柚木君と竹市くん11-4 - 06/30 Sat
疲れすぎているとなかなか寝付けなかったりする。それが今の竹市の状態
柿内が突然扉を開いたことも影響しているんじゃないかと思うと柿内を恨んだ。今の状況をちゃんと弁えているのに、突然入ってきて言いたいことを言ってすぐ出て行った柿内。いつか自分たちの部屋に遊びに来ることがあったら同じことをしてやろう。そう思いながらため息を吐く
体は疲れて眠いのに頭が興奮しているのか球の頭を撫でながらなかなか眠れない状態に再び寝返りを打った
「あー眠れねぇなー」
球を起こさないよう体を起こすと何か飲み物でも貰いに行こうと立ち上がる
人の部屋でも勝手にできるのは昔から知る人間の部屋だから。そして今はもう家族の部屋だから
「って・・・っ」
しかし静かな夜に響くような声に動きを止める
「マジか・・・」
聞きたくなかった。自分には注意しに来たくせに、いや、注意しつつもするなと言わなかったのはこう言うことかと頭を掻くと再び球の隣で寝転がる
「起きて中断させてもなぁー?」
「んー・・・」
「球ー、オレらもヤっちゃうー?」
「んん・・・」
軽く身動ぎしただけの球に目を細めてポンポンとあやすように肩を叩く。疲れているのだと思う。自分よりもギリギリまで予定がぎっちり詰まっていた球。それでも弟に会うために頑張っていたのだ
1度気になるとそこへ意識が集中するようで耳につく声
「もっ・・・吸うなっ」
「らせよ」
「っく・・・」
「らせって」
「咥えたままっ・・・喋んなっ!」
顔を押しのけられて雄を口から吐き出すと柿内に抱えられ引き起こされる
「あんたに自由にされっと声、出ちまうんだっつーの」
恥ずかしそうに言った柿内が可愛くて愛しくてぎゅっと抱きしめると顔を上げて柿内を覗き込む
「じゃあどーする?」
「・・・」
「お?兜合わせっつーやつ?」
「黙れ」
「昔から思ってたけどお前ムッツリだよなーエロいこと大好きなのに色々知ってんのに・・・ん、そこ、もっと強く」
柿内の手の上から握るとさっきまで舐めていた唾液と先走りがヌルヌルと滑りを良くしていく
「ローション垂らしてもっとぐちゃぐちゃにして」
「あんたっ・・・ホントっ」
「エロいってー?オレ普通だからなー?お前ほど初心じゃないだけで」
余裕のある柚木が笑ってローションを垂らすと余裕ない柿内の顔に微笑む
全部自分のもの。こんなに余裕のない柿内はもう誰にも渡さない。見せたくもない
「ヌルヌル気持ちいい」
「汚れっ・・・だろっ」
「オレが洗うし」
「絶対だなっ!」
おう。と頷いた柚木を押し倒すと雄剥き出しの柿内の表情にぞくりと震えた
「お前のその顔、すげぇイイよ」
「黙って感じてろっ」
「ふはっ!それ、オレも言いたい。オレを感じろ。オレで感じろ」
甘い空気は要らない。友達、親友のやり取りが1番似合う。でも、友達じゃない。ただの親友じゃない
愛し合うこの感情は友情じゃない。確かにそこに存在する愛情
1人もぞもぞ眠れない時間を過ごしていた竹市だったけれど隣から漏れてくる声に耐えきれなくなって洋服を着込むとコートを着て立ち上がる
リビングでゴソゴソしていては気を遣わせるかも知れないけれど玄関からすぐの柿内の部屋からだったらコンビニくらいは行ってもバレないだろう。という考え
そっと部屋のドアを開ける
「っ?!」
「・・・」
しかし、そこにはタイミングが悪すぎたとしか言えない全裸の柚木を抱き上げ、バスルームへ向かう下着1枚の柿内の姿
「コンビニ行ってくるからごゆっくり。あー、でも球さん起こすなよ」
「いってらっしゃい」
「っーーーーーー」
普段通りの柚木とその場に蹲る柿内を鼻で笑うと竹市は冷たい夜の空気の中へと出て行った

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柿内が突然扉を開いたことも影響しているんじゃないかと思うと柿内を恨んだ。今の状況をちゃんと弁えているのに、突然入ってきて言いたいことを言ってすぐ出て行った柿内。いつか自分たちの部屋に遊びに来ることがあったら同じことをしてやろう。そう思いながらため息を吐く
