FC2ブログ

青春はプールの中で6-6 - 01/12 Tue

trackback (-) | comment (0) | 青春はプールの中で
「柿内ー?」

桐井たちとも別れて帰り道、やっぱり黙ったまま視線も合わない柿内に不安になった柚木は人通りの少なくなった道で柿内のジャージを引っ張る

「ん?」
「なんか怖ぇんだけど・・・なんでそんな機嫌悪ぃわけ?オレなんかしたか?」
「は?・・・あー・・・悪い・・・」

柿内はカバンを背負い直すと柚木を引き寄せる

「早く帰りたい」
「いや、だから」
「余裕なくて・・・」
「は?」
「あんた、明日の朝帰るんだろ?もう今日しかねぇのにあんたすげぇやっぱ人気あってみんなすげぇあんたのこと好きな顔で見てるし正直、キツい・・・っつか・・・」

なんだヤキモチか・・・と理解した途端に吹き出す柚木

「バーカ!お前もカッコつけずに隣にいりゃよかったのに!」
「んなことっ・・・まぁ、うちの部内で1番あんたの隣にいたいのオレだけどっ・・・でも独占したい・・・から・・・」

また柿内が可愛く見えてまるで魔法だ・・・と柚木は笑う
隣に並ぶ20センチも背の高い男が自分を独占したくてできなくて拗ねている・・・そう思ったら可愛くて仕方がない

「お前ん家ー?」
「・・・どっちでもいいけどっ・・・」
「オレん家の方が近い」
「・・・うん」
「可愛いなぁ。バーカ」

顔を赤くして早足で歩く柿内の背中を叩くと柚木は走り出した





「ただいまー」
「お邪魔します・・・」
「まぁ、平日だし誰もいねぇけど」
「・・・」

そのまま2階の柚木の部屋へ行くとすぐに抱きしめられる

「おいおい」
「次・・・もうオレの受験が終わる頃とか言うんだろ・・・誕生日とかもあんたのことだ。オレに気を遣ってこっち帰ってこねぇんだろ?」
「おー?おー・・・まぁ、その頃試合あるし・・・」
「充電今のうちにしとかねぇと・・・」

そっと柿内の腕を外して向きを変えると背伸びしてキスをする

「文化祭・・・まぁ、オレも役割あるし2人きりにはなれねぇかもだけど来る?」
「うん?」
「やー、来年は球が遠征多くなって出られるか判んないからって今から張り切ってるんだ」
「それって11月くらい?」

柚木は頷いて柿内を見上げる

「っ・・・クソ・・・見るなっつーのホントオレ、弱いから」
「あ?」
「あんたのその顔っ・・・」
「おいー・・・オレなんて普通だろーが」
「あんた、それオレに言うわけ?」
「あー、普通のイケメンだった」
「それ、栗山みたいで萎えた」

少しだけ腕の力を抜くと頬にキスして落ち着いたように離す

「?」
「あ?」
「するんじゃねぇの?」
「なっ・・・しないし」

カバンを置いて床に座る柿内の足を跨いで座る

「しねぇの?」
「しねぇ・・・よ」
「オレはしたいと思ってんのに?」

柿内のジャージを脱がせてシャツの上から胸に触れる。シャツの上からでも判る鼓動・・・

「柿内ー」
「っ・・・だって・・・あんた・・・明日はそのまま部活行くって・・・」
「あぁ、そうだなぁ」

肯定の言葉を呟きながらも柚木の手は少しずつ下へと降りていく

「週末は試合だっっつってたじゃん・・・待てって・・・マジで止まんねぇってそれ以上はムリ」
「したいっつってんの!こないだだって翌日泳いでただろ?!」
「やらないっ」
「・・・なんだよ・・・こないだそんな悦くなかったっつーこと?」

そっと柿内の上から降りる柚木の腕を掴む

「クソ・・・んなわけねぇだろ」
「期待した」
「悪かったって・・・拗ねんのやめろよ・・・」
「拗ねてねぇし」
「や、マジで・・・なぁ・・・隣に座れって」

柿内の手を振り払って部屋を出て行こうとする柚木を必死に止める

「なぁ、柚木さん」
「オレは喉乾いたっ」
「カバンに開いてないペットボトルあるから」
「だって・・・オレばっかヤりたくて居た堪れねぇの!」
「っ・・・」

柿内に引き寄せられて乱暴にベッドへ投げられる

「お前っ」
「柚木さんばっか?ホント、もー・・・煽るのもいい加減にしろって・・・我慢してんの判る?すげぇ我慢してんのっ!余裕なんてホントねぇからな?いいんだな?」
「なんなんだよ!天邪鬼か!」

シャツに手を掛けた柿内の腕を振り払うと体を起こそうとして柿内に再び押し倒される

「天邪鬼はどっちだよ!」
「なんだと!このっ」

足を蹴られて怯んだ柿内の体に飛びかかって馬乗りになる

「伊達に体のでかい兄弟ばっかに囲まれてねぇぞ・・・」

頭突きを食らって鼻を押さえた柿内を睨み見下ろす
ケンカなんて・・・ケンカなんてしたくない。さっきまで甘い雰囲気だったのに今はその欠片さえなくて・・・

「バカ!柿内のバーカバーカ!」
「待っ・・・負け!オレの負けだから!」

もう一度頭を振りかぶった柚木の頭を押さえると柚木は柿内の体から降りる

「・・・痛い。マジで・・・」
「鼻血出てる」
「んー・・・ティッシュとって」

箱ティッシュをそのまま柿内に投げると部屋を出る柚木

「・・・なにやってんだ・・・オレ・・・」

ティッシュで鼻を押さえながら頭を振る
抱きたいか抱きたくないか・・・そんなの答えは決まっている。だけど、前回、普段疲れなんて知らない柚木の疲れた姿を見たらこの後が怖くて、次の日も怖くて・・・この気持ちを判ってほしいのに判ってもらえないどころか勘違いまでされて・・・
そもそも悦かったのは自分だけだったのではないかと思うと柚木の体に負担をかけさせてまですることじゃない気もして・・・

「っつか痛ぇ・・・」

ただ血に染まっていくティッシュを見つめながら頭を抱えた







にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ


にほんブログ村

とりあえず柚木は多分強いと思うwやたらと体のでかい兄と弟に囲まれて育ってるからー

っていうかあれだ。予約投稿だけど予約し忘れたことに気付いて慌ててPC開いたっていう・・・危ない危ない。
6章完成してますよ?大丈夫。落ち着け私っ!
関連記事
スポンサーサイト



comment

コメントを送る。

URL:
Comment:
Pass:
Secret: 管理者にだけ表示を許可する