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アイスクイーンとの恋はホワイトアウト27 - 07/31 Tue

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神崎さんと寺島さんが卒業していないサッカー部っていうのは確かにレギュラーずっと守ってたボクの居場所はあったけれどどこか落ち着かなくて大学は神崎さんや寺島さんたちがいるところにしようって決めた

落ちたけど

でも、近くの大学には受かったけど面白くない。神崎さんと寺島さんから連絡がなけりゃ会えない関係だから。ボクから連絡?そんなのできるわけないでしょ。ただの後輩なんだから
気にかけてくれる神崎さんと寺島さんがいない。なかなか会えない。不安。落ち着かない。流石にもうイジメられはしなかったけど誰もボクなんて気にかけてくれない。ボクは空気。ボクは1人。ずっと1人だったんだから平気。でも、誰か、誰かボクを求めてほしいと望む心

そんな中、出逢ったのが七瀬さんだった

『覚えてない?!オレ!』

神崎さんがいて、寺島さんがいたから合同合宿でボクに話しかけてくれた七瀬さん。明るくて苦手なタイプ。いつも人に囲まれていて、きっとイジメられる人の気持ちなんて全然知らないようなタイプ。でも、近くに寺島さんたちがいなくても構ってくれた人。覚えてる。ボクに構ってくれる人は覚えてる。珍しいから。貴重だから

構ってくれる人がいなくて寂しかったボクに毎日のように構ってくれる七瀬さんのお陰でボクはまた平穏な日ができた。寂しくないけれど心に空いてた穴が埋まる感覚。誰かに求められてることがボクを落ち着かせてくれる

『好きなんだけど』

そして突然告白されて鳥肌が立った。別に嫌でとかじゃない。ボクは誰かに好きになってもらったことなんてないから。こんな暗くて地味なボクが人から好かれるだなんて奇跡でしょ

でも、同時に怖かった

付き合ったこともないボク。でも、好きって感覚は判る。助けてくれて頼りになって優しい寺島さんのことが好きだったから。将来を決めた彼女がいる寺島さん。気持ちを告げることは決してないけれど好きは判る

一緒にいてドキドキするし楽しい気持ちになれる人

でも、だからといって原もいないこの場所で、神崎さんと寺島さんともなかなか会えないこの場所でボクが気にかけてくれる人が、ボクを唯一好きだといってくれる人に付き合えないと言って拒絶なんてしたらいなくなってしまうんじゃないかってことは恐怖でしかない

ボクはズルい

付き合えないのは付き合ってしまえば裏切ることになるから

寺島さんに呼ばれたらボクは寺島さんの誘いに応じなきゃいけないから。断ったらもう2度とボクを誘ってくれない、気に掛けてくれないんじゃないかって思うから。ボクのヒーローに会えなくなるだなんてボクは嫌だ

七瀬さんとセフレなのはそういう理由

失いたくなくて七瀬さんを傷つけてるのも判っているけど傷つけても優しくて気に掛けてくれる七瀬さんに甘えている

「ホント兼季くんわかんなーい!」

そう。ボクは判りにくい。そんなボクを気に掛けてくれる人は特殊で失いたくない人







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アイスクイーンとの恋はホワイトアウト26 - 07/30 Mon

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ボクはズルい人間だ

付き合うことが怖くて二股と思われるのが怖くて付き合ってないことにしたんだ

「兼季くん、バイトこの時間入るの珍しくないー?」
「そうですね」
「えー!なんで会話終わらせよーとすんのー?!」
「別に」

暗いと昔から言われてた

小さい時、背も低くて暗いボクはいじめられっ子だった。原と一緒にイジメられてた

イジメられてたけど1人じゃないっていうのは心強かった。そんなボクは自分勝手だと自覚はある。イジメられてるのはボク1人じゃないって安心するのはおかしい

「別にって何ー?!あたしとは話したくないわけー?!」
「すみません」

中学へ上がるくらいで一気に伸びた身長のおかげかイジメられなくなって、同時に勧誘されて入ったサッカー部。友達もいなかったけれどそれに打ち込むことでボクは少しだけ強くなった気がしたんだ

『かおちゃん、最近強くなったね』

原は相変わらずイジメられていて、強くなった気でいたボクだけど原を助けることもできなくて一緒にいるとボクまでイジメられると思って学校で冷たくしてたのに原は相変わらずボクと友達でいてくれたから一緒にサッカーやろうって誘ったんだ

『かおちゃんが誘ってくれるなんて嬉しい』

原の笑顔に余計罪悪感は増した。でも、サッカー部入ったらボクと違って明るくてよく笑う原はどんどん友達できて、不思議と友達増えるとイジメられなくなることに罪悪感は次第に減っていく

『かおちゃんが誘ってくれたからオレ生きていられるんだー!』

バカじゃないの?ボクは罪悪感で誘っただけなのに。でも、ボクよりも楽しそうにしてるんだからチャラだよね

高校も同じ。これは原が決めた。ボクにはサッカーしかないって思ってサッカーの強いところに行こうと思ってることを打ち明けたら原が色々調べてくれて2人で頑張って入った高校はそれなりに強豪校だけど1番じゃないところ。1番じゃチャンスが回ってこないかもって原の意見で決めたところ
だからこそ、ボクはサッカー部に入ってすぐ1軍に入れた。数人しかいない1年1軍レギュラー。嬉しかった。ボクのこと認めてくれる人がいる場所ができて嬉しかったんだ

