FC2ブログ

つれないキミと売れてる僕9-20 - 07/01 Fri

trackback (-) | comment (0) | つれないキミと売れてる僕
目的地に到着し、2人が降りるとすぐ近くを通りかかった人間が声を上げて、2人が振り返る

「どうしようっ!須野寛人っ!!!どうしようっ!泣きそうっ!」
「うっわー!顔小さいっ!足長いっ!隣にいる人も芸能人?!超カッコいいけどっ!」
「バカっ!違うって!!すいませーんっ。写真撮ってもらえますかー?」
「あ・・・えっと」

須野は困ったように笑うがその須野を制して笑顔の里見が女性の持った可愛らしい携帯を手に取る

「こんな美人に写真求められたら一緒に撮ってやるのがマナーだろ」

須野はひとつ頷いて里見の持つ携帯ににっこりと笑うと「皐月さんも・・・」と女性がおずおずと申し出る

「へぇ、すっげ!オレのことも知ってんだ?」
「や!だって・・・」
「いいよ。じゃあ旅館の人に声掛ける?」
「っ・・・よ・・・呼んでくる!」

里見の笑顔に里見を知らなかった様子の女性が顔を赤くして走り出す

「舞台挨拶見に来てたとか?」
「あ・・・見に行きました!あと、DVDとブルーレイ・・・どっちも特典違ったからどっちも持ってて・・・」
「おお!そんなに須野のファンなんだ?」
「はい」

口元を押さえながら顔を赤くする女性に里見は余裕の表情で話し掛ける・・・無言でニコニコと笑顔を作っていた須野だが、里見はなんとなくその須野の機嫌が悪くなっているのを感じながら女性が戻ってくるまで話し続けた




「ありがとうございましたっ!これからも応援してますっ!」
「んー。ついでにオレの本も買って応援して」
「はいっ!もちろんですっ!ありがとうございましたっ!!!」

写真を撮って握手をして満足そうな女性2人を見送ると旅館に入った2人は部屋へ案内されてドアが閉まった直後に里見は「うっわ」と声を上げた

「・・・なんか・・・すごいね?」
「ん・・・っつかな・・・桂城先生誰と来るつもりだったかっつーのも気になって来るよな・・・これ」
「え!桂城先生なの?」
「おう・・・急用が入って行けなくなったから・・・っつって連絡来た」

部屋には中庭と小さな露天風呂までついていて、中庭の雰囲気がまた素晴らしいものだった

「・・・いつまで機嫌悪いんだよお前」
「え?」
「お前の好感度超上がったぜ?ついでにオレの好感度も!」
「・・・里見が笑うとみんな里見を好きになるんだもん」
「お前のファンだったろーが」

確かに自分のファンだったとは思う。でも、きっと彼女も里見のファンになったと思う須野。基本的にフェミニスト。確かに自分勝手ではあるけれど、自分の魅力を最大限に魅せつけるために身についている身のこなしや口ぶり、相手を喜ばせる言葉を最初から知っている・・・
男相手には冷たくてそっけないイメージを持たれるけれど、実はすごく優しくて温かいことを須野は知っているから・・・里見が望むなら他の女性と付き合うのもイイ・・・そう覚悟は決めているけれどやっぱり目の前で女性に優しくすることは気分がいいものではない。ましてや、今日は仕事道具まで置いてきて里見を独占できる貴重な時間なのだから

「・・・里見・・・」
「とりあえず部屋に温泉ついてんだから入るかー」
「里見」

里見は部屋に備え付けられたタオルを探すと手に持って外へと繋がるドアを開けて「お前も来いよ」と手をこまねいた






にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ


にほんブログ村

多分すごい旅館とかなんだと思う。私には一生行く機会がないんだろう場所だと思う。

っていうかーーー7月だよーーーー早っ!っていうかーーーー7月だからスポーツものUPしたいのに次来るの全然違うシリーズの単発だーよーーーー今年は1日2更新スペシャル無理そうです・・・ううう
関連記事
スポンサーサイト



comment

コメントを送る。

URL:
Comment:
Pass:
Secret: 管理者にだけ表示を許可する