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青春はプールの中で13-43 - 06/18 Mon

trackback (-) | comment (0) | 青春はプールの中で
その光景を見た時にあの時のような吐き気が柿内に襲いかかってくる。それでも柿内に気付いた2人がすぐ顔を上げ「おかえり」と言うのを聞いて吐き気を無理矢理腹の奥へと押し込む

「今日は1人か」
「ここのところオレ1人が多いけど何ー?柿内さん光多に会いたかったー?振っておいて喜ばせるよーなこと言うなんてなんて罪な男ーっ」
「違ぇし」
「あ、風呂!入れるけど風呂入るかー?メシは・・・あー、オレ食っちゃったから大したもの冷蔵庫入ってないかも」
「いや、いい。会社でちょっと食ったし、風呂、行ってくる」

バスルームへ向かうと直前で足を止める

何故、風呂が既に沸いていてすぐに入れる状態なのか。友人が来ているのに風呂の準備をしていたのか?普通の友人が来るときに?でも、それが普通の友人ではなくてセフレだったら・・・と考えて再び吐き気に襲われるが、自分たちはそもそも付き合っていないのだと頭を振る。何も言える立場じゃない

安田も柚木のセフレの1人?そう考えるのが1番しっくり来る気がしてシャワーを捻ると熱い湯を頭からかぶった

自分とのキスは避けても仕方ないと思った。付き合っていない。返事もしていない自分とはキスできないのだと。でも、安田とは・・・

「気持ち悪ぃ・・・」

考えたくなくて考えるべきではなくて判っているのに同じことばかり頭の中をぐるぐる回る
勇気が出なくて、タイミングが判らなくて柚木への返事を先延ばしにしている自分が悪い。でも、好きならば、本当に好きならばそれまでセフレと関係を持つのを我慢してくれればいいのに

いや、それは柿内の勝手な言い分。もしかしたらもう諦めたのかもしれない。柿内がその気なんてないと思って次の相手に・・・

そこまで考えて柿内はその考えを打ち消すように息を止め顔にシャワーを当てる

柚木は根本的に変わっていないハズだ。セフレを作ったというのは柚木らしくないけれど自暴自棄?いや、ただ、有り余る体力の消費先にその道を選んだだけなのかもしれない。待たせている自分が悪い。柚木の気をもっと引かないといけない。その為にはもっともっと柚木を甘やかせる存在で、頼れる人間にならなければならない。強く、強く・・・弱い自分なんて消えればいい

臆病なのと慎重なのは似てるようで全然違う

そして、柿内は自分がその両方だということを理解できていた

失うことが怖いから手を差し伸べることを止める。これは臆病。でも、相手をこの後ずっと自分のものにする為に準備をするのは慎重なだけ

臆病な時間はもう終わりにしなければならない

柚木を信じて。あの時、好きだと言ってくれた柚木の言葉を信じて共に前へ進む為に強くなりたい

以前も強く思っていたこと。決心したのにあの時の自分はやっぱり弱くて逃げてしまったけれど、今度は逃げずに柚木の手を掴みたい。逃げられないように。強く・・・強く

その為には吐きそうな自分をまず捨ててしまおう。そう思いながら顔を上げた

「弱気じゃダメだ」

柿内のその呟きは小さかったけれど決意だけはそこにしっかりとある言葉だった






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昨日は申し訳なかったですー
あ、昨日はあれよ?別に飲んだくれてたわけじゃないのwただね、疲れて寝落ちしてたのww
で、今日も危うく寝落ちしかけたのを頑張って更新掛けてるわけだけど、どうしてこんなにギリギリかっつーと・・・


ラストに向けて最後の最後で色々細かいところが気になって修正修正しまくってて、全然間に合ってないからまとめて予約更新かけられないっていうね!!!あーもーーーっ!水尾バカだからーーーー!!!計画性ないからーーーっ!!!


・・・青プ、最終回まで書けたら少しお休みしていいっすか・・・1週間ぐらい・・・次作何も考えてないんだもん
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