よく判らない変なあだ名つけられてる先輩たちはみんなすごい人たちでボクもそんなあだ名欲しいって思ったんだよね。まぁ、そこまで目立つ存在じゃないから諦めてたけど

『よし!なんか芸やれ!』

そんな突然のフリにボクは戸惑った。友達が原以外いないボクが何かできるはずもない。サッカーしかないのにサッカーなんてここではなんの芸にもならないから

『はい!オレがやります!!!』

原はボクを助けてくれた。映画の主題歌歌ってた。原ってこんなことできるやつだったんだって思いながら少し呆れて、でも意外と裏声で歌うその歌が上手くてやっぱり驚きのほうが強かったかもしれない

『お前面白いな!』
『ありがとうございまーすっ!』

原はここでも人気者。1軍でもないのに人気者。ボクは原しかいないのに。耐えられなくなって逃げたら毎日追いかけて来る原

『かおちゃん!待ってよ!ねぇ!かおちゃん!』

原があの映画の歌、歌ったこともあって追いかけられるボクはいつの間にか氷の女王なんてあだ名つけられてた

こんなの望んでなかったけどアイスクイーンって呼んでもらううちに先輩たちに段々と声掛けて貰えるようになってボクの周りにはあだ名がついてる元同士だからなのかキングとガーディアンがいつもいるような状態。誰もボクをイジメない。皆、声掛けてくれる。人気者のキングとガーディアンが傍にいるから


神崎さんのキングってあだ名は確かにフィールド上でも最強だったからもあったけれど、それ以上に王様な振る舞いからつけられたんだってのはすぐに理解した

『オレらのドリンク買ってきてー!ついでにオレアイス食いたいー!』

そう言い出すとすぐに買出しへ出掛けるのは1年の役目。そんなのはイイ。それくらいやるんだろうって覚悟してたし

でも、ボクは神崎さんに行かなくていいっていつも買出し行かなくて済んだんだ

同級生の中にはボクだけ特別扱いなのが気に入らない奴らも当然出てきてまたボクはイジメられっ子に逆戻り。神崎さんと寺島さんがいない時、上級生がいなくなるとボクは掃除を押し付けられ、洗濯物も押し付けられた

でも、それでもボクの居場所を守るために耐えたんだ。これくらいイジメのうちに入らない。耐えられる。だってボクには神崎さんや寺島さんがいるから

『何で1人で掃除やってるんだ?』

ある日、忘れ物取りに来た寺島さんにバレて文句言ってやると言われたけどそれを拒否したら、翌日から神崎さんの買出し要求、寺島さんが引き受けるようになった。レギュラーに頼んでないって神崎さんの言葉を押し切って毎日寺島さんが神崎さんの雑用やるようになったからボクも一緒にそれに付き合って動くように・・・

ボクと寺島さんが動くことで不満がなくなった同級生からイジメはなくなったし、ボクの場所が再び平穏なものになったんだ

寺島さんのおかげ。寺島さんがすごいから

この人の傍にいたらボクは居場所を守れる





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アイスクイーンとの恋はホワイトアウト25 - 07/29 Sun

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いくら抱いたって優しくしたって敵わないのはなんで?恋人のように振る舞うと少し照れる薫が可愛いけど、それ以上なーんにもなくて靡く様子なんてどこにもないとちょーっと流石のオレも思ったよりも人望も厚いオレも心折れるかもー。なーんでオレと付き合ってくれないのかなー?気が早すぎ?でも、春までってあんまり時間ないわけよ!なんで?なんでダメなの?だって嫌いじゃないじゃん?絶対嫌いじゃないじゃん?オレが貴文にググっとこなかった理由と同じ?貴文は優しいし、彼氏を忘れるためにだけど、それでもこんなオレと付き合おうって言ってくれたのにそれを断るのと同じ感じ?

寺島といるときの薫の笑顔が頭から離れないんだ。オレの前でなんで同じように笑ってくれないの?でも、なんでオレを離すこともしないの?でもだから期待していいってことだよね?それとも、薫は小悪魔なの?悪魔なの?

悩んでても相変わらず苦しくても日常は過ぎていく。バイトもするし、学校も行く日々

「薫ー!」

大学帰り、部屋の近くで薫の姿を見て駆け寄った。もーね、なんだろ。今、多分オレ犬みたいに超尻尾振ってるよねー。薫はめんどくさそうな顔してるけどっ!アハっ!そんな薫ですら可愛く見えるオレ末期ー拗らせてるってこれじゃないー?!

「どこ行くのー?ご飯ー?ご飯ー?一緒に行ってもいいー?お腹空いたー!」
「バイト」
「えー!今日バイトの日じゃなくないー?」
「シフト増やしたんで」
「マージーでー?!なんでー?!なーんでぇぇぇ?!」

変わらない表情の薫が読めない。オレがウザいからバイト増やした?暇してるとオレが来ると思って?ご飯一緒に食べるの嫌?そりゃ、色々がっついちゃうけどオレ、体だけじゃなくて心が欲しいんだよってアピールするために我慢してるよね?!薫の負担にならないようにって思ってるけどまだ足りてなかったかな・・・キツかった?それとも・・・

そんなにオレが嫌?セフレのままがいい?恋人がいいって言うオレがそんなに嫌?勝手に恋人っぽく振る舞ってるところがダメだった?

