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須野くんの誕生日5 - 04/08 Wed

trackback (-) | comment (0) | つれないキミと売れてる僕番外編
「い・・・イイの?」
「まぁ、イイの?って聞きたいのはこっちだけどなぁ・・・ビョーキなっても知らねぇーぞー・・・っていうー。取りに戻るのも微妙だなぁ・・・っていう気はしてる」
「・・・里見が原因になるなら病気も貰いたいくらいなんだけど・・・」
「変態」

里見は呆れたようにそう言うと「じゃあイイ」と微笑んだ

「光・・・好き・・・大好き」
「んー、オレも、嫌いじゃない」
「今日くらい好きっていってくれるかと思ったのに・・・」
「甘い・・・っ」

笑う里見の後孔に熱くなっている自身を押し付けてゆっくりと押し拡げていくと柔らかくなったそこはゆっくりと須野を飲み込んでいく

「っ・・・あ・・・っ・・・バッカ・・・まだ・・・いつもよりでけぇって・・・」
「ごめんね・・・っ・・・葛西のせいだよ」
「あの薬にこんな効果ねぇ・・・よっ・・・」

そう。媚薬とは言っても本当に媚薬効果はほぼない。ただ、末端神経の血の巡りを良くするだけ。須野は媚薬を飲んだと言われて所謂、プラシーボ効果でこんなに興奮しているのだと里見は判っている。経験もないし、下ネタも避ける程の男・・・そんなこともきっと詳しくない

奥まで入り込むと須野はゆっくりと抽送を始める

「っ・・・っ・・・」
「光・・・だから、唇噛まないで・・・傷ついちゃう・・・」
「ぅ・・・あっ」
「声、ヤダ?」

里見はコクコクと何度か頷く。須野はその里見の唇を唇で塞ぐと動きを早める

「っん・・・ん・・・」

唇を塞いでも漏れる声に須野は里見を抱きしめながら快感を追っていく。背中に里見の腕が回されたのを感じて嬉しかった
抱きしめて抱き返される幸福。一方通行じゃないこの気持ち・・・それが何よりも嬉しい

「光・・・中・・・イイの?」
「ん・・・イイ・・・」
「・・・光・・・愛してる」
「んっ・・・はっ・・・須野っ・・・誕生日っ・・・おめでとっ」

須野は今の幸せな気分を目を閉じて噛みしめるようにして味わう。最高すぎる誕生日・・・ずっと大好きだった里見とこうして付き合って初めて過ごせる誕生日・・・





「今日、昼間・・・さ」
「うん」
「墓参りしてきた」
「・・・ご家族の?」
「いいや。優子さんとこ」
「え?」

果てた後に横になっている里見のローションで汚れた体を濡れタオルで拭いているとき、そう言われて須野は驚く

「なんつーか・・・お前の誕生日だから・・・さ。28年前に優子さんが須野を産んだ日・・・だろ」
「・・・里見・・・」
「なんか幸せそーにしてますよ。って言っといた」
「幸せそうじゃなくて幸せなんだってば・・・」

里見の気持ちが嬉しかった。母が病気になった時には一緒に見舞いも行ってくれた里見・・・きっと自分が里見に惚れていることも母はお見通しだっただろう。優しくベッドの上で微笑んで

『寛人をよろしくね』

そう言った母・・・厳しかったが、美しく、女手一つで育ててくれた母・・・

「まぁ、オレの誕生日プレゼントはそんなもんだ」
「言うことないよ」
「っつか、中出し最悪・・・気持ち悪い」
「すいません」
「シャワー連れて行け」
「うん」

須野は里見の体を起こすと立ち上がってからもう一度しゃがみこむ

「ちょ・・・お前、抱っこは無理だからな?夢見てるかもしれねぇけど、お前とオレ、大して体型も何もかも変わんねぇから」
「・・・っていうかよく判ったね」
「お前の考えてることは大抵判る。お前、バカだから」
「うん・・・」
「シャワー行ったら中のお前が掻きだしてくれんの?」
「っ・・・」

里見は悪戯な笑顔を顔に浮かべながら須野の肩に腕を回す

「2ラウンドめ、風呂でやっちゃう?」
「・・・なんか・・・僕バカになりそう・・・」
「お前はバカになるんじゃねぇよ。既にバカだ。あー、でも墓参りしたばっかりでさすがにバチあたりかー?」

それには須野は静かに首を振る

「幸せですって母さんにもきっと伝わったと思うよ」

誕生日・・・それは自分が産まれた日。自分を産んでくれた日・・・
来年の誕生日は一緒に墓参りに行こう・・・そう誓った須野だった



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須野の誕生日です!明日から・・・2幕・・・にしようかなぁ・・・と思っております。
2幕が始まったら、ノーマル番外も途中でUPしていこうと思うので、そちらはBL以外でも読んでみるかー。という方だけどうぞですー。多分暗い話なので・・・。あまり推奨はしないのです
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