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つれないキミと売れてる僕2-10 - 04/18 Sat

trackback (-) | comment (0) | つれないキミと売れてる僕
撮影は順調に進み、残すは帰ってから街中と撮影所のみ・・・問題のラブシーンもそれに含まれる


「すーのーちゃーん!」
「ん?」
「もーじき帰れるって思うとドキドキそわそわしてんじゃないかなーって思ったけど全然そんな感じないなー」
「あー、うん・・・ドキドキはしてる」

会いたい気持ちは日々募るが、あの毎日一緒にいられた日のほうが異常で特別だったのではないかと須野は慣れてきていた
一瞬でも顔を見たい・・・それが10年思っていたこと。叶ってしまうとわがままになってきた気がした。毎日会うだけじゃ飽き足らず、毎日触れたくなって、毎日キスしたくなる・・・特別すぎる日々・・・

「里見は僕がいなくて清々してたのにまた戻ったら仕事に集中できないとか言いそう」
「そーいやぁ、オレ、光と最近全然連絡取ってないけど須野は光と毎日連絡取ってんだよな?」
「うん・・・一応ね」

須野は少しだけ困った顔で笑う
里見との連絡は本当に一瞬で終わることが多くて、もっと声が聞きたいと言っても最近は特に冷たいことが多かった
しかし、それも今まで通り。それを冷たいと感じることが須野にとってワガママなんじゃないかと思えてくる





「ただいま・・・」

久々に戻ってきた部屋は自分の部屋。最初に里見に会いに行きたかったが、何故か緊張する。隣にいると思うだけでどんな顔で会って何を話して触れてもイイのか、色々考えてしまい、扉をなかなかノックできない須野

しばらく考えてノックをすると「おう」と向こうから返事がして扉をやっと開けることができた

「ただいま・・・」
「んー」

仕事中の里見はパソコンから顔を上げることもなくキーボードの上で指を踊らせていた
集中している時は話し掛けないルール・・・それも破ってすぐに抱きしめたい衝動・・・だが、須野の手は動かない。ルールだから・・・里見に嫌われたくないから

「・・・」
「あー、須野、そんな顔でこっち見んな。あと少し大人しくしてろ」

変わらない里見に少しだけ笑って須野は部屋に戻る
同じ部屋にいるだけで見つめてしまうし、触れたくなる・・・触れたい。触れたい触れたい触れたい触れたい
須野はテレビをつけるとタバコに火をつけてなんとなくテレビを見つめる。落ち着きたくて・・・落ち着かなくて・・・

こんなとき、みんなどうしているのだろう。何をしているのだろう・・・こんなに落ち着かないのならいっそ会いたくても会えない場所、触れたくても触れられない場所にいたほうが楽だった気がする

あんなにも望んで抱きしめたい、触れたいと思っていたのにそれが叶うのに叶わない。それが苦しくて須野はタバコを消して立ち上がる・・・怒られても嫌がられてもやっぱり今すぐ・・・


抱きしめたい



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