「薫、あの・・・さ」
「余裕なんてないんで」
「え?」

あぁ、もしかして神崎たちと集まるからお金必要?じゃあ、断ればいいのにっ!でも、寺島が来るんだから断れないよね。だよね。オレも薫が来るって聞いたら断れないし。判るけど。判るけどさ
あーもやもやするー!!!

「旅行なんて簡単に言うけどボク、そんな余裕なんてないんです」
「え」

まさか!まさか!オレとの旅行?!

このタイミングで寺島に誘われてるとかじゃないよね?オレとの旅行のことだよね?!ねっ?!
え!薫も楽しみにしてくれてる?!ホントに?オレが嫌でとかじゃなくて、オレとのためにってことだよね?やっぱ、薫って・・・

「薫っ!」
「バイト遅れるんで」
「あ、はい」

抱きしめたい。キスしたい。でも外じゃできないし、オレとの旅行のためにバイト行こうとしてくれてるんだから我慢しなきゃ

あーーー!我慢しなきゃぁぁぁぁっっっ!

「いってらっしゃい」

ぐっと我慢してそう言ったらペコって少し頭下げて歩いて行く薫。ペコってやつ、可愛いな。っつか全部可愛い。なんだよ!その可愛さ!!!オレがバカなの?でも恋にバカになるならよくない?いいよね!絶対イイ!

だってさ!ただの片想いじゃないって!思い違いじゃないって!薫、オレのこと好きじゃん。大好きじゃん!寺島と行くんじゃないんだよ?オレとだよ?!好きな人と行くんじゃなかったらわざわざバイト増やしたりする?!断ればいいじゃん!セフレって割り切るなら誘ったオレに出させるってのもアリだよ?!でも、しない。薫はオレが好きなんだよね?!ね?!嫌われたくないんでしょ?そういうことでしょ?!

オレも大好き。薫が大好きだよ。つきあってどうしたいの?って言われるけど、付き合って幸せになりたい。幸せにしたいんだ。今よりももっと。将来誓いあってずっと一緒にいたいんだ








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アイスクイーンとの恋はホワイトアウト24 - 07/28 Sat

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目を開けた薫が突然殴って来る。なーんでー?!なんで殴るー!痛いじゃーん!でもオレがちゃーんと薫に伝わる告白をしたのが夢じゃないって証拠なら甘んじて受けようじゃなーいかー!んー?

「寝顔見てるとか最悪な趣味ですね」
「いや、寝顔じゃない」

顔を隠そうとした薫にキスをする。愛しいから。もうそれでいい。愛しい。例え薫が寺島を好きだとしてもオレの気持ちはオレのもの

「キスするために起きるの待ってた」
「・・・似合わないっ!ばっ・・・バッカじゃない?!そんなっ・・・こっ・・・恋人みたいなっ」
「オレは薫が好きだから。恋人になりたいなーって一生懸命なだけだよ」
「・・・」

相変わらず変わらない表情のまま体を起こして布団から出て行く薫
そんな所まで愛しいとかオレバカなの?バカだよねー。知ってる!

「薫ー」
「何」
「どこか行きたいところないー?」
「・・・バイトでそれどころじゃないです」
「うんー。でも春休みならシフトまだ出さないだろー?」
「・・・」

あっれぇー?!薫、耳まで赤くない?!あれ?何この反応!可愛すぎる!こっち向いて!!!どんな顔してんの!

「・・・ぁ」

腕掴んで振り向かせたら凍りついたよ。オレの時間。オレに足りなかったの恋人らしさだったわけ?この2年以上何してたのオレ!

「離して」
「・・・ヤーダ」

ベッドに引き戻すと腕の中に閉じ込めてやる
心臓の音がうるさい。可愛い。愛しい。それ以上!オレの語彙力ーーー!もっと発揮してぇぇぇぇーーー!!!

「薫、行きたいところ考えといて」
「・・・」
「オレも考えておく。薫と行きたいところ」

あーもーオレの腕の中から早く逃げようとしてもがいてる薫可愛すぎでしょー?顔赤くなったの見られたくないんだよー?この子ー!
可愛すぎるにもほどあるよねー!いや、もっともっと可愛くなってイイよ?でも、オレの前だけにして?オレだけの薫・・・





『緊急招集!大人数で飲み会やりたい。騒ぎたい』

そう神崎からメールが来たのは冬休みが開けた頃
大人数でってー?っていうかオレにそれ来たってことはオレにも高校ん時の部活メンバー集めろってことー?!

『場所は抑えた!あとは七瀬が10人は声掛けることっ!』

待ってぇー!待って待ってぇーーーー!場所抑えたってそんな人数入る大きいところ抑えたってどーゆーことーーー?!ないないー怖い怖いー
でも、リョーカーイ!とか軽く返信しちゃうオレもオレ!あーきっつい。乗っちゃうこの性格きっつーい
でーもー期待されたからオレってところ見せないとーと早速連絡先覚えてる奴らに連絡しまくっていく

正直、連絡するのも高校卒業してからずっとしてない奴らが大半だったから集まるわけないって思ったよねー。でもーなーんでか集まっちゃうのはオレの人望って思っていいかなぁー?!いーよねぇ!!!あっれー?なんでオレこんな人望あんのにモテないのー?顔か?!顔か!!!

