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スイーツよりも甘く甘く幸せに9 - 02/08 Mon

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数年後


カラン・・・


「いらっしゃいませー」

今日もみのりの笑顔はとびきりの笑顔で自分の店に顔を出す
毎日がキラキラと幸せな日々。幸せはケーキにも表情を与えて幸せのケーキは食べると幸せになれると言うジンクスまで生んでますます女性に人気の店へとなっていた

「久し振り」
「・・・ふ・・・古井さんっ」
「・・・恥ずかしいもんだな・・・こうやって女性ばっかりの店に顔を出すのは」
「いえ、結構いらっしゃいますよ。奥さんや恋人のために買いに来る男性の方」

目の前に現れたのはあの日背中を押してくれた古井で、初めて店に現れたことに驚いた

「今日は・・・?」
「キミはオーダーも受けてくれるのかい?」
「あ、お誕生日ケーキですか?受けますよ」

笑顔のみのりに古井は首を振る

「ウェディングケーキ」
「え?あ!娘さん!ご結婚決まったんですか?普段はやってないですけど特別に作りましょうか」
「そうか・・・」

みのりは首を傾げて古井を見るとあの頃と同じように優しい目でみのりを見つめる

「幸せみたいだね」
「はい!」
「少し、キミを待っていたんだけれどね・・・」
「すいません」

あの時の古井を考えるとやっぱり心苦しくはある
古井のことを幸せにできるか悩んでやっぱりできないと手を振り払っておいて秋夜を幸せにする。と心に決めたのだから・・・どちらも1人の大人の男だったのに結局みのりが選んだのは若くて見た目のイイ秋夜・・・

「いや、責めているわけじゃない。で、彼は仕事かい?」
「もうじき戻ってきますよ。今、配達に行ってるんです」
「おや。配達までするようになったのか」

みのりは笑顔で首を振る
配達先は秋夜の双子の妹、秋奈の店

「パティシエが増えたんで、デザートまで間に合わないってお店へ卸しているんです」
「・・・あぁ・・・そうか」

古井は全て察して大きく頷く

「僕に足りなかったのは全てを捨ててキミと歩くという強さだったわけだね」
「え?」
「キミと同じ目線で歩いていく・・・そうか・・・でもよかった。彼はキミを幸せにしてくれるんだね」

あれからみのりの反対を押し切って仕事を辞めて専門学校へと通った秋夜はみのりと同じパティシエの道を歩んでいる。そしてこれもみのりの反対を押し切って姉のかなえや秋奈を味方につけた秋夜は押しかけでみのりの店で働いている

「はい」
「そうか・・・最後にそれが気になったんだ」
「最後・・・?」

古井が目を細めて笑う

「僕、再婚するんだ」
「え!じゃあウェディングケーキって!」
「そう。僕、結婚は3回目だからねぇ・・・結婚式はしないつもりだったけれど彼女にウェディングドレスを着せてやりたいからね」
「おめでとうございますっ!!!」

みのりは笑顔で祝福をする
古井も古井で新しい人生を歩んでいるのだと思うと嬉しくて。幸せいっぱいのウェディングケーキを腕によりをかけて作ろうと誓ったのだ





「ただいまー」

裏から顔を出した秋夜が笑顔で古井に「いらっしゃいませ」と言うと古井は笑顔で「こんにちは」と挨拶する

「じゃあ、また詳しくはメールでイイかな」
「はい!よろしくお願いしますー」

古井が出て行くと少しだけ口を尖らせた秋夜に気付く

「秋夜くん?」
「・・・元カレでしょ」
「なっ!!!」

古井のことは話したことなかったはずなのに言い当てられて慌てるみのり

「自信失くすー・・・あんなダンディが出てきてみのりさん返せとか言ってきたらオレどうしたらいいわけー」

甘えるようにそう拗ねる秋夜をみのりは微笑んで見つめる

「離さなければいいよ」
「!・・・うん。離してやらないけどね」

みのりが笑ってイートイン店内を覗く
みんなケーキに夢中で幸せそうに歓談している姿

「ほら、この店の新しいイケメンパティシエさん。店内の様子を見ながら挨拶に回っていらっしゃい」
「イケメンじゃないけど行ってきますー」
「イケメンでオレ、いっつも心配ー」
「みのりさんにメロメロなのに心配いらないって」

甘い空気の2人にペチンペチンとツッコミを入れたかなえが呆れた顔をして2人を見つめた

「ホントいちゃいちゃいちゃいちゃしまくりすぎだからね!?」
「お姉さん!すいません。あまりにもみのりさんが可愛くて」
「・・・みのり・・・あんたイイ男を選んだけど中身ホントどうしようもないわ」
「えー?」
「あんたがちゃんと手綱引っ張ってなんとか乗り回しなさいよ」

みのりと秋夜は顔を見合わせて「ふふふ」と笑った
甘くて甘くて幸せな日々・・・
それはみのりの作り上げるケーキのように

甘さと幸せをふわふわと降らせてくれる







スイーツよりも甘く甘く幸せに おしまいおしまい





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おつかれさまでしたー!

単発SSにしては少し長めだった気がしないでもない
いい年した大人がうじうじしてるのが書きたくて書いてみたけど私そもそもケーキ食わないwwwwどんなんなってんのケーキ屋さんってwwwwwっていう壁もありまして(どうでもいい話すぎる)

そしていつの間にかカウンターが20万も超えてて焦るばかりですよ。最初、ここ作るときにカウンターの桁設定で6桁で余裕っしょー!って思ってたのに結構早くに1万超えて5万も超えてや、これ7桁にしといてもイイんじゃね?とか調子に乗って7桁にしたのがついこの間な気がします・・・でももう来月には1周年・・・え・・・1周年って・・・gkbr

明日からはー・・・つれキミ売れ僕UPできるといいなぁ・・・いいなぁ・・・希望(例によってまだ書けて・・・ry


毎日ポチや拍手ありがとうございます。励みになっているのです。えぇ。頑張ってつれキミ売れ僕続き書いてきます・・・書いてきます・・・
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