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つれないキミと売れてる僕16 - 03/22 Sun

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引っ越しした2日後・・・由梨乃の書いた記事が世に出回る。
須野の共演者も同居に驚き、それが皐月 光だと知るとさらに驚かれた

謎の美青年・・・と書かれた為、周りにはやたらと里見の写真を要求されたが、須野は持っていない。
写真が嫌い・・・ということもあるが、何よりもそれを持っていることで勘ぐられるのを恐れていたからだ

一方、里見は謎の美青年と書かれた記事を葛西と読んで笑っていた



「オレが謎の美青年ってまんますぎねぇ?!オレ、それ以外に表記しようがないよな?!」
「・・・ですよねー」
「どっから見ても謎の美青年だもんなぁーオレ」
「・・・あー、ホントに今、なんでお前と親友なんだろーってオレ悩んでますよー」

葛西も里見のことは確かに美青年だとは思っている。しかし、自分で言うのはいかがなものか・・・

「なーんか、この記事、須野とお前をとりあえず持ち上げてオレから目線逸らせようっていう感じ?」
「そーだよ。話題の人気俳優の須野をとりあえず持ち上げるのは読者のためー!あとオレは・・・嫁ちゃんの愛っ!!!!!」
「あーはいはい」

里見はタバコに火をつけるとソファーにもたれる
勇三の私物だったソファーは高級だというのが皮の張りで感じられる

「イイ友達持ったって感謝してるよ」
「!!!!・・・光・・・が・・・デレたーーーー!!!!くっそ!超嬉しいんだけど!」
「うっせー。お前こーいうときはサラッと流せ」
「流せるわけねぇだろ!もー祝杯だ祝杯っ!!!!」

まるで自分の部屋のように冷蔵庫にビールを取りに行った葛西

「でもそれ飲んだら帰れよ」
「・・・?あぁ・・・そろそろ帰ってくるか」
「おう」
「判ってますよー!邪魔はしねぇ」
「っつかバカ!なんでオレのも持ってこねぇんだよ!役立たず!」

そう言ってまた頭を叩かれた。






「ただいま・・・」

戻ると自分の部屋が明るくて「電気消し忘れた?」と心配になったが、すぐに「おう」と返事されて里見がいることに気付く

「こっち来てたんだ?」
「・・・もうじき帰ってくると思ってな」
「なんかそれすっごい恥ずかしいです」

思わず照れてしまう須野に笑って「じゃあ戻る」と部屋に戻ろうとする里見

「・・・え?ホントにそんだけ?」

2人の部屋を隔てるドアへ戻る前に腕を掴む
キスも抱擁もない・・・

「・・・そっちは隣葛西ん家だからな?」
「あ・・・うん」

里見の言っている意味がやっと判って一緒にそのドアをくぐる


「里見・・・あのさ・・・」
「んー?」
「さっき・・・電気付いてたのすごい嬉しかった」
「・・・あー・・・お前ん所のテレビでかいからな」
「うん」
「こっちオーディオはすげぇ充実してんだけどテレビ小さいのしかねぇ・・・まぁ、イイけど」

判っていた
里見は別にテレビなんてどうでもいいことくらい

「それでも嬉しかった」
「・・・おう」
「里見ー・・・」
「んー?」
「明日、夕方入り」
「・・・じゃあ試すか?」

その言葉・・・出てくるとは思って想像して頭で何度もシミュレーションしたが、実際に言われると言葉に詰まってしまう

「・・・」

どちらのパターンも考えた・・・でも想像の里見は笑わない・・・だから答えが見つからなかった

「・・・聞いてんのか?」
「聞いてる」
「やんね?」
「・・・したいけど・・・」
「オレはあれだ。気持ち良くしてくれんなら許すぞ?」

彼のこんな誘いが断れるわけなかった・・・
そもそも、自分が断ろうとしていたかもわからない

ただ、目の前の愛しい人に触れたい気持ちだけ




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早く2人を合体させてあげたいんですけどね・・・でも簡単にはさせてあげないんですよ
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