くっそ!神崎になりたいーーー!あの顔ありゃオレ付き合ったことない歴が年齢とかないじゃんかー!あれ?オレ、誰かになるなら寺島じゃないの?寺島になって薫に愛されたいはずなのにな・・・

たくさんに愛されたいわけじゃない。オレが今欲しいのは薫の愛だけのはずなのにおかしいよね。神崎になりたいって








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アイスクイーンとの恋はホワイトアウト23 - 07/27 Fri

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「オレは、オレは・・・割り切れないから苦しい」
「っ・・・じゃあボクだけが諦めればいいの?好きな人をボクだけが諦めて!それで・・・何もなかったみたいに七瀬さんに笑えばいいの?!」

声を荒げたりしない薫が珍しくオレに声を荒げてる。初めて薫の強い感情ぶつけられた気がする。薫も苦しんでるの知ってる。判ってる。叶わない相手に恋してるから苦しいの判ってる

「そんなのズルいでしょ」

ズルい・・・?恋愛ってそういうもんだっけ?オレと付き合うとオレだけが幸せ?薫にはにとつも幸せあげられないと思う?楽しいことひとつもないと思ってる?
今までひとつもなかった?オレが付き合ってるって思ってる間!薫は全然幸せじゃなかった?オレだけなの?薫と付き合って、薫と付き合ってると思ってたときオレだけが幸せだったの?

「じゃあ薫が苦しいからオレも苦しめってこと?」
「っ・・・でも!だから!ボク」
「だったらオレも薫と同じように薫とセックスもしちゃいけないよね」
「っ・・・でもっ!そしたら」

可愛い薫。可哀想な薫。自分の体差し出してまでオレを引き止めておきたいの?
オレのコトちっとも好きじゃないのに?いやいや、んなわけないよね?

「・・・ボクは1人でよかったのに!片想いだけでよかったのに!それだけで我慢できなくなったのは七瀬さんのせいっ!」

あぁ、もう。ホントムリ。薫可愛すぎてムリ

「薫・・・付き合おう」
「何回言わせるの」
「っ・・・付き合って下さい。オレと付き合って下さい」
「今、断ったの判らなかったわけ?」
「じゃあ、一緒に暮らし始める日までにオレ、頑張るから」
「・・・何を」
「寺島を諦められなかったらルームシェアでイイ。でも、それまでにオレを好きになれたらそのまま正式に付き合って!」

何も言わない薫。もしかしてそれ、イイよって意味?イイ?そう取るよ?

「ボクはどうしたらイイわけ?それで判ったって言えば七瀬さんあの人と付き合ったりしない?」
「・・・うん」
「ボクがもし七瀬さんの言う日まで諦められなかったら?!そっちと付き合う?」
「オレ信用ないなー」

可愛い。バカな薫。でも、そんな薫が愛しくて堪らないんだ

「貴文は友達だけど薫が気にするなら連絡取るのやめるよ」
「別にそこまでは・・・」
「それだけ薫を本気で好きなんだ」

恥ずかしいことたくさん言った。でも、嘘吐いてるわけじゃない。全部本心。恥ずかしくてもカッコ悪くてもぶつかることが必要かもって貴文の言葉、こういうことだったのかな。初めて薫の気持ち見えた気がする

ネタでつけられたアイスクイーン。オレにはホントにアイスクイーンだよ

ワガママで独占欲強いくせにそれを氷の表情で隠し続けてさ。薫が判らなかった。美しいオレのアイスクイーン







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アイスクイーンとの恋はホワイトアウト22 - 07/26 Thu

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昼飯にラーメン食った後、適当にブラブラして部屋に戻るとまた寂しさが襲って来てテレビをつけて音量を上げる

楽しかった。貴文といるのは楽しかったんだよ。ホントに。普通に遊べるのも奇跡的だよね。なんでも話せてよく笑う貴文は見てるだけで楽しくなってくるくらい可愛いし。一緒に笑えるし・・・貴文を薫の代わりだなんて思わなかったくらい

トントン

ガバッと体を起こす。控えめなノックは薫のノックだから

「いるんでしょ?」

薫・・・寺島と別れてからそのまま来た?なんで?寂しくて?オレに会いたくて?

「・・・」

ドアを開けるとすぐに見上げられる。あ、これキス求められてる。可愛い。キス・・・んで、フワリと香る薫のシャンプーの匂い。部屋で浴びて来たのか・・・オレと・・・するため?

「・・・朝、途中だったから・・・って思ったんです・・・けど・・・も、必要ない?・・・だよね・・・ボクじゃなくても、いるんだし・・・」

いやいやいやいや!なんでそこでしおらしくすんの?!オレ傷ついて凹んでたのに!小悪魔かなんかなの?!オレを弄ぶの?!ヤダ!やめてーーー!騙されないよ?!簡単に騙されるもんか!朝だってオレはこれに・・・いや、騙したか?薫は騙してないな・・・うん。薫は悪くない

ぎゅっと抱きしめると薫のシャンプーの香りを嗅ぎながら耳元に唇を寄せる

あー、薫だー。すげぇ薫ー!めっちゃ可愛くて愛しくて・・・一気にこんな気分になるのは薫だけ

「・・・薫、楽しかった?」
「は?何それ」

楽しかったけど寂しくなって苦しくて忘れたくて来た?気持ちよくなって一瞬でも忘れたいから?だから?

ヤバい。超カッコ悪い。でも、でも、オレだって!オレだって!

