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つれないキミと売れてる僕8-19 - 02/28 Sun

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果てた後、里見の中からまだ重量のあるそれを抜き取るとそっと里見の白い腹を撫でる

「・・・」

それは愛しそうに撫でる
たまに腹へとキスを落としてまた撫でる。里見としてはなんともモヤモヤした気持ちになっていたが、とうとう黙っていられず口を開く

「お前・・・判ってると思うけど」
「うん?」

まだ幸せそうな蕩けた顔をした須野が里見の頭の下に腕を滑り込ませる

「そんな顔して腹さすった所でオレ男だからな?」
「ん?何のこと?」
「だから・・・ガキなんてできねぇし・・・さすがにお前だって判ってるよな?」

須野は「えっ」と驚いた顔をして笑った後に「違うよ」と里見にキスを落とす

「怒らないでね?」
「あー?」
「里見のお腹、少し柔らかくなってて・・・あ、違う!細いよ!別に太ったとかそんなこと言ってないよ?!でも・・・なんか最近触り心地よくって」
「っ!!!!なっ!!!!え!!!!!!」

里見は慌てて起き上がるとバタバタとベッドを降りてバスルームへと向かう

「あー・・・違うってぇ」

須野は笑いながら里見を追いかけると案の定、鏡の前で体をチェックする里見がいた
ポーズを取って体を見て何度も唸る

「・・・ここか・・・これかっ」

そして少しだけ脇腹を摘まむとひとつため息を吐いて「歳か?歳なのか・・・?」と呟いてそれを優しく眺めていた須野の肩を掴む

「・・・おい・・・」
「うん?」
「お前どこのジム行ってんだ」
「え?」
「オレも通う!っつかトレーナーつけるか・・・そんぐらいの投資必要だな。そうしよう」
「や!だから違うんだって!ねぇ!里見!!!里見ぃーー!」

素早く身支度を整えた里見をなんとかなだめて自分の部屋へ戻ると須野も急いで荷物をまとめる
車に乗り込むと里見からそっと須野の手を取る

「・・・やばい。僕にやけ過ぎてない?」
「おう」
「よし!早く帰ろ!もっとくっつきたい!帰ってもっともっといちゃいちゃしよう!」
「バーカ。帰ったら山口さんに謝ってジムだ」
「えー!明日からでいいじゃぁぁぁん!!!!!」

須野の嘆く声も前なら呆れた顔をしていたのに微笑んでしまう自分は変わったと思う
こうして自分から須野の手を握ってしまうのも須野を喜ばせたいと思うのも変わったからだと思う




「バカ!バカ!バーカバーカバカ!」
「ごめんなさいー!!!でも、でも!!!僕走ってたよ?腹筋もやってたし自主トレ?」
「バカ!何も言わずにいなくなったことを言ってんの!!!」

部屋で山口に怒られているのを里見はコーヒー片手に読書をしながらBGM代わりにする
帰ってきてすぐジムだ!と言ってはいたが、時間的にももうジムにも行けずただ山口に謝りの電話を入れたらその直後に山口は須野の部屋へやってきてずっとこの状態
自室へ行けば静かな時間が手に入るのに須野の部屋で寛いでいる里見に目を向ける

「・・・里見くん」
「はい?」

突然名前を呼ばれて顔を上げた里見に山口は近付いてきて「キミも!」と怒られる

「は?」
「キミがいなくなるとホントこいつダメ!だから突然いなくなるの禁止!」
「あ、里見悪くないから!全部僕だから!」
「そう!お前が全部悪いけど里見くんがまたいなくなれば同じことやるだろお前は!!!」

里見が怒られると須野が庇う。山口の前で小さくなっている須野に笑うと

「まぁ、次は一緒に失踪するときくらいですよ」
「なっ・・・やめてー!本気でやめてぇぇぇ!!!」
「里見ぃ・・・僕、どこにでも付いて行くよ!」

その言葉に幸せで蕩けた顔をした須野、笑う里見の声と嘆く山口の声は須野の部屋にしばらく響いていた





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里見のツンはどこへ行ったんですかねぇ・・・8幕にしてもうデレすぎてて!これからが心配であります
そんなこんなで幸せな2人なったところで明日、つれないキミと売れてる僕 8幕最終話でございます
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