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運命だとか恋だとか その後2 - 12/08 Tue

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「ツカサ・・・出せ」
「?・・・え?」

ヒート休暇を終えて出勤して数日、ムツキに手を出されたツカサは首を傾げてムツキを見つめる

「基礎体温表だよ!」
「え?なんで・・・オレ、ここ出てから測ったことないですけど」
「なっ・・・お前っ・・・いっくら男性型Ωが妊娠しにくいからって基礎体温つけなかったら妊娠したかどうかわかんねぇだろーが」

イラつくムツキに「ごめんなさい」と謝るとムツキは首を振る

「いや、怒ってる・・・けど怒ってない」
「えっと・・・」
「・・・オレはお前たちに子どもできたら産むまでオレがお前の主治医になりたい」
「あ!それはもちろんっ」

ツカサは笑顔で「お願いします」と言う
眩しい笑顔。酷いことをしようとしたことなんてなかったことかのような笑顔にムツキは少しだけ困った顔をしてツカサの頭を撫でる

「タイチとは順調か?」
「はい。休暇中はホント・・・なんかすごかったです」
「薬は成功したみたいだな」
「ありがとうございます。これで皆さんにもう迷惑掛けずに済みますかねぇ?」
「・・・ここのαがお前のせいで惑わされたら困るからな」

それは少しだけ意地悪な言い方

「ムツキさんは誰かいい人いないんですか?」
「はぁ?!」
「あ、嫌味とかじゃなくって・・・なんていうか、最近ムツキさん表情柔らかくなったし」

ツカサの言葉に長くなった髪の毛を書き上げる

「それは・・・」

それはきっとふっきれたから

幼い恋心から閉じ込めた想い人・・・

その人の目の前に運命の番が現れて、それでもやっぱり消しきれなかった想いは少しずつ手の隙間から水が零れていくように消えていき、完全な番となった今では手の中に溢れんばかりに溜まっていた水がなくなった

「それは現れねぇな」
「ムツキさん、すごい綺麗な顔してるし番じゃなくても恋人すら作らないの勿体無いなーっていっつも思うんですよね」
「オレは研究が恋人みたいなもんだ」
「じゃあ、それが完成したら?」

完成したら・・・

「タイチはいい男だろ?」
「?・・・はい」

正直なツカサの答えにムツキがふわりと笑う

「あいつ以上の人間がいるなら恋もいいかもしれねぇよな」
「・・・ムツキさん」
「そんな顔すんな!っつか次もお前ヒート休暇取れよ」
「ええ?いや、もうきっと大丈夫ですよぉー」

顔を赤くして首を振るツカサの額にデコピンを飛ばす

「お前らの子どもが早く見たい」
「ええー?!ムツキさんなんかお母さんみたいですよ!!!」

お母さんみたいと言われて少しムッとしつつも、きっとこの感情は親心と同じ
初めて恋に落ちたタイチと運命なのに遠ざけようとした自分を許したツカサはムツキにとって特別
運命と出逢えて結ばれて羨ましい関係・・・

「でも、ヒート休暇、戴けるんならタイチさんは喜びそうですね」
「あー次までにすげぇ精力剤でも作っかなー」
「や、それ、オレが死にます!!!」

また顔を赤くしたツカサに背を向けて歩き出すとすぐにパタパタと後ろを追いかけてくるツカサは可愛い

同じΩで胸が高鳴るのはおかしな話だと思いながらもツカサに追いかけられる瞬間は心地よいと思えた

「あー、あと、妊娠しやすくなるサプリあるからそれ取りに来いよー」
「なんですか!それ!!!」
「まぁ、あるんだよ。そういうのが」

今日もどこかで性に、本能に惑わされて泣いている人がいる
でも、ここは今日も暖かくて幸せな未来で溢れていた



運命だとか恋だとか その後 おしまいおしまい




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ムツキの恋だとかも書きたいけど、ムツキの相手が思いつかなくて(どうしてもムツキの相手はヘタレ攻になりそうだし?)まだ続編は考えられない運命だとか恋だとかですがー・・・αとΩの設定を活かして再挑戦したいなぁ・・・とか思えてきました

12月って忙しいもんなのねー・・・忙しすぎてホント書く時間が考える時間がなくてっ!!!!つれキミ売れ僕も更新したいけれどなんか同じような文章をずっと書き続けている気がして修正修正修正・・・あれ・・・これ、行きつくところどこだっけ・・・と迷宮に入り込んでしまった気分であります(自分で書いているもののくせに)

まだ全然書けていなくてホント困ったことになっていますが、つれキミ売れ僕UPを早めにできるように頑張ります

いつもありがとうございます
コメント返信遅くなってごめんなさいー
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