「七瀬さんだって・・・一緒にいた人、綺麗な人だったね。楽しかった?」
「あぁ、だな。楽しかった」
「・・・っ・・・ルームシェアっ!ボクとするのやめてあの人とするの?」
「ぇ・・・」
「ルームシェアじゃなくて・・・同棲?お揃いのだっさいマグカップなんて揃えてさ!ボクのことはどうだっていいんだよね?」

なんだよ!なんで薫がそんな顔すんの?!オレに対するその独占欲何?!ズルイよ!ズルイ!オレ、だって・・・こんな苦しいのに薫のこと諦められないんだよ?!

「貴文は」
「聞きたくない!」
「・・・友達」
「聞いてないってば!」
「昨日は貴文とホテル泊まった。でも何もなかった。言ったよね?」
「・・・別にそんなことどうでもイイし聞いてないんですけど」
「するつもりでホテル行ったのにできなかった。意味判る?どうしてか判る?」
「だからっ!聞いてない!何度言えばイイわけ?!」
「薫が好きだから!薫しかヤなの!判んねぇ?」

薫の瞳が揺れる。そんな顔させたいんじゃない。寺島といた時みたいに笑ってほしいのに!なんで!なんで!

「でも、信じられないのも判る。未遂でもそのつもりでホテル行ったんだし」
「聞いてない。どうでもいい」
「聞いてよ!オレカッコ悪いけど!やっぱりこの関係キツい!薫はオレの事・・・どう思ってんの?付き合ってよ。忘れさせるから!オレと」
「ムリ」

終わった

終わったよね。せめてオレがイケメンだったら、神崎みたいにイケメンで性格も完璧だったらよかったのにな

「付き合ったら寺島さんから呼ばれた時すぐ行けないってことでしょ」
「え」
「・・・判ってる。でも、寺島さんから呼ばれたら気持ち抑えられない」

待って。待って?

それがなければ付き合えるの?オレの事、好き?

「行ってもイイって言ったら?」
「朝みたいに途中でも追い出してイイわけ?」
「それは」
「セフレの方が割り切れるでしょ」

割り切れる?オレはムリ。薫だって割り切れてないじゃん。オレが貴文といたの嫉妬して、シャンプーの匂いが嫌だとか嫉妬して・・・ルームシェア止めるんじゃないかって不安になって

割り切れないこのセフレって関係、最初から機能してないじゃん

それに・・・

付き合って、寺島に呼び出されて出掛けるのを悪いと思うってことだよね・・・オレに悪いって思うんだよね・・・






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アイスクイーンとの恋はホワイトアウト21 - 07/25 Wed

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「えー!マジで?そんなことなってたの?」
「んー。そうー。ごめん。別れてすぐ連絡して。今日予定ないって言ってたからつい」
「いや!イイよイイよー。僕ホントに予定なくて暇だったし!」

あー、貴文といつも会うの仕事終わりだったからスーツじゃない貴文って新鮮ーっていうか並んで歩いてたら確実にオレより若く見えてるよね!オレ現役の学生なのにー

「僕から言ってあげよっか?ホントに友達だって。何もなかったって」
「いや、そこまでは」
「まぁ、余計ややこしくなっちゃうかー」
「それも怖いー」

あー、私服だと笑った顔もさらに可愛く見えるんですけど!なーんで昨日のオレ断れたわけ?!っつかこれが信じて貰えない要因だってわかったはずなのにまーたオレ揺れてんの!仕方ないっしょ。だってタイプだもんね。そりゃー仕方ない
薫に似てるんだもん。薫の顔って完璧にオレのツボなんだよなぁ・・・ホント、やばいー

「あ、ちょっと見てってイイ?」
「うん」

あー、貴文オシャレさんだなー。こういう雑貨屋とか入ったことないし!

「こーゆーの憧れでさー」

貴文が手に取ったペアのマグカップに微笑んじゃう。オレも憧れてた。っつか薫に揃えようとか言ったけどルームシェアだからって却下されたもののひとつ

「女々しいでしょー?部屋にあったペアのマグカップは彼と別れ決めた時に処分しちゃってさー。でもやっぱりペアのマグカップがいいんだよねー」
「うん。判る」
「引っ越しするとき全部買い替えよっかなーって」
「引っ越すの?」

昨日そんな話ししてなかったじゃん!折角近くに話せる友達できたって思ったのに

「やー、まだ考えてるだけだけどさ。今の部屋じゃ彼ずっと来ちゃうし」
「あー・・・」
「引っ越ししてさ、連絡しなくなったら前進めるかなーって思ったりもして」

オレにはムリ!薫が体だけでも求めてくれるんだから傍離れたくない

「どーしよっかなー」
「これも可愛くない?」
「あぁ、可愛いねー!迷うなー」

っつか真剣に貴文が可愛いですけど!

薫はこんな風に笑わないもんなー。でも、時々はにかんだようにフニャって笑う顔は堪らなく可愛い

「あーカラトリーまで可愛い」

んー・・・カラトリーってなんですか?!

っつかめっちゃ楽しそうな貴文見てるとなんか可愛くてこー・・・ムラムラっていうか・・・あー、いや、やっぱムラムラかも。オレ、薫に中断されて放置されたんだった。そりゃー・・・ねぇ?

「貴文・・・」

やや!待って!オレ何言おうとした?!いやいやーバカ!薫に信じて貰うために頑張ろうって思ったの、決意したのついさっきじゃん!

