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運命だとか恋だとか その後1 - 12/07 Mon

trackback (-) | comment (2) | その他SS
「タイチ!」
「んー?」
「あー、明日からツカサ、休み取らせてる。今日も帰した」

久し振りに研究所に呼び出されたタイチはムツキにそう言われて首を傾げる
大学を卒業し、ムツキの研究所で働くことになったツカサ。Ω性を持って不安になっている人間に癒しと希望を与え、働きも悪くないため、欠かせない人材になっていた

「んー?あー、発情期?あれ?もうそんな経ったっけ・・・んじゃー、呼び出しって精力剤でも打ってくれんのー?」
「・・・」

軽い表情、口調のタイチとは逆に険しい表情のムツキが申し訳なさそうな顔でタイチを見つめる

この研究所はαとΩの研究所ということもあり、ヒート休暇は望む者にしか与えていないが、番がいて、周りを惑わすフェロモンを防げるようになったはずのツカサのΩ暴走・・・

「お前を去勢したから・・・」
「うん?でも、番持てるっつったじゃん」

番になればある程度の制御ができるようになるはずのものが制御しきれず、暴走しているのだ

「持てる!・・・はずなんだ。理論的には。お前の器官を妨害してるだけだからαとしての能力はちゃんと・・・」
「・・・で、なんで呼び出した?」

周りを惑わすくらいのヒートが起こっているのなら今すぐ帰ってツカサを楽にしたいのに。と急に冷めた表情のタイチはムツキに詰め寄る

「・・・あぁ、もう一度番の上書きを・・・」
「?」

ムツキが出した試験管に入った液体を受け取る

「飲め」
「や、なんで?っつかこれ何?」
「実験段階・・・だけど、オレもお前の去勢を解除する方法をずっと考えてきたんだ」
「は?」
「お前は確かに去勢されてる。でも・・・器官を潰しきったわけじゃない。だから、現に、惑わされはしなくてもフェロモン自体は感じられるだろう?解除は難しくて・・・」

タイチは頷くと試験管を見つめて一気に飲み干した

「・・・まっず!!!!まっずーーーーっ!!!!」
「・・・ただ、実験段階だから、持続性はないんだ・・・帰ってすぐにツカサと番の上書きを」
「おう!言われなくてもそうする!」
「タイチ!」

足早に立ち去ろうとするタイチを呼び止めるとドアに手をかけて振り返るタイチ

「悪かった」
「んにゃ?去勢されたことに関してはオレ、感謝してるくれぇだって!」

にっこりと笑ったタイチはドアから出て行く。ドアが閉まるのを見届けた後ムツキは大きな椅子に力尽きたように座ると「人たらしめ・・・バカ」と呟いて目を閉じる

ツカサの前回のヒートがいつもと違う気がして、ツカサを調べた。そして暴走が起こることを予期し、今日までほぼ寝ないで薬を作り続けた疲れが一気に訪れたようでそのまま深い眠りへと落ちていった




「うっわ・・・」

部屋に入るなり余りにも濃い香りにめまいを起こす
むせ返るような甘いΩの香り


αとしての能力を一時的とはいえ解放されたタイチは初めてに近い感覚を味わっていた

「みんなこれ耐えてんの?」

去勢されててよかった。そう思わずにはいられないほど。フラフラとこの香りにつられて寝室を開け放つと下半身を剥き出しにしたあられもないツカサの姿

「あ・・・タイ・・・チさ・・・」
「っ・・・待てなかった?」
「も、ダメっおかしいのっ!タイチさんっ!ココ、切ないっ!早くっ早くっ!」

指で拡げるツカサを見てタイチは黙ってファスナーを下ろした

「あー、ツカサ、大丈夫。そんなことしなくてもオレも早くお前の中入りたい」

すぐにタイチの昂りに口を寄せるツカサが可愛くて愛しくて

「オレの番、女の子だっけ?」
「んあ?」
「こんなにドロドロになっちゃうなんて・・・」
「タイチさんっ」

Ω特有の器官から濡れ漏れる普通は濡れない場所へ指を伸ばしたタイチの手を止める

「これじゃないっ」
「うん。具合確かめてんの」
「タイチさんもっ早くしたいんじゃないの?!」
「うん。早くこの蕩けたとこ挿れたい」

そう言いながらも指で中を拡げて反応を楽しむのはツカサの急かす姿が可愛いから
指で好きなところを弄られて限界まで追い詰めてからの挿入がなによりもツカサが好きだから

「っあ・・・あっ・・・指っ!やぁー」

するりと引き抜かれた指を追うようにヒクつくそこへ押し込まれる雄に全身を震わせながら声にならない声をあげてツカサは達する

「あー、そうだった・・・まだ、理性なんとか残ってるうちに」

タイチはムツキに言われた通り番の儀式を行う
うなじに噛み付いて噛み跡を残すと噛まれただけでまた内壁が収縮するのが判る

「っ・・・ツカサちゃんっ、中達ってる?これっ持ってかれそ・・・」

その言葉に応えることなくツカサは全身をガクガク震わせて頭を縦に振った

「飛びそ・・・だね。オレも飛ぶ・・・なにこれっ・・・今日ヤバ・・・」

今までの発情期にした行為よりもずっとずっと悦かった。本物の番の行為・・・より良い子孫を残すための快楽・・・運命の番がお互いしか見えなくするための許された快楽

「っあっ、や、やぁ!中っ!っーーーー」
「あー、もー無理。抜けない」
「できちゃっ・・・赤ちゃんっ、やぁぁっ」

降りてきた子宮は番の性を求めるために、言葉とは逆にタイチの先をめり込ませただけでどんどん内部への侵入を許す
確実に残すために。そこに子種を残すために咥えこんだら逃さないように口を締める

「ツカサっ・・・産んでっ・・・孕んで。オレの子どもっ」
「っあ、も、ふぁ・・・」

目の前にチカチカと白い光が飛ぶ
お腹の中にいつもよりも熱い白濁が叩きつけられるのを感じるのはα性を取り戻したタイチの本当の熱なのかもしれない

「っ、ごめん。ツカサちゃん・・・このままもう一回」

もうツカサは応えることもできない。体内に広がる熱で何度も何度も感じ、達し、身体中がもっともっとと運命の相手を、タイチを求めて快楽がぐるぐると渦巻きその渦に飲まれていく






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これ、書いているの・・・6日の23時50分ですToT

ホントはつれキミ売れ僕UPするはずが完成しなくてやばいやばいと泣きそうになりながら書きかけのこちらを慌てて書いてUPしているところです・・・こちらは前後編なのでもしかしたら・・・もしかしたら・・・明後日・・・少しお休みさせていただくかもしれませんーーーーごめんなさいごめんなさいごめんなさーいっ
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2015/12/07 Mon 01:26:39
Re: 始めましてです : 水尾 央 @-
>kiha様
コメントありがとうございます♪
初めましてっ!告白ありがとうございますw
もうすぐUP再開できるはずなので、その時までお待ちいただけると嬉しいです^^
2015/12/11 Fri 22:29:22 URL

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