FC2ブログ

つれないキミと売れてる僕4-1 - 06/17 Wed

trackback (-) | comment (0) | つれないキミと売れてる僕
「結婚しよう」

テレビからのその言葉にビクリと体を震わせる
最近、テレビから頻繁に流れてくるこのCMには全然慣れないでいた

結婚情報誌のCMだが、出てくるのは若手の人気俳優ばかり。その中には須野も含まれていて、須野の言葉にいつもなぜかドキリと毎回反応してしまう

「あー、ダメだ。今の出消えた。浮かんだのに全部消えたー!お前のせいだ!」
「え?僕?」

ソファに座っておとなしく仕事が終わるのを雑誌を見ながら待っていた須野は後ろから蹴られても怒ることなく振り返る

「結婚しよう」
「何それ。意味わかんねぇ」
「・・・なんだ。僕のCMに何か感じたのかと思った」

須野はそういって笑うと里見の頬にキスをしてキッチンへ向かう

「あー、暇。須野、暇!」
「うん。どこか行く?」
「んー、お前、夜は予定あんだろ?」
「うん。誕生日パーティに呼ばれてる」
「あー、吉田に連絡すっかなぁ・・・」

里見は携帯を手に取るとメール画面を立ち上げる

「あんまり飲みすぎないでね?」
「お前もな」
「里見・・・好きだよ」
「んー」

メールを送信するとマグカップを須野に差し出す。そこに淹れたてのコーヒーを注いでもらうと里見はソファに座り積み上げられた本を手に取った

「里見・・・は?」
「あぁ?」
「・・・ううん。なんでもない」
「じゃあ黙れ」

須野は微笑んで里見の隣に座ると読みかけの雑誌に目を落とす。里見が自分に寄りかかりながら本を読みはじめ、その体温に幸せを感じながらゆっくりとした休日の午後を楽しんだのだった




「さーすがだな。何?あの大物の誕生日パーティにも呼ばれんの?あいつ」
「んー、らしいな」
「やっぱり色々来るんだろ?」
「じゃね?知らね」

吉田の仕事終わりにいつもの個室居酒屋でビールを煽る里見
しばらくオフが続く須野とずっと一緒にいたため、なんだか久し振りに他の人と話す気がした

「アイドルとかは?モデルとか美人女優!」
「だから知らねぇって。興味ねぇし紹介もしてくれねぇし」
「・・・お前、心配とかはねぇの?」
「何が?」

里見は切らしたタバコの箱を潰すと吉田の胸ポケットに手を伸ばしてタバコを取る

「周りにかわいい子がだっくさーんいる中に酒入るだろ?で、あいつ誘われたりしたら・・・」
「ない・・・な」
「何!その自信!なんか色んな意味で怖ぇぇ!!!」
「あいつ、オレに惚れてっから」
「あーあー・・・そんな相手の気持ちに胡坐かいてばっかだとそのうち痛い目見んぞー」

吉田は笑いながら里見の手の中に行ったタバコを取り返し、自分もそれに火を点けた



にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ


にほんブログ村

なんとか・・・なんとか4幕できた・・・危なかった。非常に危なかった。こんなことなら最初からもともと予定してた4幕を5幕にするとかそんなのやめたらよかったToT
とりあえず、つれキミ売れ僕4幕はじまりです・・・今回のも比較的ボリュームあるような気がする・・・お付き合いくださいませー

ところで、ブログ村の注目記事に各話の順位がついたりもするのだけれど、いいなりが5位以内にいて(きっとその時たまたま奇跡的にだけれども)うぎょぇえええええ!!!!ってなっておりました。観覧に感謝です。マジで。
関連記事
スポンサーサイト



comment

コメントを送る。

URL:
Comment:
Pass:
Secret: 管理者にだけ表示を許可する