「何?」
「それ、買ってあげよっか」
「え?」
「・・・いや、なんだろ。なんか今買ってあげたくなった」
「バカだなー。ナナはバカだー」

バカだけどそんなこと言わなくてもー

「もし僕が薫くんだったら買ってあげたいって思ったんでしょ」
「・・・」
「だーけど僕は薫くんじゃありませーん。それに僕、こう見えてもちゃんと稼いでるからね!バイトのキミよりも」
「・・・うん。そうだよね・・・」

だよねー。こういうとき大人だなーって思う

「七瀬さん!」
「え・・・?」

ポンと肩を叩かれて振り返るとあり得ない人物に時が止まったように思った

っていうかさ、っていうか?お店なんて沢山あるのにオレが初めて入った店で会うってどんな確率よ?

「買い物ですか」
「あ・・・あぁ。そうそうー!まぁ、友達の付き合いだけど。お前もー?」

驚いたけど戸惑ったけどそれでもいつも通りに笑えるオレでよかったー

「薫、こういうの詳しいから付き合ってもらって彼女へのプレゼント選びに」
「あー!そーなんだ!何ー?薫こういうの詳しいんだ?知らなかったー!」

ホント知らなかった。だからここで寺島と薫に会うなんて思ってもみなかった。だって薫興味なかったじゃん。だってオレが利いた時だって・・・あ、オレだから?相手がオレだから?ペアのマグカップも何もかも要らないって?でも、寺島となら?寺島とならイイの?薫・・・ねぇ・・・薫

「ナナ、これどうかな?」
「あぁ、イイと思うよ?」
「じゃあこれ買っちゃお・・・会計して来るから待ってて」
「うん」

あー、貴文に気を遣わせたなー

「寺島さん、あっちのディスプレイされてたやつ色違いもあったんですけど」
「あぁ、ピンクってガラじゃないもんな!青ならイイかも!お前、ホントにオレの彼女趣味まで判ってて最高だな」
「何回もプレゼント買うの付き合わされてますから」

あ、何その可愛い笑顔。すっげぇ可愛いけどオレに向けられてるんじゃないって思ったらすげぇ嫉妬で頭おかしくなりそうなんだけど

「あ、友達戻って来ましたね?じゃあ、これで。また、飲み行きましょ?あと、欲を言えばまた七瀬さんとサッカーもやりたいです」
「ふはっ!神崎に頼んだらあいつグラウンドも借りてくれそうだよな!っつかお前!オレとサッカーやりたいってオレにゴールさせないのがそんなに楽しいわけ?!」
「そんなの判らないですよ」
「じゃあオレも声掛けたり集めたりするから・・・あとは神崎頼みってとこだな」
「じゃあ」

手を振る。寺島はペコっと頭下げてくれたけど薫はオレから早く離れたいの丸わかりだよ

「ナーナ」
「・・・うん?ご飯どーしよっか」
「ナナ、大丈夫?」
「大丈夫ー!ご飯食べに行こう」

好きな人といるの嬉しいよね。判る。オレも薫といるとき同じように嬉しいんだよ

薫、判る?オレの今のこの気持ち、判る?

寺島が彼女から今連絡来て、隣にいる自分の存在ナシにされたみたいに帰されたら判る?

もしそうなったらきっと苦しくて寂しくて悔しくてオレのところ来るんじゃないの?


そっか。オレにとっての貴文の存在と同じなんだ

好きだけど、付き合えないもんね。そっか



そっか







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アイスクイーンとの恋はホワイトアウト20 - 07/24 Tue

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3度目の正直っ!クンクンしてくる薫がタオルでゴシゴシオレの頭拭いてくれる。天使!可愛いっ!優しいっっっ!好きっっっ!!!大好きっっっ!!!

「合格?」
「ボク準備してくる」
「もームリ!待てないー」
「いや、だって」
「イイから!薫ーもームリーーー判るでしょ?さっきからチラチラ見てるの知ってる!オレの元気なとこ見てるでしょ?判ってんでしょ?」
「ちょ!」

あぁ、薫の匂いーーークンクンされた分オレも薫をクンクンしてやるー!

「や・・・やめっ」
「今のオレ、薫と一緒の匂いなんだから自分の匂い嗅いでるのと一緒」
「バッ・・・違うしっ!」
「なんで嫌?変な匂いしないよ?」
「気持ち悪い・・・」
「ちょっ!」
「変態っぽい」
「薫ぅーーー塩すぎるー」

イイよーだ!薫がオレのこと嫌いじゃないのもう判ってるしー!!!嫌われたくない?恥ずかしい?あぁ!もー可愛い可愛いかわいいいいいいーーー

オレの薫ー!愛しの薫ぅぅぅーーー

ピロリーン

薫のベッドに押し倒してからそれを中断させるかのように鳴り響く間抜けすぎる携帯の音
気にしないー!気にしてやらなーい!

「待って」
「・・・は?」
「これ、ダメ。見なくちゃ」

携帯を取った薫
何?メール?!いやいや、いやいやいやいや!!!

「・・・ぁ・・・」

待ってぇぇぇーーー?!なにその嬉しそうな顔ー!!!蕩けちゃった顔ーーーっ!!!それ!オレが今薫の乳首摘んでるからじゃないよね?!ねぇ!もー聞かなくたって盗み見しなくたってその相手丸わかりじゃんかぁぁぁぁ!!!いや、でもね、違うじゃん?オレたち今何してましたかぁぁぁー?!ほら!オレの右手どこ摘んでますかーーー?!

「・・・ボク、出掛けることになったんで」
「は?」
「夜には帰ります。だから続きは後で」
「いや、え?」
「どうしよ。シャワー浴びて服・・・どうしよう」
「待って。薫、待って・・・」

いやいや、いっくら寺島が好きでもさ?いやいやいやいや
後って何?!いや、今この状態で後って何なの?!

