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コイゴコロミズゴコロ2-7 - 09/06 Tue

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練習が終わってから部屋に行こうとしたけれど、バイトが入っていて無人の部屋。その部屋の前でズルズルと腰を下ろすと何をやっているのかと頭を抱えた
今まで、こんなことしたことがない。相手の都合のいい人間になることで愛してもらっている気になっていた。だからこんな気分は初めて。相手に本命がいたって婚約者がいたって気にもしたことがなかったのに・・・体だけでも愛してもらえていればそれで十分だったのに・・・





但馬が部屋へ戻ると部屋の前に人影が見えて足を止める

「・・・新井さん?」

暗くてシルエットしか判らないけれど、こんな時間にこんなことをしているのはきっと新井だけ

「おかえりー」

ひらひらと手を振るのが見えてすぐに部屋のカギを開ける

「今日、バイトだったの知ってたよね?」
「うん。でもね・・・会いたくて」
「・・・メールでもしといてくれたらバイト終わったらそっち行ったのに」

どうせ同じ学生マンションに住んでいるのだし、顔を見せるくらいすぐにできるのに・・・
部屋の電気を点けると開きっぱなしになっているレポートの痕跡

「但馬忙しいー?」
「ん?あぁ、これ?まぁ、やらなくちゃだな・・・」
「ちょーっとオレに時間ちょーだい?」

新井の可愛いお願いに頬を緩ませながら「いいよ」と呟くとそっと新井の手を握った





但馬の上に乗ってキスを落としていくとチュッチュッと肌を吸う音が響く

「痕、つけんなよ?」
「ん。判ってるよぉー」

今までだって自分は汚い痣だらけにされたけれど皆、痕を残されると厄介だからと自分から痕を残したりすることはなかった

「但馬ってこの腹筋もキレイだけど、こっちもすごいカッコイイよねぇ・・・あれー?無反応ー」
「あー・・・」

少しは興奮してくれたかと期待したけれど、こんなこともあるだろう。迷うことなく萎えたままのそれを咥えると舌と口で扱き上げる

けれど、それは時間が経っても力が入ることなく、ふにゃりとした感触を新井の口内へと残す

「乗り気・・・じゃない?」
「や・・・うーん・・・したい気もするけど・・・」
「・・・するけど?」
「今日は・・・ムリ・・・かも」

萎えたままの但馬自身を見てそりゃあ無理そうだけれど・・・と思いながら名残惜しくて指先で唾液に光るそれを弄る

「新井さんのしてあげようか?」
「ええええっ!!!何を!?どれっ!?」

自分にこんなに積極的にしてくるのにいざ自分がされるとなるとどうしてこんなにも動揺するのかと不思議である

「胸、触ってほしい?それともこっち?それとも・・・」
「っ・・・ここ・・・弄って?」

少し紅潮した顔で妖艶な笑みを浮かべた新井は自分の向きを変えて下着を下げると但馬に見せるように双丘を割る

「・・・ホンット・・・エロい・・・」
「んっ、そう・・・知ってるでしょ?」

知ってる。でもそのきっかけは・・・

「あっ・・・但馬の指っ・・・久し振りっ・・・気持ちイイっ」
「腰、揺れてる・・・そんなに気持ちイイの?」
「イイっ・・・グリグリっ・・・はっ、拡げんのっ・・・」
「イヤ?」
「んーんーっ、イイっ」

こんな痴態を目にしたら普通は臨戦態勢になってくれるはずなのに自身がビクリとも反応しない理由は予測がついていた
したいかしたくないか?そのどっちかを問われたら前者に決まっている。ついこの間まで人の内部の体温なんて知らなかったのに、知ってしまった体内温度。包まれて快楽に酔った。嬌声を上げさせているのが自分だと思うだけで興奮した・・・

でも


でも


新井が江口の上に乗っていた姿を見たら・・・

頭から離れない

頭で勝手に変換される。江口の上で喘ぐ新井・・・顔を赤く染めて・・・そう。こんな風に

「但馬ぁ・・・但馬っ・・・何考えてるっ?」
「ぇ?」
「っあ・・・達きそ・・・んっんー」

気付くと自分で前を扱きながら一段と声を上げている新井の姿・・・暫くすると中をうねらせ、ビクリと背中を震わせた新井が達したのだと理解する

「・・・新井さん?」
「最後まで反応ナシ・・・かぁ・・・」

手をタオルケットで拭うと新井の頭を撫でる。求めてくれているのは判る。でも、それは誰のでもいいのじゃないか・・・そんな風にも思えてしまうし、江口の上に乗っている新井のほうが・・・

「ね、さっき何考えてた?」
「何?」
「オレのお尻弄りながら上の空だった」
「あー・・・それは」

言えない。頭の中で江口の上で腰を振る新井の姿だなんて。あの時、明らかに腰をわざとらしく動かしていたのは江口だったし、新井はどうみても困った顔をしていた

「・・・女の子・・・と違うとか・・・?」
「え・・・?・・・はぁ?」
「や、なんでもない。んじゃ、レポート頑張ってー?オレも江口から頼まれたフランス語やらなくちゃー!」

そう言ってヒラヒラと手を振る新井がどこか寂しそうで引き留めたかったけれど、引き留めた後のことを考えると何も言えなくて出しかけた手をぐっと握った







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エロ多めなのに本番がなかなかない・・・というのがコイミズのコンセプト(なんだそりゃ)
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