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青春はプールの中で9-1 - 07/25 Mon

trackback (-) | comment (0) | 青春はプールの中で
球が予定通り卒業すると、柿内が2年へと進級し、柚木が2回目になる2年生の生活が始まった
柿内は父の援助のおかげでバイト漬けの生活からは解放されたが、今年は部活にも精を出そうとスイミングへも入って練習をするのと授業で毎日が忙しいのには変わりがなかった

「柿内ー、ここ授業聞いてた?判らないから教えてよ!」
「柿内ってさぁ、1人暮らしー?あの弁当作ってるならご飯食べさせてよー!」
「ねぇねぇ、小森くんってあたしのことどう思ってるかなぁ?」

柿内はここのところ彼女らにやたらと付きまとわれて半分うんざりしていた

「うっせぇよ。お前ら授業は聞けばなんとかなるし判んなかったら教授んところ行けばいいしメシは自分で作れるようになれ!あと小森は知らんっ!」

そう一蹴するが、彼女らには堪えない様子で柿内に矢継ぎ早に質問を繰り返す

「っつかマジでオレ、今から泳ぎに行くし・・・時間ねぇって」
「アイス奢ってー!」
「あ!あたしコーヒーでいいや!」
「お腹空いたぁー」
「・・・てめぇらマジで話聞いてたか?おい」

柿内がうんざりした表情を隠しもせずそう呟いたのに柿内がスイミングの建物に姿を消していくまで彼女らは騒いだままだった






「ってーのをボク、大学の帰りに見ちゃったんですけどぉー」
「・・・暇そうだな」

あとは変わったことと言えば、球の代わりに秀が柚木と同じ大学へ進学してきて球の代わりに竹市と同じ部屋で暮らすようになったこと。そして、秀も竹市も柚木たちの部屋に入り浸っていること・・・

「カッキーの学校女の子超少ないのかと思ったけどいるもんなんだねぇ・・・しかも3人に囲まれるとか!」
「柿内がなぁ・・・まさかの柿内がなぁ・・・」
「へぇ・・・可愛かった?」
「あ、ユズちゃんヤキモチ?ヤキモチでちゅか?」

ワザとらしく聞いてくる竹市の頬を真顔で抓ると後ろからチョップを入れられて竹市が怒った顔で振り返る

「それって、なんか変な勘違いとかはしてないですよね?」

できあがった料理を抱えた柿内が冷たい目で竹市を見ていてそれをニヤニヤと竹市が笑う

「えー?変な勘違いってぇー?柿内が浮気してるとかぁ?」
「・・・してないならいい」

ドンと大皿に盛られた料理を置くと空いてる場所へと腰を下ろす

「まぁー、柿内がそんなにモテるとは思えないしぃー?」
「はいはい。そーっすね」
「んー?柿内モテるだろ」

柚木は大皿から自分の皿へと料理を山のようにとると顔を上げてそう言うと竹市がニヤニヤと「恋人贔屓だぁ」と柚木の脇をつつく
秀は自分が振った話題だったけれど、柿内の料理を目の前にすると興味を失ったように食事を口へと運ぶ

「オレとか竹市さんみたいに顔がよくてモテるっつーのは高校とかまでじゃない?」
「うん?!・・・どゆこと?ユズモテなくなったっつーこと?」
「いや、柿内って実はイイ男だっつーか、実は優しくて周りのコトちゃんと見てたりして?口では散々言うくせに面倒見悪くなかったりするのってモテるんじゃないの?竹市さんがいう程柿内って顔も悪くねぇし・・・」
「うっわ!それこそ恋人贔屓っつーんじゃねぇの?」

柚木はご飯を頬張りながら「メシも最高に美味いしっ!」と言いながら柿内を見つめると隣で秀はニコニコと「美味しいー!」と柚木に同意する

「オレが女だったらやっぱり柿内と付き合いたいかな」

と言って柿内は口にしていたお茶を吹き出す

「汚ぇー!柿内ー!汚ぇーっ!」
「カッキー!雑巾雑巾ー!!!」
「・・・や、これ、オレが悪いのか?」
「柿内が悪い。ユズはいつだって正義だからな」

柿内がため息を吐きながら自分が吐き出したお茶を雑巾で拭きながら顔を上げる

「柚木さんが男でも付き合ってる・・・んじゃないのかよ」
「おう。だからオレは幸せもんだっつーこと言いたかった」

歯を見せて笑った柚木に柿内は顔を赤くすると「そーかよ」と呟きながら雑巾を片付けに立ち上がる

「あーあーホントユズが目の前で惚気てるとオレどういう態度取っていいかわかんねぇなぁ・・・なぁ?秀?」
「んー?うーん・・・」
「竹市さんも兄貴といるとオレが目の前にいてもすっげぇベタベタベタベタうざいよ?」
「うざいって!!!オレ、今お前らのことうざいとか言った?!なぁ!言ったぁ?!あー、ホントなんかユズが柿内みたいに口の悪い子になってきてオレは心配だぁ・・・」
「その人のは昔からでしょ。オレのせいじゃねぇし」

柿内が雑巾の代わりにお茶のポットを持って現れると何も言わずに柚木はグラスを柿内に渡す

「えー・・・柿内なんで判ったわけー?」
「あー?あぁ、お茶?まぁ、そろそろお代わりって言われるかなぁ・・・って勘・・・っすかね」
「勘っ!!!」
「心が通じ合ってんだよ」
「ユズが恥ずかしいこともサラッと言ってきてお兄ちゃん恥ずかしいーーーっ!」
「・・・あんたは確実に球さんに似てきたとオレは思う」

柚木と秀が口を合わせるように「間違いないー!」と笑って今日も平和な夕食が終わっていく







「柿内ー」

竹市たちが帰った後、洗い物を終えた柚木が柿内の自室を覗く

「あ、洗い物ありがと」
「んー!それよりさー・・・」

ピンポーン

インターホンが鳴り響いて少し膨れた柚木の頭を撫でると玄関へ向かった柿内

「カッキーーーーー!!!流ちゃああああああんっ!!!!」

と今度はテンションが高い来訪者に予想がついて柚木は大きなため息を漏らしたのだった





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全然書きあがってないのを(しかもなかなか気に入らない)UPし始めている私は自分の首を絞め続けている・・・

というわけで青プ始まり始まりーなのです。
ホント筆が進まない。書く話はもうラストまで決まっているんだけどここからヘビーすぎて軽い感じが好きな私には難しい難しいよぉぉぉぉ!!!!ってところであります。

少々お付き合いくださいませー
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