FC2ブログ

つれないキミと売れてる僕2-14 - 04/22 Wed

trackback (-) | comment (0) | つれないキミと売れてる僕
「須野ちゃーん!ん?何見てんの?」
「・・・あぁ・・・ちょっと・・・」

須野は見ていた雑誌を閉じると顔を上げる

「・・・なぁ・・・今のって・・・」
「秘密にしといてください」
「マジか!!!!っつかマジなの?」

さっき見ていたページはメンズ雑誌のアクセサリーのページ。里見はどんなのだったら好みだろうかと考えるが、指輪なんてつけているところは見たことがない。ネックレスやブレスレットはつけることがあっても指輪は持っていない。いっそのことつけてもらえそうな時計にしようかとも考えるが、やっぱりプロポーズなら指輪だと思い、つい真剣に見てしまう

「内緒・・・だよ?」
「うっわー・・・やばい。オレニヤニヤしちゃーうっ!」
「絶対内緒!!!っていうかこんなの買おうとしてるのバレたら無駄遣いすんなとか怒られる」
「怒られるぞー!うひゃひゃー」

葛西が茶化しながら須野をつつく。その手を雑誌で振り払うと立ち上がって笑った

「今、受け取ってもらえなくても10年後はわかんないもんね」
「ホントお前気が長いよなぁ・・・」
「そんなことないよ・・・ただ、僕はすごく早くに一生一緒にいたい人に出逢っちゃっただけ。それが早いか遅いかの違いじゃない?」
「須野ちゃん・・・それって運命的なことを言ってますか?うっわー!ロマンチストーーーーーっ!!!」

そう言って葛西はまたからかう。だが、決して彼の言ってることを笑っているわけではない。親友の想いを知って、決意を知って嬉しくて。もう1人の親友の反応が気になるが、きっと須野となら上手くいく。これからも。ずっと。ずっと
里見がまともな生活を送れる相手は須野しかいないと葛西は思っていた

「須野、明日からまた撮影だーぞーい!ベッドシーンバンバン撮っちゃうからなぁー?」
「・・・気の重いこと思い出した・・・」
「光に言った?」
「言った・・・」
「なんてー?」
「・・・『大田 遥が相手とかすげー!あの人、スタイルいいんだよなぁ・・・特にケツがイイ。ケツ。』って言ってた」

そう言いながら思い出して凹む須野

「うはっ・・・言いそうーーー」
「里見は僕の気持ちわかってないー」
「うっせぇよ。お前」

打ち合わせに出ていた里見が戻ってきて須野の頭をペチンと叩く

「あ、おっかえりー!光の連載好調だーなー」
「あー?あー・・・お前らの話題しか人気出てねぇらしいぞ」
「オレたちの仲できっと三角関係とか妄想しちゃうんだ!いやーんっ!オレ、須野ちゃんでも光ちゃんでもイイよー!」
「だ・・・ダメ・・・里見はダメ」
「んじゃーお前が葛西にケツ差し出しておけ。オレはそれを書いてゆりさんに渡すわ」
「ゆりちゃんはどう思うだろう・・・あぁ、きっと須野なら許してくれるっ!さぁ!須野ちゃんっ!部屋行こうか!」

そう言いながら須野の肩に腕を回すと里見はそれを見ながら笑ってタバコに火をつける。楽しい・・・3人揃うのは久し振りで、こんなに楽しい気分になるのも久し振り。離れていた時間があったからこそこの楽しいと思う気持ちが大きくなるのかもしれない




にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ


にほんブログ村

手荒れが酷過ぎてキーボード打つたびにピキッと割れてくれますToT
関連記事
スポンサーサイト



comment

コメントを送る。

URL:
Comment:
Pass:
Secret: 管理者にだけ表示を許可する