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つれないキミと売れてる僕4-16 - 07/02 Thu

trackback (-) | comment (0) | つれないキミと売れてる僕
里見が須野に伝えたい言葉を紡げないまま時間は過ぎていく。獣の一般公開は近付くし、須野はドラマの撮影が始まり、キスされた相手、若野なな子と顔を会わせる時間も長くなる

「須野くん、今日、仕事終わったらご飯行かない?」
「あー、ごめん。今日は予定あるから」
「なんか須野くん、彼女いないって言うわりにいつも忙しいよね。・・・隠してるだけでホントは彼女いる?」

休憩時間にそう言われ、須野は迷う。怪しまれてはいないか不安になりながら少しだけ笑った
里見のことは大声で公表したいほど須野は愛していた。しかし、それによって里見に迷惑を掛けてしまうことをとても恐れている。里見だけは守りたい・・・世間の目から守りたい・・・自分はどんな目で見られても平気。里見がいれば他の人なんてどうでもいい・・・

「じゃあ、今度、ご飯行こう・・・か」
「ホントー?!じゃあー・・・」

若野は携帯のスケジュールを見ながら目を輝かせながら予定を調整しだした




「・・・で、須野ちゃんはなーんでそれをオレに話すわけ?」
「里見に言ったほうがイイ?っていうか当日やっぱりやめようって言っても大丈夫なもの?」

結局、若野と食事に行く予定を立ててしまった須野は葛西に相談していた
里見にそれを言ってもきっと里見は「へぇ」というだけだとは思ったが、それでももしかしたら傷つくかもしれない・・・そう思うと言えなくて。でも、やましい気持ちがないことは確かだから逆に話したほうがいい気もして・・・

「っていうか・・・若野なな子って須野ちゃんのこと確実に好きじゃん?」
「・・・」
「告白された?そうでしょ?」
「・・・断ったよ・・・」
「須野ちゃん、彼女いないってことになってるからなぁ・・・まぁ、彼女じゃないけど」
「そう・・・なんだよね・・・」
「あんまり断り続けてても光のこと怪しまれるんじゃないかってー?」
「・・・うん」

流石、葛西だ・・・と思いながら須野は頷く

「食事の後は速攻逃げたらイイ・・・お会計をスマートに須野ちゃんのカードで済ませてーそのまますーっと・・・」
「置き去り?!」
「いや、やっぱりイメージダウンだ。置き去りとか・・・そのまま送ってって・・・帰る!」
「うん。そのつもりだけど・・・」
「須野は紳士だからなぁ・・・そりゃ送って行くよなぁ。で、寄ってってとか言われてー・・・そのままずるずるっと・・・」
「それはない」

須野はきっぱり言うが、葛西も「いや、男なら・・・」と言いかけて、やっぱり須野の場合は「ない」と気付いて言うのをやめた。里見ならば、そんな据え膳は美味しくいただくが、須野に関しては葛西も想像することすらできない

「まぁ、うん。じゃあ、そんな感じでいいんじゃない?光には別に言わなくてもいいよ。あいつだって女の子とメシ食いに行くぐらいは須野ちゃんに言わずにして・・・ないよ?」
「・・・判ってる・・・知ってるよ」
「え?」

葛西は口を滑らせたことに途中で気付いて誤魔化したが、須野は困った笑顔で頷く

「最近、里見、里見以外の甘い匂いしてるときあるから・・・でも、イイの!僕、見て見ぬふりしてる・・・それに、女の子といたとしても里見は僕と付き合ってくれてるし」
「・・・光の悪い癖がまた出始めたか・・・」

葛西が頭を掻きながらあの時、アナウンサーと連絡先を交換させるのを阻止すべきだったと後悔する

「それに、里見、そんなときってすごい優しい気がするし・・・悪いことばかりじゃないんだよね」
「は?」
「里見でも僕に罪悪感とかあったりするのかな・・・なんて・・・」
「マジで?!あいつが?うっわ・・・それ、すげぇよ・・・須野、マジですげぇよ?」
「里見も・・・僕のことちょっとは気にしてくれてるってことだよね?うん。なんかね、嫌なんだけど嬉しいの・・・何も言ってくれないけど、気にしてくれてるってことが嬉しい」

須野の言葉で葛西は里見がまだ須野に「好きだ」と伝えていないことを知る・・・まだ、しばらくかかりそうか・・・と思いながら須野の背中を軽く撫でた


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里見と葛西が絡んでー・・・須野と葛西が絡んでー・・・

つれキミ売れ僕のカップリングなんだったっけ!!!!ってくらい須野と里見があまり絡んでない気がする。ごめんなさいー
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