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つれないキミと売れてる僕17 - 03/23 Mon

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初めての場所・・・慣れない
緊張してしまう

だって、ここは里見のベッド


「だから・・・乳首開発すんじゃねぇだろって・・・っ」
「ん・・・」

彼の桜色の薄い肉を食みながら須野はまだ迷っていた
何を迷っているのかは判らない
多分手際の悪さにキレられて怒られるのが怖いのだ

「でも、里見・・・ここも好きだよね」
「まぁ・・・そうだけど」
「・・・あぁ・・・そっか・・・」

誰か女の人にこっちは「開発済み」なんだ・・・と須野は胸が痛くなる
里見が他の女性と付き合うことはその時は理解したし認めていた。里見が幸せならばと心から彼女ができたことを祝ったし、喜んだ・・・
しかし、今・・・どうしても過去が気になる・・・

そして須野は気付く・・・

もしかしたら・・・こっちは誰にも触れられたことのない場所・・・

「ホントに・・・イイの?」
「何度も言わせんな・・・さすがに何度も言うのは恥ずかしいだろ」
「・・・うん・・・判った・・・ちょっと・・・ちょっと待っててね?」
「?」

須野は部屋を出る。
その意味にすぐ気付いた里見は「やる気満々じゃねぇか」と呟きながらニヤリと笑った・・・

言った通りすぐに戻ってきた須野が後ろ手に隠しているものを想像して笑う

「隠すな・・・逆に恥ずかしい」
「・・・だって・・・」

それは里見の予想通りの潤滑油で、渋っていた割にちゃんと準備していたのが嬉しかった
須野のいつもの行動を考えれば準備万端なのは当然予想はしていた
しかし、しっかりと新居にまで持ってきて、すぐに持って来られるのが須野も期待していた証拠

「ちゃっかり準備してたわけだ?」
「それ・・・は・・・」
「どっちがいい?」
「え?」
「え?じゃねぇ・・・違ぇよ!仰向けかうつ伏せかっつーことだよ!」

一瞬上か下かの問いかと思って少し戸惑った須野に気付いて「バカ」と付け加えた

「顔が見えないとキスできない・・・」
「おう」

仰向けになるとすぐにキスが降ってくる
まだぎこちないキス・・・きっとまだまだずっとこのぎこちないキスは続くのだろう
嫌がられないか・・・いつ息をしたらいいのか・・・いつ舌を入れてもいいのか・・・
須野は頭で考えすぎる

「とりあえず・・・今日は1本・・・ね?」
「いや?結構イケると思うぞ?」
「え?」

まさか、こっちも多少経験が・・・と焦るが、里見はしれっとまた惑わすことを言う

「自分で試してみた」
「・・・」
「プッ・・・残念だったな。初めてがお前の指じゃなくてー」
「里見・・・僕、結構本気で鼻血出そうなの判って言ってる?」
「まぁ、自分の体の研究はオレ惜しまねぇもん」

そう。里見は自分がみっともないのは一番許せない。
いつだってキレイでいたかった
それが彼のプライド

「じゃあ少しずつ慣らしていきます・・・」

彼の潤滑油に濡れた指が双丘を割って周りをマッサージするように撫でる。

くすぐったい・・・
むず痒い・・・
もどかしい・・・

そして指が侵入する

「っ・・・」
「まだ・・・痛くはないよね?」

不安そうな須野の頭をポンポンと撫でると「だから自分で試したっつーの」と強がる。

「っ・・・な・・・?」
「あ・・・ここ?意外と早く見つかった・・・かも」
「ちょ・・・なに・・・」

前立腺に当たる場所に指を押しつける
自分では触れなかった場所。

「里見の初めて見つけた」
「お前・・・須野のくせに生意気っ」
「ごめん・・・でも嬉しくて」
「あー・・・もー・・・狂ってもきれいじゃなかったとかがっかりすんなよ?」

長くなった髪を書きあげて里見が言うが、「そんなわけない」と須野はまたキスをした




「っ・・・は・・・も・・・須野っ」
「苦しい?」
「んっ・・・達きたいっ」
「うん・・・だよね・・・」

苦しそうな表情に須野は汗を浮かべた額にキスを落とす
こんなときだっていつだってキレイな彼・・・
限界まで昂ぶった自分自身を片手に握り、彼の高ぶりに唇を下ろす
後ろから指は抜かずに・・・押しつぶすように前立腺を責める

