターは余裕の笑顔を浮かべてオレの目の前に銀色の金属を差し出してくる・・・何これ・・・これ・・・鍵・・・

「控室のカギ」
「っ・・・判ってんすか・・・オレ、マスターの親友の・・・恋人じゃなかったけどセフレですよ」
「セフレだろ?じゃあ、イイんじゃね?」

なんだよ・・・モテ期到来ってやつなの?新しい恋人は作れなさそうだけど今この胸の痛みを寂しさを紛らわせるために乗っちゃうよ?イイの?・・・あ、いや、これあれなんじゃない?美人局?みたいな・・・強請られるんじゃ・・・

「で、どーする?」
「っ・・・乗る・・・」
「じゃ、先、行ってたら?そこのドア入った先が控室。桜!夜蝶っ!ちょっとここ任せるから」

オレは鍵を握り締めてマスターに言われたドアへ入ってその先の控室のドアにカギを差し込む・・・抱くとか抱かないとか出すとか出さないとかそういうのじゃなくて今、誰かに抱きしめてほしい気分だったから・・・優しく誰かに頭撫でられたい・・・それが年上のマスターみたいな美人だったら最高で・・・オレの心はやっぱり課長を求めてるけどそれと同時に課長からはもらえない優しさも求めてるから







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