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お引っ越し -つれキミ売れ僕番外- - 03/20 Fri

trackback (-) | comment (0) | つれないキミと売れてる僕番外編
「お父さん!お母さん!!!折り入ってお願いがありますっ!!!!!」

夫婦でまったりしている時間に結婚した娘が突撃してきて身構える二人

「・・・ま・・・まさかとは思うが・・・慎吾くんとなにか・・・」
「なんですって!慎吾くんはあんたにとって一番最適な・・・」

二人がおろおろするのは理由がある。

由梨乃の夫、慎吾。つまり葛西は彼らの親友なのだ・・・


「いいえ。慎吾くんとはいつも通り仲良しです。ですがっ!!!あの二人の危機ですっ!」

夫婦は「えええ!」と声をそろえてそれは一大事だと慌てだす


父 櫻井 勇三は大手ビデオ会社の社長であるが、彼は皐月 光の大ファン
母 櫻井 弓子は大手芸能プロダクションの社長であるが、彼女は須野 寛人の大ファンであった

「・・・それでお願いというのは・・・二人がそれぞれ持っている趣味部屋を譲って下さい!」
「な・・・」
「そ・・・それはぁ・・・」

勇三所有のマンションの最上階、3室ある部屋の1室で暮らしている由梨乃と葛西・・・他の2部屋は勇三と弓子がそれぞれ所有している趣味部屋
勇三の部屋には皐月 光・・・つまり里見の書物やサインが飾られていて、ゆっくりと葉巻を楽しみながら里見の小説を読む部屋・・・
弓子の部屋には須野のポスター、DVDが所狭しと置かれ、ゆっくりと大画面テレビで須野のドラマや映画を楽しむ部屋・・・

彼らにとってはとてもとても大切で重要な部屋

「いいですか?!須野さんと里見さんの仲が疑われてます!パパラッチされたら里見さんはまた小説がかけなくなるかもしれない!須野さんはドラマや映画の出演が減るかもしれない!・・・どちらがいいですか!」
「!」
「・・・それは一大事ね・・・お父さん・・・」
「そうだな・・・母さん・・・」

由梨乃は「それでは・・・」と微笑むと



「3日であの部屋を片付けてお二人に明け渡してくださいっ!!!!!」


あまりにも急なその予定に「ひっ!」と声を上げてしまう

「・・・由梨乃・・・さすがに3日で片付けるのは・・・」
「お父さん・・・お二人をここに呼ぶことは、親友3人が同じマンションに住むという仲のよさをアピールできる上に、このフロアに誰も入れなくてすむということ!これ以上好条件の場所はないって判りますよね?」

勇三は「わかります」と小さくなる

「・・・でも由梨乃・・・本当にそれは工事も完了できるかわからないでしょう」
「お母さん・・・もし、3日でやり遂げた際には・・・須野さんと少しだけお話できるように私が慎吾さんに頼みましょう・・・できないなら・・・そうですねぇ・・・慎吾さんに《獣》の主人公を須野さんから別の俳優さんに替えてもらいましょう・・・どうでしょう?壁紙くらいは替えて頂きたかったけれど無理ならばそれは別にいいです」

弓子もその脅しに「やるしかないわね・・・」と小さくなった


「それでは、お父さん、お母さん、さっそく取り掛かってくださいね。あぁ、荷物は一時的に預けられるように、別の場所を借りてありますので」

自分たちの娘だが、なんという行動力・・・と感心し慌てて趣味部屋を片付けに向かった櫻井夫婦だった。








「慎吾くん」
「どうしたのー?ゆりちゃん」

部屋に戻ると葛西は息の荒い由梨乃に首を傾げて「落ち着こうかー」と頭を撫でた

「慎吾くん・・・やるわよ!ホントに!」
「ん?」
「私たちの隣の部屋に須野さんと里見さんを引っ越しさせて!」
「ええ?!」

今まで葛西は何も聞かされていない

「私の記事が世に出回る頃にはきっとパパラッチが二人の部屋につくわ・・・その前にここに引っ越しさせて!」
「・・・ま・・・・待って、ゆりちゃん・・・お義父さんとお義母さんの部屋は・・・」
「片付けさせてる」
「・・・えーーーー」
「だから慎吾さんはお二人をなんとか納得させて引っ越しさせればいいの!」

葛西は「そんな簡単に・・・上手くいくかなぁ・・・」とぼやくと由梨乃はとっておきの笑顔で

「慎吾くんならできる!お二人を守りたいのっ!慎吾くんの親友だもの!」

と嘯いた。単純な葛西の操縦方法なんてとっくに攻略している。

「よし!オレ!行ってくるよ!!!!!」
「お願いっ!慎吾さんっ!」
「いやぁー、二人があそこ住んだらオレも超楽しいじゃーんっ!しかもそれぞれの部屋持って、オレもいるっていうのは仲良し親友が大人になっても離れられない的なちょー仲良しアピールでいいよね!いやー夢のようだー!ありがとー!ゆりちゃん!」

意外と考える着目点はイイな・・・と由梨乃は思う。
軽そうな頭の割に意外と鋭いのかもしれない・・・気をつけなくては・・・





ピンポーン


「須野ちゃーんっ!光ちゃーんっ!いい話をお届けにあがりましたー♪」




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2000HIT御礼!ありがとうございます。ブログ村のランキングも私が一番ビビってるんじゃないだろうか・・・サブジャンルで50位以内とかガクブル
書き溜めてあった番外編が丁度由梨乃が本編に出てきたところでキリもよかったので投下してみました。
ブログを開設した時はとりあえずやろう。と思ってあ、やばいどうせやるなら水尾の37で開設したい・・・タイトルも何も決めてないけど開設!!!!で、そこからちょろちょろとブログタイトル考えたりブログ村登録してみたりバタバタしていたのですが、正直、そのときはこんなに見てもらえるとは思ってなかったし、自分自身すぐ飽きるんじゃないかとも思ってたので、感謝感謝です。まだ1幕もしばらく続くのですが、末永く生温かく須野と里見を見守って下さると光栄です。他にもシリーズもの投下したいけどどう投下していくのかまだ考え中なのです。1日数回更新にするか・・・いや・・・どうしようか・・・うーん。
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