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擦れ違いはきっと愛のはじまり11 - 07/14 Thu

trackback (-) | comment (0) | 苺華シリーズその他SS
「なー、日浦ってどー呼べばいいのー?」
「・・・りーちゃんのことか!りーちゃんって呼べば・・・」
「じゃなくて・・・部屋に来てもらうとかそういう」
「ちょ!!!!えー?!有紀ちゃんはどーなったんだよ?!お前ー!」

夏休みに入ってもスポーツ棟は帰省する者もいなくていつものように談話室に集まる。そんな中、ぼそりと言った大輝に周りが驚きの声を上げて大輝の周りを囲む
大輝が有紀にずっと好きだという話は有紀がスポーツ棟に来て、それを必死に追いかけてから聞いた話。それからはずっと有紀のどんなところが好きだとか片想いでもイイだとかそんな話ばかり聞かされていたから一途なんだと周りが思い始めたときのコト

「あ、別にヤりたいとかじゃなくて・・・」
「えー!りーちゃん部屋に呼ぶってもーそーゆーことじゃんっ」
「話ししたいのに捕まらないんだよ」
「有紀ちゃんにチクってやろー」
「や、それはやめて。変な誤解招いたら今まで築いてきたのぶっ壊れるし」

日浦を呼ぶ・・・それはもうその目的以外に思いつかなくて、少し考えた後、1人が口を開く

「もしかして、欲求不満すぎて有紀ちゃん襲っちゃいそうとか・・・そういう」
「・・・襲っちゃいそう・・・っつーか・・・いや、それはマジで理性ギリギリです!」
「りーちゃん呼んどけー呼んどけー!有紀ちゃんにお前が襲い掛かったらそりゃー有紀ちゃん泣くどころか壊れるわなー・・・」
「いや、別に」
「りーちゃんのメルアドに日にちと時間と部屋番号送るとOKかNGの返信来るー!でもさー、りーちゃんって会いたいよーとか送っても無視するんだよなぁ・・・あれ何?はじかれてんの?名前入れても無視されたし!」
「あ、お金は前払いなー?」
「いやーでもとうとう大輝とも穴兄弟になんのかー!」
「だから別にやりたいわけじゃ」

大輝がそう言うのはもう誰も聞いていない。ただ、日浦のメールアドレスを受け取った大輝はとりあえずそのアドレスに言われた通り日にちと時間、部屋番号を送信したのだった





トントントン

「はい」
「・・・はぁ?」

いつものように指定された時間に部屋をノックすると思ってもみない人の部屋でそんな声を上げてしまった日浦

「やっぱりクソか?お前」
「・・・じゃなくて、とりあえずお前目立つから中入ってくんない?」

部屋に招き入れられて日浦はため息を吐きながらそれでも仕事とシャツを脱ぐ

「いや、脱がれても困るけど」
「仕事だし」
「いや、ドアのお金とちょっと相談したいっつーか・・・そもそもオレ、有紀以外の男に勃つ自信ない」
「・・・少し安心した」

日浦はシャツをまた着るとドアの弁償代を受け取る

「んでー?話ってぇー?」
「・・・いや、オレ・・・下手っぽくて」
「はぁ?」

いつものオネエ言葉すら忘れて呆れたような声を出す。結局は下手だから上手くなるよう練習したいとか何が悪いのか判定してほしい的なそんな話なんだろうか・・・と冷めた目で大輝を見上げた

「有紀、いっつもキツそうで、きっとセックスするの嫌なんだろうなーとか思うけどどうしたら悦くしてやれるのかわかんないし・・・だからといってオレ、やっぱり有紀としたいしっ!でも有紀、気持ちいい場所言ってくれないし!じゃあ誰に聞こう・・・ってなった時にやっぱり日浦・・・?みたいな・・・」
「・・・じゃあ、べーつにオレに上手いか下手って判定してほしいとかそういう話じゃないわけなー?」
「ん・・・っつかオレにだけ態度違いすぎない?!大体お前普段「オレ」とか言わないだろ!」
「だってぇー、りーちゃんはりーちゃんでいられなくなっちゃうくらい有紀ちゃんが好きなんだもんっ・・・こんなんでいい?」
「雑っ!超雑!!!」

