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青春はプールの中で1-7 - 07/07 Tue

trackback (-) | comment (0) | 青春はプールの中で
保健室に抱かれたまま入る
保健医もその状態に酷い怪我かと焦って慌てたが、柚木の抵抗し大声を出す様子に違和感を感じ、首を傾げた

「な、何?どうしたの?」
「ちょっとぶつかっただけっす!っつかマジで擦り傷くらいだから!!!」
「あー、まぁ、折角来たから消毒だけしとこっか」

保健医は冷静にそう言うと柿内を見上げる。不安そうな顔

「えーっと、キミがぶつかったの?」
「いや!オレは・・・」
「こいつが大袈裟に来ただけ」
「はい。おしまい。たっくさん走っておいでー!」
「ありがとうございました」

簡単に消毒をされて保健室を出るとバツの悪い顔をした柿内

「お前、ふざけんなよ。マジで。だいたいオレがモテモテになるの球技大会と体育祭なのにそれを奪うなよ・・・ったく」
「・・・あー、すんませんね!あんたがガリのチビだから心配させるほど吹っ飛んだのが悪いっしょ!」
「バカにすんな!」

柚木の怒った顔・・・自分に向けられるのは初めて。怒らせたいわけじゃない。ただ体が動いてしまって・・・

「悪かった」
「・・・」
「柚木さん!」
「・・・」
「マジで悪かったって!」

先を歩く柚木を追いかける

「オレだって・・・身長欲しかった・・・くそっ!なんでオレだけチビなんだよ・・・」

からかわれるのはいつものこと。慣れていた。でも、こんな心配は男として恥ずかしくて、軽々と抱き上げられたのも恥ずかしくて・・・柚木は行き場のない怒りを壁にぶつける

「柚木さん・・・」
「お前、早くクラス戻れよ」
「・・・はい」

柿内は1人去る。柚木のプライドを傷つけたのは分かった・・・なぜ、柚木をあんな風に抱き上げたのか分からない。ただ、心配で体が動いて・・・好きで好きで自分を見失った



昼休み、クラスメイトが紙パックの牛乳を柚木の机に置く

「嫌味か?」
「や?王子からの差し入れ」

クラスメイトが指差す方を見ると柿内が頭をひとつ下げてすぐに背中を向ける
柚木はため息をついて牛乳を手にすると柿内を追いかけた

「柿内ー」
「・・・」
「なぁ、もー忘れてやっからー!オレ、優しい先輩だぞー?そんな警戒すんなよぉー」
「や、悪かった・・・から」
「うっわ!柿内がお利口さんになってる!なー、メシ終わったー?」
「あぁ」
「じゃあさ、あいつらに混じってバレーやらね?」
「あんたがバレー・・・って・・・」

柚木は「見てろって」と言いながら体育館へと向かう

「なー!オレらも混ぜろー」
「うっわユズ!こっち!こっちこいってー!!!」
「ずりぃよ!それ!」

柚木の人気ぶりに嫉妬しつつ、体育館での休み時間の戦いは始まった



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水泳部のくせに泳いでないっ!!!!!


東巻描きたい書きたい(七夕だから引きずるこの想い)きっと来月の8日もまたモヤモヤすんだよ。水尾。
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