FC2ブログ

獣1 - 04/16 Thu

trackback (-) | comment (0) |
お母さんが言った


「男は獣だ。気をつけなさい」


だからあたしは子どもゴコロにも思ったの

男は危険なんだって

でも、本当に獣なの?危険なの?



獣なのは男だけなの?あたしは・・・




少女は血を見ていた。ぼんやり。血を見ていた

そして、男の姿も見ていた

彼女の手は真っ赤に染まっていて、男の手も真っ赤に染まっていた





容疑者は男子高校生




そのニュースは新聞の一面を飾り、教え子との禁断の恋の結末として長くワイドショーや週刊誌を賑わす題材となっていた
今日も朝からテレビで事件が流れるのをトーストを齧りながら見ていた彼女は学校へ行くためにテレビを消して立ち上がる

彼女は市松 佳世子
殺された市松 幸枝の娘

「いってきます」

もう誰もいない部屋にそう言い残すと冷たい目の世間へと歩き出す
近所の目も冷やかしの目でいっぱい・・・学校でも噂の的

しかし、佳世子は屈しないいつも通り生活する。会いたいから。会いたいから




容疑者として逮捕された彼は幸枝の高校に通う2年生
何度も幸枝の家を訪れていたことを近所の人が目撃しており、教え子との密会だと噂されていた

川越 斉。美しい容貌はあまりにも目立つ存在
佳世子も一目で恋に落ちるほどの美しい・・・男

幸枝が川越の子を妊娠していたことも判ると、やはり禁断の恋としてまた騒がれ、佳世子は耳を塞ぐ
そんなこと触れてほしくなかった
彼が母と・・・だなんて想像したくなかった


川越は犯行を否認し続けたが、状況証拠、目撃証言から有罪となり少年刑務所へ・・・


あれだけ騒いだワイドショーたちも彼らのことに飽きてくると全て忘れ去られたように変化する
佳世子への冷たい視線も冷やかしの声も「母を亡くした可哀想な子」というものに変化する

そんな中で佳世子は生活し、成長していく



つれキミ売れ僕の里見が書いた小説を2幕のうちにUPしなきゃーと思いつつなかなかUPできませんでしたが、やっとUPします。
ただ、BLではないし微妙なお話だったりするのと読まなくても本編には全く関係のないお話です。
全6話ですー
関連記事
スポンサーサイト



comment

コメントを送る。

URL:
Comment:
Pass:
Secret: 管理者にだけ表示を許可する