「む・・・無理っ・・・無理無理無理っ・・・須野っ・・・や・・・っ」

快感が強すぎて頭が白くなり、すぐに須野の口へ精を吐き出す
長い長い射精・・・

「止まらな・・・っ・・・んっ」

もう止めたいのに止まらない放出に合わせるように須野は吸い上げてくる

「やぁーーーーっ」

白い肌が弓形にしなって全て出し切った里見はベッドへと沈む
それと同時に須野も自分の手の中に精を吐き出した

「里見・・・里見・・・大丈夫?」
「大丈夫じゃねぇ・・・クラクラする」
「え!大丈夫?!水!水持ってくるね!!!」
「・・・須野・・・飲んだな?」
「ん?」
「バ・・・ッカ!!信じらんねぇ!AV女優かお前はっバカ!くっそ、殴る力もねぇ」

須野は少しだけ笑うとベッドを下りて小さい冷蔵庫を開ける

「・・・」

見事にビールだらけの冷蔵庫に小さくため息をつくと手を洗って自室の冷蔵庫に取りに行く
もう少し大きめの冷蔵庫を里見の部屋にも入れなくては・・・と改めて思った。
あんなにビールを詰めたら食材なんかどこにも入らない

「里見ー、水だよー」
「んー、飲ませて」

須野は嫌がる表情も見せずに里見の背中を優しく抱いて起こす
水を一口飲ませると「あーあ」と里見が呟いた

「今、口移しで飲ませる場面だったんじゃねぇのー?」
「え?」
「あーあ・・・こんなチャンスめったにねぇぞー」

そう言うとまた意地悪く笑うと「タバコは?」と聞く
こんな急な要求でもしっかり予測して用意している須野は流石である


「なぁ」
「うん?」
「何をお前はいつも悩んでんだ?」

何を・・・と考えて須野は少し笑う

「いつも里見のこと」
「オレはお前を悩ませてるかー?」

そんなはずはねぇだろーと里見は煙を吐き出しながら呟く。
須野は灰皿を近くに置いて自分もタバコに火をつけた

「里見が何かしたから悩むんじゃないよ」
「あー」
「多分好き過ぎて里見のこと考えて悩んでる」
「あのなー・・・」

里見は何か言いかけて考える・・・

きっとオレもお前が好き

そう言いたいけれど、言葉が出て来ない

「何?忘れた?」
「バーカ・・・オレが忘れるわけねぇだろ」
「じゃあ何?」
「好きだ・・・ぞ?」

須野が煙に噎せて咳込む

「おいー・・・大丈夫かー?」
「う・・・ん・・・苦しい・・・」
「ほら、水」

里見は須野が持ってきてくれた水のペットボトルを差し出した

「・・・」
「落ち着いたかー?」
「うん」
「そーか」
「・・・ホント?」
「んー?」

煙を天井に向けて吐き出しながら平然としている里見の言葉は夢か幻聴か・・・

「・・・」
「あ?」
「あ、ううん・・・何でもない」
「ホント」
「・・・」

須野の目から自然に涙が零れた

「何泣いてんだよ」
「や、なんか・・・キた・・・」
「キモい」
「・・・」

好きだと言ったくせに相変わらず里見は冷たくて、それでも撫でてくれる手は優しくて・・・
ずっと・・・ずっと好きで好きで追いかけてきた甲斐があったのだと思わされた

「言葉にすると恥ずかしいな・・・お前よく毎日毎日飽きずに言ってくるもんだ」
「だって、言葉にしないと気持ちが体の中で爆発しそうになって苦しいから・・・」
「言葉ため込んだって爆発しねーよ」
「するよ・・・きっと・・・だって、里見に好きって言うと少しだけ心軽くなるもん」

タバコを揉み消すとベッドに横になりながら「それはおかしな体質だな」と里見は笑った



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里見くんデレの回!でもデレさせたくない・・・
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