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つれないキミと売れてる僕12-20 - 10/07 Sun

trackback (-) | comment (0) | つれないキミと売れてる僕
食事を済ませると手早く片付けた須野がソファーで寛ぐ里見の隣に座ってイイか遠慮がちに尋ねてきた

「あぁ、座れよ」
「ありがと!」

幸せそうな須野の顔。どうして完璧じゃなくなった自分を愛しそうな顔で見つめて来るのか判らない
完璧じゃなくなった自分にまだ須野に愛される価値があるのか?どこに?どこを愛せるというのだ

「美味しかった?」
「まぁまぁ」
「・・・そっか」

里見の返答ひとつに表情を変化させる須野。愛されている。そう。心配しなくても自分は愛されている
でも、どうして?

「お前が作るんだと思ってた」
「え!あ、うん。あー・・・っとね、僕もそうしたかったんだけど・・・」
「お前はオレの食うものいちいち気を付けて作るだろ。味も、あれよりもっとオレ好みに」

愛がないから?愛が薄れたから?だからもう手料理を作るほどの価値はない?違う。そう信じているのに疑ってしまう。心が認めてくれない・・・理解しているのに心が置いてけぼり
「そうかもしれないけれど」須野は呟きながら里見の肩に腕を回すと里見の耳に唇を寄せる

「作る時間と後片付けの時間、里見とこうしたかったって言ったら怒る?」
「・・・」

色気のある体温の上がった須野の声が里見の耳元で囁くように言葉を紡ぐ

やっぱり愛されているのだと須野にも判らないくらい小さく笑うと須野の背中に腕を回す

「ヤりてぇの?」
「っ・・・言い方っ!」
「違うのか?」
「そ、そうだけどっ!里見が気分じゃなかったらホント僕・・・」
「風呂」
「あ!さっきもう準備したから」
「おい!いつだよ!」

家主の気付かないうちに風呂まで準備してくれる恋人。これが愛されていないはずがない

「じゃあ風呂入る」

ソファーから立ち上がった里見の腕を掴む

「何?」
「僕、僕も一緒に入っちゃダメ?!」
「・・・ダメ」
「イイ子にするよ?!何もしないっ!里見の体洗いたいっ!」
「ここでおすわり」

犬に命じるように人差し指で須野の唇に触れるとバスルームへと向かう里見

須野はご主人様の命じた通り座ったまま里見の背中を見送りながら堪えていた口を開く

「っ・・・覗くのもナシ?!」
「おすわりだ!この変態」

里見が妖艶に振り返り、微笑みながらそう言ったのを須野は「はい」と頷いたのだった







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あれ?今日短くない?!(ファイルサイズ的に)

スマホで書いてからいつものようにPCで書き足しまくったけれど短い・・・なんだこれはっ!!!



BLはファンタジー。そう常思っている水尾だけれどそれ以上にファンタジーを書きたい衝動。SFとか魔法とか異世界とか!ふふふ。水尾の引き出しまだまだあるじゃない

そう思ったけど、そんなファンタジー書きたいなら超能力な奴らだとかごーすとばすたーの続き書けばいいじゃん・・・と自分に突っ込みを入れた
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