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竹市くんと柚木くん6-3 - 01/30 Sat

trackback (-) | comment (0) | 青春はプールの中で 番外編
「・・・そうじゃない」
「でも・・・」
「ヤキモチだっつってんの!そりゃ、みんなの目もあるし、今日なんて柿内も来てたから涼しい顔して見せてたけど」
「・・・オレが感じるのたけちゃんのこの手だけだよ」

球の手が竹市の手を掴みながら石鹸で滑る肌の上を撫でて自分の胸についた乳首に触れさせる

「ふっ・・・たけちゃんと出逢う前はそりゃ・・・ませガキだったし年齢ごまかしたりして他の人に触ってもらったりしたけどっ・・・もうオレの体、たけちゃんの全部覚えちゃってるもん・・・たけちゃんしか感じられないよ」

竹市はそっと顔を上げてキスをする
球の気持ちは知ってる。判っている。こんなにも愛してくれて求めてくれる球を愛しく思うのだから

「球さん、球さんもオレが女に触られたら嫌でしょ?」
「イヤっ・・・たけちゃん触られたくないっ」
「同じ・・・それと同じ」
「・・・たけちゃん・・・もう1回したい・・・」
「今せっかくキレイにしたのに?」

球が拗ねたように口を尖らせる

「不満?」
「最近たけちゃん1回しかしない・・・」
「あ?」
「オレだけもっとしたい」
「言ったな?泣かせるまでヤるよ?」
「泣かせてよ。気持ちよくて泣くの好き」
「ホント・・・もー・・・どこまでエロくなるの?あんたは」

年々エロさが増していくような恋人に甘いため息を吐くと竹市は笑いながら濡れた球にキスをした





「んで、この服どーすんの?とりあえず洗えばいいの?」
「また着てくれるー?」

学園祭の間着ていたドレスを片付ける竹市をベッドの上から泣き腫らした目を擦りながら見つめる

「着ないし」
「うん。オレも満足ー」
「何?そんな女装したままヤりたかったの?」
「うーん・・・そっちはついで?」

球は足元に脱ぎ捨てられた竹市の着ていたチャイナドレスを手に取る

「やっぱさー・・・学校一緒に通えるようになったのにたけちゃんとベタベタしながら学校歩いたりできないじゃん」
「まぁ、普通はしないな」
「えー?!してるよ!!!カップルがイチャイチャしながら廊下歩いてたりするじゃん!!!!」

竹市は球の手からチャイナドレスを受け取って洗濯機へ突っ込む

「だけど、今日みたいにイベント的な感じで客引きしたり、女装してたらくっついていられるかなーって・・・ホント楽しかったぁー」

球が幸せそうに笑ったのを見て竹市は球の頭を撫でる

「学部も学年も違うけど、部活同じだし、今日しかないなーって・・・去年は発言権がまだあんまりなかったからさぁー・・・却下されたじゃん・・・だから今年はホントたけちゃんといたかったんだよねー」

もうじき今よりもっともっと忙しくなってろくに帰ってこられない日々がやってくる。球自身には光栄で、充実した毎日になるのは判っている。けれど、それは恋人と居られない時間が増えることで・・・

「想い出、いっぱい作りたいの」
「うん」
「たけちゃん・・・オレの魔法はもうじき切れるよ・・・だけど、まだもう少しバタバタするの許してね」
「・・・何、魔法切れるとか」

球は少しだけ寂しそうに笑う

「柚木家で実は1番ダメな長男ってそのうちみんな判るはずだから」
「はぁ?」
「・・・流ちゃん、きっともうじきすごい選手になって世間を騒がすよ・・・秀ちゃんはメダル取るよ。で、舞ちゃんも有名選手になる」

背伸びをしながら弟妹たちの話をする
大好きで大事な弟妹たち・・・

「それは球さんだって」
「オレは結局、メダル取れないまま選手生活終えると思う」
「・・・」
「あ、いいの。そこは仕方ないし・・・」

代表選手にはなった。でも、まだメダルには手が届かない夢の舞台

「秀がメダル獲ったらオレはもうあんまり注目されないと思う」
「そんなこと」
「いや、判ってるから!うん・・・でも、ホントいいの。オレは注目されなくてもたけちゃんがオレを見ててくれればそれだけできっとずーっと幸せだもん」

笑顔を向けられてどうしていいかわからずただ抱きしめる

「流ちゃんもきっとすごい選手になるよ・・・オレよりも取材来ちゃう」
「うん」
「秀ちゃんもすごい・・・ブレストで勝てなくなったのいつだったかなぁー」
「うん」
「舞ちゃんもすごいんだよ?!バレーだけど、ホントすごいの・・・試合あんまり見に行けたことないけど」
「うん」

腕の中で弟妹の自慢をする球を抱きしめ続けると最後には震えて抱き返してきた球の腕

「たけちゃん・・・見てて・・・オレを最後まで見てて・・・一緒に居られなくて寂しい想いさせるかもしれないけどっ!浮気とかしないで・・・最後までオレだけ見てて・・・そしたら選手として最後まで力振り絞れるから」
「うん」
「たけちゃん」
「うん」

顔を上げた球にキスをする

「球さんだけ見てるよ・・・」
「うん」

安心したのか竹市の胸に頭を寄せて目を瞑る球をベッドへと倒す
小さいときから秀でた才能と恵まれた体格。注目され続けてきたけれど、それと同時に悩みも不安もたくさん抱えてきた
押しつぶされそうなほどのプレッシャーも感じていないかのように振舞うのは柚木家の長男としての役目だと自分に言い聞かせて大会でも自信満々に振舞ってきた・・・でも、本当は、本当はこのプレッシャーから早く解放されたい。自分には不釣り合いな舞台。早く弟や妹にこの舞台を明け渡して自分はひっそり好きな人と暮らしたい・・・それが球の夢

「・・・おやすみ。球」

頬にキスをすると頭を撫でて微笑んだ



青春はプールの中で 番外編 竹市くんと柚木くん6 おしまいおしまい





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お疲れ様でした♪


最後チラリと球の重い部分を書いてみましたが、球は晴れ舞台に立つよりも好きな人と一緒にいたいという子だと思うのです。強いと見せかけて実はすごくすごく脆い。体だけ大きくて甘えん坊の長男なのです・・・それを支える竹市は球とは違う頼れる長男
まだまだこの2人も幸せに向けて走らせ続けたいなぁ・・・というわけでまだまだ青プ続きそうな予感☆(いや、そりゃ続くけど!)

いつもポチや拍手に励まされています。ありがとうございますー


明日から・・・は・・・多分単発が入ると・・・(例によってまだ書けてない)
それが終わったら新連載的な・・・のが・・・来るか・・・はたまたつれキミ売れ僕が来るか・・・はて・・・はて・・・
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