FC2ブログ

アイスクイーンとの恋はホワイトアウト43 - 08/30 Thu

trackback (-) | comment (0) | その他SS
「で、何?ホントにオレと住みたいわけー?」
「いや、まぁ、なんていうか貴文引越したいって言ってたし」
「まぁそーだけど一緒に住みたいとは言ってないよー?それに今まで自由な一人暮らしだったから今更誰かとーってのもなーって。あ、ナナが嫌だとかじゃないんだけど」

だよねぇー!断られるの覚悟してたー!でも、正直1人でこの家賃、相当切り詰めて無理しないと借りられないし。だったら他を探せばいいって話かもだけどさー・・・うーん

あぁ、うん!そーだよ!未練たらたらだよ!諦めたけど諦めきれてないオレがいるよ!!!ほら!だってさ?だって寺島はそのうち海外じゃ?話によると半年後らしいじゃん?そしたらさ!そしたら・・・半年後に薫がやっぱりって来たら半年くらい切り詰めていけばオレの初任給でもギリギリ、ホントギリッギリやっていけんじゃないのー?みたいな

「もう契約しちゃってんの?」
「んー、契約するー・・・しに行ってくるー」
「するの?!もーナナホント諦め悪ーい」

あぁ、貴文にも言われたー判ってる!判ってんだよ!でもさーでもーでもぉぉぉ条件いいし今更手放すのもなーっていうのもあるしー

「・・・っていうかさー、ナナ、薫くんと旅行に行くー!春には付き合うー!同棲するー!とかなんとか言ってオレと連絡取らなくなったんじゃなかったっけー」
「う・・・だってさぁ!だって!」
「あはは!ごめーん!意地悪言っただけー!でも、ナナがそれだけ真剣ならさー、やっぱ諦めたくないよねー。オレよりもナナの方が真剣だー」

真剣・・・っていうのかなー

っつかなんでオレは諦められないわけ?もーはっきりフラれたじゃん。薫は好きな人と付き合えて、オレのことなんて忘れてるって。頭では理解してんのに判ってるのにダメだ。前に進めない。全然前に進めない

「貴文ー・・・オレと付き合って」
「ヤダー!慰めるだけ慰めて傷が癒えた頃にあ、別に好きじゃなかった!ってなったらオレがかわいそうー」
「そんなの」
「んー判んないかー。判んないよねぇ。ナナ鈍感だもんねぇー」
「鈍感って・・・優しくしてよ」

オレ、かなり凹んでる。寂しい。愛されたい

「オレ充分優しいよ?」
「もっと甘えたい」
「なーに可愛い子ぶってんのー!」

薫には言えなかったこと。でも甘えたい。優しくしてほしい。貴文になら言えるのはなんでかな。年上だから?ううん。多分カッコつけなくてもイイから

「ナナ優しすぎるんだよねー」
「うん。優しくするから貴文付き合って?」
「ヤーダ」
「大事にするから」
「うん。知ってる。でもオレは次はオレのこと好きな人と付き合うって決めてるから」
「そんなの・・・」

貴文のことだって好・・・?

なんででてこないの!なんでっ!なんでオレはっ!

薫には散々言えたのに!元々好きだとか軽いノリで言える方なのに!

「ナナはさ、本気だったんだよ。自分で思ってる以上に惚れてたの真剣だったの。だから、今は寂しくて悲しいかもだけど立ち直ったらまた新しく恋できると思う。本気で好きになれると思う」
「・・・」
「その時にさー、オレがイイってなったらその時はよろしくね?」
「貴文?」

どういう意味?だって貴文さっき嫌だって言ったじゃん。オレと付き合えないって言ったじゃん

薫のこと忘れて新しく恋?そんなの考えられない。忘れられるの?この痛み、忘れられるの?今こんな未練たらたらのオレが忘れられるの?

あー、うん。判ってる。時間はかかるかもだけど忘れるよね。忘れられる

大体、薫のことだって再会するまで忘れられてたんだから。あれだけ熱を上げてたって言うのに忘れてたんだから






にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ


にほんブログ村

更新作業しなきゃー・・・と思いながらソファで寝てて慌てて起きました;
少し遅れたけどセーフ!
関連記事
スポンサーサイト



comment

コメントを送る。

URL:
Comment:
Pass:
Secret: 管理者にだけ表示を許可する