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恋して落ちて閉じ込められて4 - 03/14 Thu

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どうにか謝りたい久野は島原の部屋の前で家主を待ち伏せすることにした
授業の予定は判らなくても島原のバイトの日、大抵の帰宅時間は判るのはなぜなのか久野にも判らない

「アハハっイイよ。じゃあ今度貸すよ」
「マジで?!」
「あぁ」
「・・・っと・・・じゃあまた明日な!」
「ん、じゃあな」

島原が帰ってきたけれどひとりじゃなくてどうしようかと思っていたら久野の姿に気付いた相手が気を利かせて帰ってくれる・・・これも公認の仲だった証拠。もしかしたら島原はまだ周りに別れたと公言していないのかもしれない。そんな希望でそっと微笑むが、島原の冷たい表情で一気にそんな希望は吹き飛んだ

「何?」

久野がいてもその存在なんて気にならないかのようにそう言いながら鍵を開ける島原

「・・・ごめん」
「もうイイ。関係ない」

関係ない・・・その言葉にカチンときて島原の腕を掴み、無理矢理部屋へ上がる
授業の予定も判らないのに島原の予定は把握できている。関係あるから、関係あったからそれは覚えているのに関係があったことすら否定するような島原の態度にキレたのだ

「関係ないってなんだよ!」
「言葉の通り」
「っ・・・中林とデキてんのか?!一緒に帰ってきてっ!あいつのこともタイプなのかよ!」
「・・・関係ないだろ」

大学でも楽しそうだった。今も楽しそうだった・・・自分と別れた翌日に当て付けのようにもう相手を見つけたというのか・・・それとも、自分と同時進行だったのかとも疑ってしまう。合コンへ行ったことを怒って別れを切り出して来たのに、本当は自分よりもイイ相手がいたからなんじゃないかと疑ってしまう

「あいつと穴兄弟とか勘弁してほしいからな!大体っ」
「だから、関係ないだろ。悪いけどオレ、別れてからも友達とか無理だから・・・あんまりしつこいと学生課に相談することになる」

そう部屋から追い出されるとすぐドアを叩こうとしてやめた。ただ、拳を握りしめたまま自分の部屋へと戻る

確かに悪いのは自分。今まで許されていたからといって甘えて過ちを犯し続けた自分が悪い・・・でも、許してほしい。もう一度チャンスが欲しい・・・もう一度だけ許してほしい






「なぁ」
「うん?」

付き合ってから3ヶ月くらい過ぎた時だったと思う。確か、映画か何かを一緒に見ていて、テレビの画面を見ながら適当に返事をした

「・・・お前ってさ・・・」
「んー?」
「・・・溜まったりして・・・ねぇの?」
「・・・何を?」
「何って・・・だから」

何の話かわからなくてちょうどCMに切り替わった時、島原の顔を見てやっと気付いた言葉の真意

「え?!そういう話?!」
「っ・・・」
「何?オレが溜まってたらもしかしてお前抜いてくれたりすんの?」
「だ・・・」
「え?」

冗談のつもりだった。でも島原の顔を見て「あ」と呟くとテレビを消す

「もし、よかったら・・・口で、させてくんね?」
「え?!」
「や!もしよかったら・・・お前が気持ち悪くないなら・・・だけど・・・お前の、したい・・・なって」
「お、お願いします」

なんとも間抜けな解答だったと今でも思う。でも、慣れた手つきでファスナーを下ろす島原に生唾を飲み込んだのを覚えている

薄くて小さいと思っていた口が思ったよりも拡がるのを知った

勝手に低そうだと思っていた島原の体温が高いことも知った

男の口でも、もしかしたら島原のだからかもしれないけれど達することを知った

「気持ちよかったか?」
「気持ちよかった・・・です」
「ん、よかった」
「よかった・・・ってお前は?!」
「え?」

そして、島原のなら他の男のなんて見たくもないし当然触りたくもないけれど触って達かせられることも、島原の感じている顔はいつもよりもさらに色っぽいことも知った

「・・・平気?」
「ん?」
「・・・だってお前」
「いや、付き合ってんじゃん?オレら」

そう言ってキスをした時島原が嬉しそうな顔をしたのを覚えている








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辛い今を忘れるように過去を思い出すとか余計に辛い話っぽい・・・


っていうか、皆さん花粉症大丈夫ですか?(突然)
水尾、今年買った点鼻薬が効いているのか周りが今年は酷いヤバいーと言っているのに意外と平気なのです・・・薬の進歩すごいなぁ・・・あ、でも水尾、花粉症って自分で認めてはないんですけどね・・・薬は使うのに矛盾しまくっている
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