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青春はプールの中で6-8 - 01/14 Thu

trackback (-) | comment (0) | 青春はプールの中で
食事を終えて片付けも終えると既にその場に柚木もいなく、柿内は迷いながらも諦めて荷物を手にする
仲直りもしないうちに去りたくはないが、自分から柚木の部屋へ行く勇気もなかった

「柿内」

名前を呼ばれて顔を上げる
階段から顔を覗かせていた柚木がそこにいて少しだけホッとする
名前をまだ呼んでくれるから。謝らせてくれる時間はまだありそうだと・・・

「上・・・」
「んー」

柚木の部屋へ上がると荷物を下ろす
すぐに胸へ飛び込んできた柚木に身構える柿内

「悪かった」
「え?・・・あぁ、悪いのオレだろ・・・悪かった」
「っ・・・あのまま・・・は嫌だった」
「うん・・・」

柿内は柚木の細い体を抱きしめると長いため息を漏らす

「お前ん家行く・・・」
「は?今から?何で!」

柚木は睨むように柿内を見上げる

「何でってお前・・・」
「・・・マジで・・・?」

柚木の言いたい事が判って柿内は顔を赤くして天井を見上げる

「お前、大学決まるまで我慢できるのか?」
「や・・・まぁ・・・うん・・・」
「あー、その程度だったか?」
「いや!違う!っつかもうこの問答またケンカになるからイヤなんだけど!またヤ・・・っちゃったらオレ、しばらく勉強手につかねぇっつーか・・・こないだあの後マジでヤバかったんだぞ?しばらく授業でさえまともに聞けねぇかもしれねぇしっ、ホントオレばっか悦くって・・・申し訳ねぇっつーか」

柚木はポカンとした顔でそれを聞いて吹き出した

「なんだよ!バカにすんのかよ!あーあー、そうですよ。どうせ童貞卒業したばっかりで童貞臭がまだまだハンパないですよ!」
「いや、違ぇって!じゃあお前が挿れられるほーやる?」
「う・・・あ、あんたがそうしたいなら・・・」

柚木が「マジで?」と首を傾げながら見上げてきてその頭をペチリと叩く

「あざとい!」
「なんだよ!」
「誕生日にしてくれた・・・やつ・・・」
「フェラ?」
「言うな!・・・あれだけでも正直オレ、頭ん中そればっかだからな・・・」

柚木の唇をつまむとそのままキスを落とす

「あんた朝帰るんだろ」
「んー」
「・・・オレが泊まって行ったほうがいいんじゃね?」
「・・・それじゃやっぱできねぇじゃん」
「だからヤらないって」

口を尖らせた柚木にまたキスをする
黙らせたい時はキスをしたらいいと気付いたらしい

「オレをもっと飢えさせて・・・絶対合格しなきゃって気にさせろよ」
「だからそれってオレが我慢っつーことだろ!」
「・・・そんくらい一緒に我慢してよ・・・恋人だろ」

照れながら言う柿内がまた可愛く見えて柚木は柿内の胸に拳をぶつける

「しょーがねぇなぁ・・・オレは頼れるカッコイイ先輩だし?一緒に我慢してやるよ」
「そうしてください。柚木先輩」

ワザと先輩と呼んで2人で笑った




ベッドへ入って部屋を暗くして床に敷いた布団に柿内が入ると柚木がその隣へと入る

「狭い」
「あんたが入ってきたんだろーが」
「おう」

そのまま無言で手を繋いで柿内の手を取るといつも印を残している手首に唇を寄せる

「柿内ー」
「あ?」
「今日、母さんに頭下げてくれたろ」
「・・・聞いてたのかよ」
「聞こえた」

祥子に一緒に住むことの許可を頼んだことを聞かれていたのを知って暗闇で顔を赤くする

「なんか・・・お前、マジでオレのこと好きなんだなーって思った」
「す・・・好きだからこうしてんだろ」

繋いだ手を握りしめて柿内も柚木の手首に唇を寄せる

「そうだけど・・・なんかあれ・・・」
「・・・なんだよ」
「結婚の許し貰うやつみたいだったぞ」
「けっ・・・な!!!なっ!!!!」

柿内は体を起こすと柚木にポンポンと肩を叩かれてまた横になる

「まぁ、そこまで考えてなかっただろうけどさ」
「ねぇよ」
「でも、マジで愛されてんなーって」
「っ・・・クッソ・・・もー寝ろ。超寝ろ!んで忘れろ」

不貞腐れた柿内に背中を向けられて、その背中に頭をつける

「安心しろよ。オレもお前のことすげぇ好きになってっから」
「っ・・・あんたね・・・」

振り返った柿内の口を塞ぐようにキス。すぐに舌を入れられて柿内は柚木の体を抱きしめる。密着した体からお互いの体温が伝わる。近い。近くにいるのにもっともっと近付きたくて。布一枚でさえも邪魔な程くっつきたくて

「お前のすげぇ勃ってんじゃん。だからお前ん家行こうっつったのに」
「バカ」
「柿内ー抜きっこしよ」
「っ・・・それ、拒否権もねぇだろ」
「うん」

そして恋人たちの夜は静かに更けていく







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まだまだなんだかもどかしい2人です。でも青プはこれでいいの。うん。エロはエロ担当要員に任せようか!って方向でね
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