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つれないキミと売れてる僕12-40 - 10/30 Tue

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「須野ちゃんさー、拗ねてただけだからケンカじゃないって言ってたよ」
「あぁ、そう」

帰りの車の中、いつも以上に静かで窓の外をただ見つめる里見に苦笑する

「光ぃー、残って須野ちゃんともう少し過ごした後に新幹線で帰りたかった?須野ちゃんに一瞬会っただけじゃ余計に恋しくなっちゃったー?」
「ねぇよ・・・あー、でも新幹線で帰りてぇ」

そうボヤきながらも須野のことを考える

誤魔化した。いつもみたいに、他の女性にしてきたのと同じようにキスして須野を蕩けさせてその場をやり過ごす・・・でもきっと須野の中の消化できなかった感情は須野の中に溜まっていくのだ。それは負の感情。須野を蝕む負の感情
それがいつか爆発するのだろうか・・・爆発して、それが自分たちの関係にどう影響するのだろうか

「まぁ・・・さぁ・・・光が須野ちゃんのこと好きなのはオレがよーく知ってるからさぁ?またフォローするよ」
「・・・要らねぇよ」

須野の心に溜まっていく負の感情は葛西が解決できるものではない。里見自身が解消しなくてはならないもの。それは里見にも判っているけれど、どうしたらイイのかはよく判らない

ピリリ・・・ピリリ

「・・・」

須野専用の携帯が鳴って葛西が「別れて即掛かってくるとかラブラブだぁねぇー。須野ちゃんきっと寂しいんだー!」と茶化す

「黙れ。あぁ。なんだ?」
『もしもし?!里見?!』
「ん・・・さっきは」
『あ、うん。さっきはごめんね?!っていうかそこに葛西いるよね?』
「オレじゃなくて葛西に用かよ」
『運転してるよね?!』

確かに運転している。と思いながら溜め息を吐き出し、電話をスピーカーにする

『僕の招待状忘れてるよねぇ?!』
「フハッ!なぁにぃー?須野ちゃん忘れてるってー!」

須野の様子が目に浮かぶようで葛西はハンドルを握りながら吹き出した

『僕の分あるよね?あ、なくてもお金払ったら行ける?招待状なくても行ける?』
「行けるよー」
『そ・・・か・・・別に、タダで行きたいとかじゃないけど・・・そっか』

寂しそうな須野の声に里見も吹き出す

「バカだな」
「うん。ホントバカ」
『なんでそんなこと言うの・・・今に始まったことじゃないけど』

葛西は笑いながら「ないわけないじゃん」と言いながらハンドルを切った

『・・・だから忘れてるよね』
「須野ちゃん、それ、遊びに来てくれるならこっち帰ってくる時じゃん」
『あぁ、うん。絶対行くから!ね?』
「うん、だから光に渡した」
『え?』
「こっち帰ってきたら須野ちゃん光にまず会いにくるでしょ」
『うん・・・うん!』
「だからね、須野ちゃんの分は光に渡せば大丈夫でしょ?」
『うん!僕、光に貰えるんだね?!』

明るい声に戻った須野

「まぁ、オレはお前の頭じゃゴールまで行けるかっつー心配はあるけどな」
『そんな・・・あー、でもそうだ・・・答え教えて?!ね?!』
「カンニングは許しませーん!」
『そんな・・・葛西ぃーーーヒントだけでもー!』

昔から変わらない友人関係。くだらない話でもいつだって楽しくてそれは今もこれからもきっと続く








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週末突然お休みして申し訳なかったです。でも、水尾、ここにきてちょっとお休みしなくちゃいけないかもしれない状態でして・・・元気なの!超元気!そして書けないわけでもない(時間はないけれど)なにがダメって水尾、元々手荒れがかなり酷いんですが、今、爪と指の間に湿疹が広がっていてキーボード押し込むだけで激痛とともに絆創膏ないとキーボード血まみれになるっていう・・・ちょっと更新速度が落ちるかもしれませんが、水尾自体は元気なので。はい。とても元気なので!!!!
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