体は疲れて眠いのに頭が興奮しているのか球の頭を撫でながらなかなか眠れない状態に再び寝返りを打った
「あー眠れねぇなー」
球を起こさないよう体を起こすと何か飲み物でも貰いに行こうと立ち上がる
人の部屋でも勝手にできるのは昔から知る人間の部屋だから。そして今はもう家族の部屋だから
「って・・・っ」
しかし静かな夜に響くような声に動きを止める
「マジか・・・」
聞きたくなかった。自分には注意しに来たくせに、いや、注意しつつもするなと言わなかったのはこう言うことかと頭を掻くと再び球の隣で寝転がる
「起きて中断させてもなぁー?」
「んー・・・」
「球ー、オレらもヤっちゃうー?」
「んん・・・」
軽く身動ぎしただけの球に目を細めてポンポンとあやすように肩を叩く。疲れているのだと思う。自分よりもギリギリまで予定がぎっちり詰まっていた球。それでも弟に会うために頑張っていたのだ
1度気になるとそこへ意識が集中するようで耳につく声
「もっ・・・吸うなっ」
「らせよ」
「っく・・・」
「らせって」
「咥えたままっ・・・喋んなっ!」
顔を押しのけられて雄を口から吐き出すと柿内に抱えられ引き起こされる
「あんたに自由にされっと声、出ちまうんだっつーの」
恥ずかしそうに言った柿内が可愛くて愛しくてぎゅっと抱きしめると顔を上げて柿内を覗き込む
「じゃあどーする?」
「・・・」
「お?兜合わせっつーやつ?」
「黙れ」
「昔から思ってたけどお前ムッツリだよなーエロいこと大好きなのに色々知ってんのに・・・ん、そこ、もっと強く」
柿内の手の上から握るとさっきまで舐めていた唾液と先走りがヌルヌルと滑りを良くしていく
「ローション垂らしてもっとぐちゃぐちゃにして」
「あんたっ・・・ホントっ」
「エロいってー?オレ普通だからなー?お前ほど初心じゃないだけで」
余裕のある柚木が笑ってローションを垂らすと余裕ない柿内の顔に微笑む
全部自分のもの。こんなに余裕のない柿内はもう誰にも渡さない。見せたくもない
「ヌルヌル気持ちいい」
「汚れっ・・・だろっ」
「オレが洗うし」
「絶対だなっ!」
おう。と頷いた柚木を押し倒すと雄剥き出しの柿内の表情にぞくりと震えた
「お前のその顔、すげぇイイよ」
「黙って感じてろっ」
「ふはっ!それ、オレも言いたい。オレを感じろ。オレで感じろ」
甘い空気は要らない。友達、親友のやり取りが1番似合う。でも、友達じゃない。ただの親友じゃない
愛し合うこの感情は友情じゃない。確かにそこに存在する愛情
1人もぞもぞ眠れない時間を過ごしていた竹市だったけれど隣から漏れてくる声に耐えきれなくなって洋服を着込むとコートを着て立ち上がる
リビングでゴソゴソしていては気を遣わせるかも知れないけれど玄関からすぐの柿内の部屋からだったらコンビニくらいは行ってもバレないだろう。という考え
そっと部屋のドアを開ける
「っ?!」
「・・・」
しかし、そこにはタイミングが悪すぎたとしか言えない全裸の柚木を抱き上げ、バスルームへ向かう下着1枚の柿内の姿
「コンビニ行ってくるからごゆっくり。あー、でも球さん起こすなよ」
「いってらっしゃい」
「っーーーーーー」
普段通りの柚木とその場に蹲る柿内を鼻で笑うと竹市は冷たい夜の空気の中へと出て行った

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甘さもエロも足りなかったよ!って声を頂いていたのでここで・・・ここでちょっと補充・・・と見せかけてやっぱり水尾意地悪っていうか笑いに走るっていうかーーー
でも、柿内ってスパダリだけど変態でそういう損な役回りなんだよね。うん
明日最終話ー!!!
とうとうとうとうホントにホントに柿内たちとお別れです!!!(いや、続編はね、今の所ないって方向で・・・)
でも、柿内ってスパダリだけど変態でそういう損な役回りなんだよね。うん
明日最終話ー!!!
とうとうとうとうホントにホントに柿内たちとお別れです!!!(いや、続編はね、今の所ないって方向で・・・)
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