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つれないキミと売れてる僕4-8 - 06/24 Wed

trackback (-) | comment (0) | つれないキミと売れてる僕
しばらくオフだった須野も獣の公開が近づくにつれて宣伝仕事が増え、今までのように忙しい日々が戻ってくる

「ただいま・・・あれ?里見なんか疲れてる?」
「・・・なんで俺にまでテレビ出演依頼くんの?」
「え?」
「電話の嵐・・・携帯変えたい・・・」
「あぁ・・・そっか。葛西が里見が舞台挨拶出ることにしたからその関係で余計にかなぁ・・・」

里見の出演依頼は前から須野絡みで何度か打診はあったものの、雑誌がメインでテレビなんてそんな依頼はなかったはずなのに、やたらと電話が鳴る里見はうんざりしていた

「オレがそんなところ出たらみんなオレの美貌知っちゃって書いてる暇なくなるかもしんねぇだろ・・・」
「里見、それ、冗談に聞こえない・・・ヤダよ?里見・・・誘われてそのまま・・・なんてこと」
「おい・・・離さねぇんだろ?オレのこと」

須野は力強く頷く。もう離さない。離せない

「でもなぁ・・・美人なアナウンサーとかに誘われたら一度くらいはなぁ・・・って思わねぇ?」
「里見っ!・・・ホント・・・ヤダ」
「何?独占欲っつーやつ?」
「・・・ごめん・・・束縛嫌いなの知ってるけど・・・でも・・・ヤダ」
「バーカ」

束縛は嫌い。束縛を嫌って・・・というよりも今までの彼女は自分勝手すぎる里見に振り回され、束縛される暇もない程早くに見切りをつけられてきた。デート中でも突然一人になりたくなったら帰ってしまう里見についてくる女性はほぼ皆無
須野のように一途に思われればそれなりに情も出て、考えを改めたかもしれない。しかし、無意識のうちにそんな女性は選んでこなかった。めんどくさくない、早く見切りをつけてくれる女性ばかりを選んできたのだ

「なぁ、須野」
「ん?」
「オレが浮気したらどーすんの?」
「・・・苦しい」
「嫌いになんねぇの?」
「なるわけない・・・あ、でも、ホントやめてください・・・ホント・・・」

その答えに満足して笑う里見を見て須野は微笑む
浮気くらいじゃ離さない
本気の相手ができてももう簡単には離せない

離してしまったほうが苦しいことをもう知ってしまったから・・・

「美人に襲われたらわかんねぇよなぁ・・・そこは。ほら、お前のキスみたいに」
「・・・」
「でも、お前んとこ戻るんだぜ?嫉妬とかしなくてよくね?」
「それは・・・また別問題だよ・・・考えたら胃が痛くなってきた・・・」

意を押さえて立ち上がる須野を見て里見はソファに移った須野の体温の上に寝転がると須野を見つめる
普通の、ただの、イイ男
どこがいいのかなんてわからない。なのにここへ必ず帰ってきてしまうのだと思ってしまう。それは多分、居心地の良さ
与えてほしい分の愛を与えられ、満腹状態にしてくれる居心地の良さ



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決めた。つれキミ売れ僕4幕終わったら次は野球少年UPする。
そして野球少年のひと段落も見えてきた!!!!
夏なのだから野球も水泳もなんとかひと段落つけさせたい・・・水泳は先が見えないけれども(長すぎる設定やらなんやらボリュームありすぎて)そしてあともう1つ水泳の話をどんどん書いてしまっていて収拾つかなくなってきたところ;;;;;

っていうかやっと日常に戻ることができそうです・・・5万HITありがとうございますーーーーーっ
カップリングアンケート設置しようと思って準備したけど大してアンケートとれるほどのカップリング存在しないじゃん・・・と気付いた水尾です
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