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ふたりのバレンタイン6 - 03/05 Tue

trackback (-) | comment (0) | 青春はプールの中で 番外編
主体になって動いていた柿内と上津がこの後の予定のためにいつも以上に真剣に立ち回っていたせいか思っていた終了時間のだいぶ前に本稼働へのシステム切り替えが終わった

「・・・柿内ー、時間やばくね?」
「逆にな・・・なんだこれ・・・昨日までのはなんだったんだ」
「それはアレだろ?ドーピング?やーっぱ手作りクッキーの威力違うなぁ?」
「あ?」
「普段間食しない柿内が集中力切れそうになると席立ってなんか食ってると思ってたけどそれが原動力だろー?うわぁ!あたしやばい!探偵になれる!やっばい!超探偵っ!」

奪われたり茶化されるのが嫌で席を離れて食べていたというのに結局バレていたことに恥ずかしくなる

「はぁ・・・手作り・・・な」
「早く終わったことだし今から帰って作っても間に合うぞ。なんなら速攻でできる菓子のレシピなんか教えてやろうか?」
「っせぇよ!もう作ったっつーの!」
「お前が?」
「あーあーあーあーどーせ見た目に反して以外にも趣味はお菓子作りですよー」
「仕事以外にも趣味あったんだな」
「あー!クソ!お前にもやろうと思ってたけどやらんっ!」

上津の顔を見ると手を差し出す

「欲しい欲しくねぇとかじゃなくて純粋にお前がどんなの作るのか興味あるし、そもそも見た目が関係ねぇことくらいオレが1番判ってんの知ってるだろ」

柿内自身、料理をすることが得意なのは多分周りから見たら意外すぎる一面だろうから

「しょーがねぇなぁぁぁーーー!3倍返しだからな!」

上津が出した袋を受け取るともう1度時計を見上げて「帰るか」と呟き立ち上がった

「お先」
「おー!あたしもこれ配ったら帰る」
「ん。また明日」

手をあげると職場を出て早足で帰路に着く

帰るときに連絡をしろと言われていたのを思い出して電話をすると柚木の声が耳に癒しを与えてくれるようだった

『おう!どー?終わりそ?それともやっぱ今日はもう厳しいかー?』
「今から帰る」
『お前っ・・・ハハっ!マジか!すげぇ!予想外の答えだった!んじゃ・・・風呂で待ってるからそのまま風呂来いよ?』
「ん・・・」
『オレがのぼせないように寄り道せず帰って来い』
「あぁ、走って帰る」
『ふはっ!最高。お前が走って帰るとか!愛してんよ。ダーリン』
「なんだそれ」
『自分で言ってて何言ってんだって笑えて来た』
「だろうな」
『んじゃ、また後で』
「あぁ。また後で」

電話を切ると本当に走り出す。バスルームで待っている。つまりはそういうことだろう。朝見せられたあのローションで思う存分楽しめるという

「っ・・・」

きっと側から見たら不審者だろう。にやけた顔を抑えることもなくスーツのまま全力疾走している男なんてそうそういない

でも他人の目なんて知ったことじゃない。早く1秒でも早く恋人の元へ帰りたかった。早く顔を見て抱きしめキスをしたかった










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なかなかコメント返す時間がなくて申し訳ないですー・・・でも超テンション上げながらコメント読みながら喜んでおりますからーーー!ありがとうございますーーー!!!

そのうちゆっくりじっくり返させてください
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