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つれないキミと売れてる僕6-1 - 10/09 Fri

trackback (-) | comment (2) | つれないキミと売れてる僕
須野の代表作になりつつある太陽の沈む影の第3シーズンが決定したという知らせの頃、葛西が上機嫌で須野の部屋を訪れた

「須野ちゃーんっ!ひーっかりーんっ!」

葛西の騒がしい声にうんざりしたような顔の里見が本から顔を上げる

「なんか上機嫌だね?」
「うん!うんっ!うんっ!!!これっ!」

葛西が手にしたのは白い封筒。葛西は笑顔でその封筒を開けると2人に中のはがきを手渡す

「・・・あ?」
「須野ちゃんももちろん、光も全然行ってないでしょ?」
「・・・行くわけねぇだろ」

里見がそう呟いてはがきをゴミ箱へと投げる

「ちょっ!!!もーあのねぇ・・・こういうのはちゃんと返信ぐらいしなさいよぉー」
「里見が行かないなら僕も・・・」
「待って待って待ってぇぇぇぇ!!!」

里見がゴミ箱へと投げ入れた『同窓会のお知らせ』と書かれたはがきを手に取るともう一度里見に押し付ける

「今度の幹事、オレの友達なの!未だに付き合ってる貴重ともいえる友達ー!ちょっと前に結婚するって報告受けたついでに同窓会来ないかって言われてー!でぇー・・・2人も連れてくるってオレ、張り切って言っちゃってぇ・・・」
「あぁ?何てめぇ勝手なことしてんだよ」
「いや・・・僕もスケジュールっていうのが・・・」
「あ、須野ちゃんのは大丈夫。山口さんにもう確認してあるから」
「え・・・仕事以外のスケジュールは無視・・・?」

須野が困った顔で葛西を見るが葛西に「仕事以外は光しかないでしょ?」と言われて何も言えなくなってしまう

「あとはさー・・・光だけなーのぉぉぉ!」
「行くわけがねぇだろ」
「ヤダー!ヤダヤダヤーダァァァ!行くのっ!オレと!オレたち3人で行くのぉぉぉ!!!今でもすごく仲良し3人組なんだぞーってみんなに見せびらかすのぉぉぉー!」

葛西の子供のような駄々が始まって里見は耳を押さえながら席を立つ

「幹事の友達って?」
「うん?あぁ、武司覚えてる?紀本武司ー!」
「・・・ごめん。わかんない」
「光は判るでしょー?」

里見はコーヒーの入ったマグカップを傾けながら葛西を見る

紀本・・・名前だけは記憶に残っていた。一度だけ・・・たった一度だけ学年順位を奪われた相手。確実に取り続けてきた1位の座を1度だけ奪われた・・・そして「なんだ1位になるのって大したことない」と里見の前で呟いてきた相手
別に学年首位に拘りはなかった。だが、その一言が頭に残ったまま消えずに今でも覚えている

「・・・」
「あー!やっぱり覚えてるでしょー?だよねぇ・・・悔しくて忘れられないよねぇ・・・オレも光以外に負けたのあの時だけだもんー」

学年首位を争っていたのは常に里見と葛西。そこへ突然首位争い圏外の人間が入ってきて奪っていった首位・・・そこから葛西は紀本に興味を持って、今でも連絡を取り合う仲になっていた

「だからさぁー・・・行こうよー!同窓会ー!」
「・・・」
「先生とかも来るよー?っていうか行くからはがき貸してー!オレ返事しておくー!」
「だからなんでお前勝手に・・・」
「行きたいから!3人でっ!」

葛西の手からはがきを奪い取ると葛西の背中を押して「帰れ」と言った里見に葛西は何度も「行く!絶対!」と繰り返し、里見に背中を押されながら部屋の外へと追い出されていった





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ほんっとーーーーーにやばかった

えぇ。これ、ホント出来立てほやほやですToT

間違えてフォルダごと消去した時は「あぁ、死んだ・・・もうダメだ・・・」と絶望しましたが、なんとか。予定を全部キャンセルしたり色々調整して書けました

お待たせしましたよー!つれキミ売れ僕の6幕のはじまりでございますーーーー
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2015/10/09 Fri 20:07:07
Re: タイトルなし : 水尾 央 @-
>ラムまま様
コメントありがとうございます♪
キャー!しっかり須野や里見のことバレちゃってるーーーーwあ、バレてるのは私の頭の中でしょうかー;

運命だとか恋だとかは本当になんだか消化不良で申し訳なかったですー。そのシーンだけ・・・折角のオメガバース設定だったのだから子作り的な番外編をいつか・・・いつか・・・頑張りますw
2015/10/10 Sat 10:41:54 URL

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