日浦が笑うと履いていたパンツを脱ぐ

「ちょ・・・」
「まぁ、見てろよ・・・」

日浦は下着も下ろして双丘を割る

「何してんの・・・」
「中、ローションまみれになってんだけど・・・有紀ちゃんにはちゃんと丁寧にケチらずローション使えよー?」
「あぁ・・・いや、だから・・・」

日浦の指が自身の後孔に触れて1本指をするりと埋め込む

「前立腺、ここ・・・オレの指に添って指入れてみ?」
「・・・」

言われた通りに大輝は指を添えて中に触れる

「ん・・・ここ・・・押したり捏ねたり・・・はぁ・・・」
「いや、これ浮気になんね?」
「有紀ちゃんには絶対言うな・・・でもここ・・・感じるのはここ。大体ここら辺にあるから・・・」
「ん・・・」

指を引き抜くとローションが糸を引いて卑猥に光る

「じっくりじっくり解してから挿入して、ゆっくりゆっくりぐずぐずになるくらいに・・・」
「ゆっくりゆっくりしてもすっげぇ嫌そうなっていうか苦しそうな顔されたけど・・・」
「それはお前のゆっくりで有紀ちゃんにとってはゆっくりじゃねぇんだよ!きっと。まぁ、オレくらいになったらそりゃ別になんだって感じるようになるし、ゆっくりじゃなくたっていいし?イイとこ当たらなかったら自分からイイところ当てにいくけど」

すぐに下着も洋服も着た日浦に少しホッとしたけれど大輝は腕を組んで「うーん」と唸る
自分の中ではトロトロになるくらい解してたし、ゆっくりもしてきた・・・

「乳首・・・は?」
「じゃあお前乳首感じるの?」
「・・・有紀に触られるとぞわぞわして気持ちいい気がする」
「有紀ちゃんになんてことさせてんだよ!お前っ!!!有紀ちゃんに乳首触ってもらえるとかなんなの!?」
「・・・日浦、マジで有紀のコト好きだったりする?」

日浦は少し笑って「好きだよ」と呟いてから大輝にチョップを落とす

「大体オレに普通に接してくれる奴少ないしー!」
「・・・」
「有紀ちゃんはオレのコト変な目で最初から見てなかった・・・貴重だよー?オレ中学からここにいて、ある意味超有名人だったからさー・・・高校から入学してきた子も大抵オレのコト変な目で見てたのに有紀ちゃんだけは違ったー。オレがしてること知っても「忙しいんだなぁ」って言っただけで・・・オレの隣の部屋、有紀ちゃん以外は逃げ出したわけー。隣の部屋で変なことされると勉強集中できないー!みたいな。だけど有紀ちゃんは集中してたら音なんて聞こえてこない・・・だって。だから、有紀ちゃんから恋人できたって相談された時はそりゃーそりゃー動揺したし、有紀ちゃんの彼氏ってだけでお前のコト嫌い」

大輝は途中からニヤニヤと笑って日浦に「気持ち悪い」と言われたが、有紀らしい対応に嬉しくなってやっぱり自分が惚れた子だと嬉しくて嬉しくて顔が緩むのが止まらない

「有紀、すっげぇ可愛い・・・ホントに可愛い・・・想像しただけで可愛い」
「・・・あと、お前送ってきたメルアド、仕事用のだから・・・プライベートはこっち」
「あ・・・あぁ」
「まぁ、プライベートっつーと有紀ちゃんと他にあと数人ぐらいしか知らないけど」
「オレのコト嫌いなのに教えてくれるんだ?」
「お前のコト嫌いだけど有紀ちゃんのことなら相談してくれてもいいかな・・・と思うし」

大輝は笑ってお礼を言うと日浦は少し長めの髪を弄ってドアを開ける

「じゃあー、またよろしくぅー!」
「は?」
「一応挨拶的にだな・・・」
「あぁ・・・うん。またな」
「りーちゃんをまた呼んでねっ!」

とウインクして去っていく日浦を見送るとさっき日浦に教えてもらった場所に触れたら本当に有紀が感じてくれるのかと想像してベッドの上で悶えたのだった






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りーちゃんの話も早く書きたい・・・すごく書きたい
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