「あぁ、寺島さんに暇なら遊ぼうって言われたんで」
「暇?!今?!暇だった?!」
「・・・暇だから七瀬さんといたんですよね?」
「いや、じゃあオレは?」
「好きな人優先って普通じゃないですか?」

あれ?あれあれあれあれあれあれーーー?!今この状態のオレにそれ言い切っちゃうのってさ!オレのことやっぱ全然好きじゃない?!都合のいいセフレ?!そーゆーこと?!いや、でも、オレが別の人抱いたりするの嫌なんだよね?え?ナニコレ。超勘違い?!いや、えええ?そりゃないよねぇ?!判るよねぇ?!

「・・・あのジャケットかあっちのダウンどっちがいいと思います?」
「・・・ジャケット寒いよ」
「いや、でもダウンもたつくし」
「・・・薫」
「いつまでそんな格好でいるの?」
「・・・はぁ」

好きな人優先・・・か・・・それ普通?まぁ、うん。優先したい気持ちも判るけど友達といたらそっち優先しない?

昨日のオレは友達優先したから?いや、違う。目の前の快楽取ったんだな・・・結局何もなかったけど昨日のオレは好きな人じゃなくて目先の快楽を取った。こんなオレだからイマイチ伝わってないの?この気持ちも本気だってことも伝わらないのかな

薫から連絡が来てテンション上がったよ。プリン持った薫想像して天使かって思った。でも、オレは薫を優先しなかった。想像して悶えたのに帰らず貴文といた

もし!それが気に入らないのなら、愛情の差とか言うならこれからは薫全部優先にしてもいい。あぁ、バカだ。何もなかった!そう言い切れるのにあの瞬間快楽に揺れた自分が憎い。なんであの時薫から連絡来てすぐに薫のところに来なかったの?オレ、薫が大好きで薫と付き合いたいから貴文が付き合おっかって言ってくれたの断ったのになんでオレ・・・こんなにダメなんだろ

真面目に誠実にとか全然違うじゃん

薫に伝わらなかったらなんだって一緒。真面目も不真面目も誠実も不誠実も全部同じ









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アイスクイーンとの恋はホワイトアウト19 - 07/23 Mon

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「薫・・・」
「何」
「今日、予定は?」
「はぁ?」

薫思ったよりオレの事好きだよね?っていうか、寺島が好きかもしれないけどオレのことも好きだよね

「オレ、浮気してないよ」
「浮気も何も・・・付き合ってないし別にいいけど」
「抱きしめていい?」
「・・・別に・・・いいけど・・・」

あー!やっばいっ!昨日何もなくてよかったー!マジでー!

そっと抱きしめると薫が押し返してくる

あ、やっぱなんかイヤ?

「・・・シャワー」
「ん?」
「浴びて来て」
「え?」
「だからっ」
「・・・薫、それ、ヤキモチって思ってもいい?」

やーっぱ同棲でしょ?!春からルームシェアじゃなくって同棲っしょー!!!
薫ももうオレにしとこ?オレの事2番目でもオレは気にしなーい!!!

「違うし」

えー!もー照れ屋さーんっ

「七瀬さん、ボクを好きなんでしょ?ボクが相手してんのに意味わかんないじゃん。それ」
「・・・うーん」

あぁ、今薫に何言っても聞いてもらえなさそー。でも、それ、ヤキモチって言うんだよ?オレの事も好きで他に渡したくないって気持ちはヤキモチなんだよ

例え1番好きじゃなくたって薫が2年以上オレなんかに体許すわけない

いや、最初はもしかしたらさ、なんとも思わなかったかもしれない。でも、情だって沸くよね?イイよ?オレ、最初はそれでもイイと思う。付き合おう?これから、オレ頑張るから!付き合ってから寺島のこと忘れるくらいオレを好きになるように頑張るから!





とまぁ、薫が嫌がるからシャワー浴びて戻ったらクンクンされるの。ナニコレ天使?!やっぱ天使?

「ムリ。やり直し」
「え!!」
「臭う」
「あ、はい」

いや、シャワー浴びろって体流すだけじゃダメなわけー?オレそんな臭い?首筋嗅いでたけどーーー

っつかさー、なんなの!首筋クンクンしてくる薫!天使だった!くっそかわーーー!!!

あ、このボディーソープ薫の匂いーーー薫は超嫌がるけどあちこち嗅ぎまくった匂いー

あ、変態っぽい?でもさ!でもさー!オレがやたらと嗅いで舐めるの判っててこのボディーソープで念入りに洗って・・・あーーーもーそう考えたらオレのムスコさんすっげぇ元気になっちゃったじゃーーーーん!可愛い。あぁ、可愛い。もう風呂出てすぐ薫に擦り付けよ。あの気持ちいい肌に擦り付けよ

「・・・やり直し」
「は?!何で?!」

もーこっちは臨戦態勢ですよ?判るだろ?!ねぇ!見てよこれ!っつか見なくても判るよね?ね?

「押し付けて来てもムリなものはムリ」
「・・・どうしたらいいわけ?」

少しは好きなんじゃん!って喜んだオレの気持ちが萎え始めた。メンタルやられるぜー?持ち上げて落とすーみたいな

「髪」
「髪?」
「嫌」
「え?切ろってこと?」
「・・・匂いが嫌!」

頭臭いって・・・こと?やばい。オレって頭臭い?臭いっけ?加齢臭?!いやいや、早すぎっしょ!オレ一応気にしてるし!

