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つれないキミと売れてる僕8 - 03/14 Sat

trackback (-) | comment (0) | つれないキミと売れてる僕
暗がりで動く白い肌・・・

白くて・・・美しい体


「っ・・・達き・・・そ・・・」

乱れる彼の表情にそれだけで再び達けそうだった
目の前で踊るその白い肌の小さな桜色・・・須野は頭を持ち上げて桜色を唇に挟む・・・
舌で舐めあげるとその桜色の突起も震えた

「っ・・・やってくれんじゃん・・・っ・・・イク・・・」
「ふっ・・・」


彼の手が早くなって、彼の精が須野の腹を濡らす・・・
いや、彼のものなのか自分のものなのかは判らない・・・

里見は須野の胸に倒れこむと荒い呼吸を整える

「やっべー・・・ハマりそ・・・」
「里見、里見・・・」
「ん?」

顔を上げるとすぐに抱きしめられてキスが落ちてくる

嫌じゃない
嫌じゃない
その逆

「お前の顔エロい・・・勿体ねぇなぁ・・・」
「?」
「今まで知らなかった」
「うん・・・」

そりゃあ知るはずもないでしょ・・・と思っているとまたキス

「須野ー」
「ん?」
「オレが今までに長続きしたコたち・・・みんなエロかった」
「・・・」
「そん中でお前一番・・・エロ・・・」

ニヤニヤとそう言った里見に「意地悪」と呟いた



目を覚ますともう隣には誰もいない
冷たくなったシーツを触ると彼がずっと前にここからいなくなったことを知る
・・・いたのか?
本当に・・・ここに
・・・いたのか?

不安になりながら体を起こすとパリパリになったその余韻が手に触れて思いだす・・・

本当にここで・・・

本当にここに・・・

須野はゆっくりベッドを下りると下着とシャツを羽織る

「おはよう」
「・・・ん」

またパソコンとにらめっこしている里見は相変わらず顔も上げてくれなかった
須野は少しだけ笑ってシャワーへと向かう

暑いシャワーがクーラーで冷やされた体を温める
頭も冴えてきて昨晩のことが頭の中ではっきりと思い出させてくれた

「・・・」

シャワーから出るとまだ里見はさっきと同じ体勢でパソコンを打っていて、淹れてあるコーヒーをマグカップに注ぐと里見の空になったマグカップにもコーヒーを注ぐ。
そこで初めて彼の顔が上がって目を合わせる

「・・・腹減った」
「ん、判った」

いつもと変わらない。
それにホッとする

里見はいつも同じ

美人で

口が悪くて

本当にキレイ

カチャカチャいうキーボードをBGMにして簡単な食事を作る須野。
あぁ、これは新婚っぽい・・・
そう思うと思わず顔が緩む

もちろん、今までもこうして食事を作っていたハズなのに今日は違う・・・
知るんじゃなかった

後悔ではない

しかし、この湧き上がる欲望はきっと際限なく湧き上がってくる・・・


触れたい
今見つめているパソコンを止めて触れたい



「・・・あ・・・」
「メシ・・・まだ?」

ふと気付くとパソコンの音は消えていてダイニングテーブルでタバコを吸いながら自分を見つめる里見がいた

「あ、もう・・・できる」
「おう」

手元のタバコを揉み消すと出された食事に手をつけ始める

「・・・トマトない・・・」
「・・・あとで買ってくる」
「あとタバコも買ってこい」
「うん」
「あ、あと!!!髪の毛とめるやつなんか買ってこい」
「そうだね・・・ちょっと邪魔だね」

そっと髪の毛に触れるとサイドを耳にかける。
伸びっぱなしのその髪はそれでも不潔感を感じさせない
それはきっと彼の魅力がそうさせる

「ふふ・・・メシ食いにくいじゃん」
「あ・・・ごめん」

つい髪の感触が気持ちよくてずっと触れていたことに気付き手を離す

「いいよ・・・別に・・・お前に優しく触られんの嫌いじゃねぇ」
「・・・」
「もーじきだなぁ・・・太陽に沈む影が始まるの・・・」
「うん」
「夏もいつの間にか終わるのか・・・」
「そうだねぇ・・・」
「・・・いつの間にか誕生日終わってたし・・・」

里見の中で今年の春はすっぽりと抜けていた。

「うん。今年は祝えなかった・・・あ、嘘。ホントは僕だけ里見の誕生日にケーキ食べてた」
「は?」
「一応やったんだよ・・・誕生日会」
「・・・そうか」

あの日、オフになるように調整してもらった・・・
里見の誕生日はどうしても一緒にいたくて、里見の両親の墓参りも誕生日にできるように・・・

「・・・あぁ、これ、もしかしてプレゼントだったか・・・いつの間にかついてて馴染んでた」

気付いたら手首についていた黒と茶色の革でできたブレスレット・・・
いつ買ったのか覚えてなかったが、シンプルなデザインが気に入ってたし、なによりも自分の手首に馴染んでいた

「勝手に付けてごめん」
「いいよ・・・気に入ってる。ありがとな」

ブレスレットに触れながらそう言うと須野は微笑みながらお茶を淹れてくれた



「・・・あとは・・・タバコと・・・あぁ、髪の毛止めるやつか・・・」

スーパーで買い物を終えた須野はコンビニに寄ると化粧品コーナーで少し悩む・・・
しまった・・・スーパーで探せばよかった・・・と後悔したその理由


普通のヘアゴムが売り切れ・・・


その代わりかわいらしいリボンのついたヘアゴムが置いてある
そしてしばし悩む・・・

絶対カワイイ・・・
見たい
見たい
でも怒る

いや、見たい

結局見たい気持ちが勝って須野はカゴにリボンのついたヘアゴムを入れると怒られた時用にヘアピンとヘアバンド、そして里見の好きな銘柄のビールを入れた




「ただいま」
「・・・おう」

さっそくリボンゴムを取り出すと

「ごめん・・・これしかなくて・・・シンプルなの選んだけど」

と謝る。「バカ」と投げつけられるのを予想してすぐにヘアバンドを出そうと思っていたら予想に反して袋を開ける里見

「まぁ、どーせお前しかいねぇしなぁ・・・」

とぼやきながらサイドを器用にまとめて上の方で結ぶ

「・・・ごめ・・・ごめん・・・けど・・・すっごいカワイイ・・・」

あまりにも可愛くて悶える須野に「はーん・・・判ったぞ・・・」と言いながら頬をつねる

「お前わざとだな?なぁ?わざとだろ」
「ごめ・・・痛いーーーーごめーん・・・でもヘアゴムはその種類しかなかったのぉぉぉ!あと!ビールも買ってきましたぁぁぁぁぁ」

しばらく須野をつねった後、鏡に映った自分を見て「まぁ、オレは似合うにきまってるけどな・・・」と納得すると気が済んだようで何も言わなくなった





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