「他の人と寝て来たのはイイとしてもっ!そのままボクとするとか・・・他の人想像するの嫌」
「ぇ・・・だから・・・オレ」
「安っぽいシャンプーの匂いさせて何言ってんの」
「・・・薫」
「ボク、してもイイって言ってんの!付き合ってないんだから別にイイし!だけどせめて痕跡なくして来て!」

正直クラっと来た。下半身に血液行きすぎて?いや、薫の可愛さにノックアウトするところ!何この子!ホント天使なんじゃないの?!

ヤキモチ妬きまくりとか!可愛すぎて鼻血まで出るわこれ!

「髪も全部薫の匂いになったらいいの?」
「・・・」
「待ってて。すぐ戻る」

どうしたら薫を付き合う方向にいかせられるのかな

薫可愛くて天使だけど石よりも固い頑固なところあるからなー

寺島が好きでも付き合おう?そんなの薫は聞かないしね。あぁ、なんて言えばイイのかな。教えてあげる感じとか?薫はオレのことも好きだよね。好きだから愛があるからオレに体許すんだよ

いやいや、オレそんな偉そうなこと言えない

あぁ、薫。同棲しよう。ルームシェアじゃなくて愛ある部屋にしよう








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アイスクイーンとの恋はホワイトアウト18 - 07/22 Sun

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お互い似てるから判るから付き合うならそういう相手がいいんじゃないかなって

迷ったんだ

「・・・うん。ごめん」
「・・・」
「嫌とかじゃないんだよ?!でも、でもさ、そういうの全部薫がいいから。あ、彼の名前。薫って言うんだ。薫に愛されてはないかもしれない。でも、受け入れられてないわけじゃないって信じたいんだよね。キツいよ。割り切りたい。でも、できないんだ。忘れるために薫と離れて貴文と付き合っても・・・似てんだよね。多分貴文と付き合って抱く度思い出しちゃう。比べちゃう。それって不誠実だから。付き合うのに理想あるんだよね。オレ!不誠実なのはよくないから!」

あークッソー!やっぱ真面目か!オレ!はっきり言って超勿体無いっしょ?!でも、でもさーうん。でもやっぱさー

「ナナらしい答えー!」
「うん」
「惚れちゃったらどーすんのー!」
「・・・惚れるー?」
「いや、判んない」
「判んないのかよ!」

理解し合って受け入れてどこか妥協しながら楽しく過ごすのなら薫がいい。全部ダメなら。本当に前へ進まなきゃって時になったら薫を思い出さない相手がいい

薫とは真逆の人がいい











ホテルに泊まったけど何事もなくね!キスすらしなかったっていうー!ただ、惚気て愚痴ってでもやっぱり好きだよねー!とか言いながら朝まで寝てた。あー、でもちょーっとくらいキスくらい、恋人繋ぎくらいしとけばよかったー!勿体ないよー!!!チャンスだったのにー!いやいや、いやいや。勿体無いけどオレやっぱさー薫が大好きっていうね!そりゃー寂しいけど顔だけなら薫じゃなくてもいいはずなのに薫じゃなきゃグッとも来ないんだからやっぱオレ薫の顔だけじゃないわけよ。薫のどこがーとか上手く言えないけど薫の全てが好きなわけ!あぁ、オレの語彙力ったらーーー!!!

部屋に戻ろうとして鍵を開ける寸前で薫の顔が見たくなってプリン取りに来いって言われてたしーって薫の部屋に向かう

気持ち悪いって言われてもセフレのくせに!って思われても旅行誘ってみよう。デートして、あちこち連れ出そう。オレの事少しずつ好きになってくれたらいい。1番にならなくてもそれこそ薫が妥協できるくらいの男になろう

「かーおーるー!」

部屋をノックするとしばらくしてドアが開いた

「うぃーっす!おっはよー」
「・・・何?」
「え!呼んだじゃん?」
「あぁ・・・そうだった」

えー!!忘れてたの?!超楽しみにしてたのにー!っていうか寝てたんだね?!寝起きの薫ー!機嫌悪い感じの顔も可愛いってどんだけ!

「これ」

冷蔵庫からプリン出してくれてオレに差し出してくる

「・・・」
「うん?」

薫に見つめられて一瞬睨まれた気がしてドキリとする。なんか怒らせた?!え?!何?喜び方か?!もっと喜ばなきゃだな!折角薫がくれたんだし

「薫はプリンもー食ったの?オレのこれ半分やろーかー?!」
「要らない」
「えー!嬉しいけど1人で食べるのヤーダなぁぁぁ知幸さーみしいー」
「・・・他の男の匂いさせてボクの前に来ないで。気分悪い」
「・・・え?」

ってか!え?!舌打ちまでして!!!待って!ヤキモチ?!なんで?!なんで?!

「他でビョーキ貰ってくるとか迷惑なんですけど」

あ、そっか。その心配

「いや、オレ」
「・・・足りないわけ?」
「違っ」
「誘うのめんどくさいわけ?最近誘っても来なかったけどボク、断った事ないでしょ?僕が代わりに誘ってあげたでしょ?不満なわけ?」

自惚れてもイイの?独占欲?それともただホントに他所で病気貰ってきたら迷惑とか思ってるの?

薫に触れたい。愛しい。抱きしめたい







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