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コイゴコロミズゴコロ2-20《最終話》 - 09/19 Mon

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暫く両手を駆使してやっぱり初めてじゃ無理か・・・?と思った頃、但馬の表情が変化する

「っ・・・何・・・や、新井さんっやめてっ」
「くる?きた?」
「っ・・・ヤダ・・・何っ・・・やっ・・・」

自分の内側から何か判らないものが湧き上がってくるのが怖くて但馬は手で顔を覆うと一段と高く大きい悲鳴に似た嬌声を上げて体を濡らす

「んふ・・・出たぁ」
「・・・」
「大丈夫ー?」
「無理・・・漏らすとか・・・」
「漏らすー?潮だよ!可愛いー。但馬可愛いーっ!可愛いー」

濡れた体を張り合わせるようにくっつけられて優しく頭を撫でられる。まるで小さな子どもにそうするように優しく優しく撫でられる

「・・・何なの・・・マジで」
「新しいコト経験したーって感じでしょ?」
「・・・どーすんの・・・このびしょびしょ」
「んー・・・ホテルだし?」
「・・・最悪・・・」
「最高の間違いじゃないの?」

顔を赤くした但馬がなんとも言えない表情をして新井の鼻を抓む

「よ・・・かった・・・けどっ!・・・もうこれはナシっ!」
「えー・・・また次ホテル来た時とかならいいじゃんー!汚すの嫌なら次はお風呂でしよ?」
「そうじゃない!」

但馬はなんだか色々文句を言いたかったけれどきょとんとしている新井の顔を見てバカらしくなって笑う

「オレは初心者なんでこういう上級者向けなのはキツい」
「うーん・・・んじゃー、上級者になったらまたするー?」
「しないっ!!!」

そして顔を見合わせて笑った






今度は2人で広い風呂に入ってベタベタとくっつきながら何度も何度もキスをして。睦みあい、ルームサービスを取って遅い食事を摂るとゆったりとした時間が流れる

「眠い?」
「んー・・・眠いかも・・・足がガクガクするし」
「寝ようか・・・汚したシーツ剥いでバスタオル敷いたし・・・」

但馬の胸に頭を寄せて目を瞑った新井が首を振る

「なんで・・・?明日午後から部活行くだろ。寝ないと」
「んー・・・もったいない・・・」
「何が?」

眠たげな眼を開けて但馬の顔を見上げると微笑みながら但馬の頬を撫でる
少しざらざらするのはヒゲかと思うと今日1日ずっと但馬を独占していたことを感じて何度も撫でる

「但馬と一緒だから」
「・・・これからは・・・うん・・・新井さんが望む通りにとは断言できないけど・・・こうやって・・・その・・・」
「うん。でもね・・・もったいない」

もったいない。そして怖い
今までこうやって幸せで楽しい一夜を過ごしても目が覚めたら最悪な1日の幕開けになったことが1度や2度じゃない。目を開けたら隣は冷たい布団だったことなんてほとんどだったし財布がなくなっていたことだってある。但馬はそんなことしない。判っているけれどそれでも全部が夢だった・・・そんなことが起こりそうで・・・

「あー、そういえば・・・ほら。これ」
「んー?」

但馬が手を伸ばして袋から取り出して新井の手に収める

「明日から使う?」
「・・・お揃い?」
「そう」

くしゃりと笑顔を作ると今度はしっかりと目を開けて但馬を見上げる

「バレちゃうよー?」
「ゴーグルぐらい大丈夫でしょ・・・竹市さんたちと同じモデルなんだし」
「そっかぁー・・・そうかなぁ・・・」
「うん」
「これ、なんで買ってくれたの?」

少し考えた但馬が新井の前髪を撫でて掻き上げて額にキスを落とす

「新井さんがオレとこのまま続けたいって思ってくれたんだって思ったから」
「・・・?」
「いや・・・うん・・・上手く言えないけどすげぇ嬉しかった」
「オレはー・・・今日1日幸せすぎたから・・・明日から現実に戻されるのが怖いよー」
「現実?」

大学と部活とバイトと・・・そんな毎日。変わらない毎日。江口とも親友だし、何も変わらない

「どうしたら新井さんは毎日幸せ感じる?小さいことでも何でもいいけど」
「・・・瑞貴って呼んで」
「は?」
「オレ、名前で呼ばれるの好き。但馬に瑞貴って呼ばれたら小さな幸せになるかも」

但馬は一応先輩だった恋人の名前を小さく「瑞貴」と呼ぶと顔を赤くする。こんな表情も新鮮で可愛くて但馬の頭を撫でる

「じゃ、じゃあ・・・ぁんたっ・・・も呼べよ」
「・・・」
「オレの名前っ!」

キョトンとした新井の顔。そして困った顔をして但馬を見上げてくる

「・・・すげぇ今ショック受けてんだけど・・・」
「え?!」
「あんた、オレの名前・・・知らねぇんだろ・・・」
「え!や!・・・うーん?」
「酷ぇ!オレら付き合ってんのに?うわ・・・傷ついた。今オレの幸せ確実に2機くらい死んだ」
「う・・・ご・・・めんなさい」

頭を下げる新井に少し吹き出しながら頭をペシペシ叩く

「この小さい頭は空っぽかー?なぁ・・・なぁー・・・」




こんな今までのような友人のような恋人のようなやり取りも新井にとって小さな幸せ。そしてその小さな幸せは積み重なってきっと大きな大きな幸せを生み出していってくれる。そう確信した





コイゴコロミズゴコロ 2泳 おしまいおしまい





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お疲れ様でしたー!

もーね!何ダラダラ書いてんのっ!私っ!!!って思った!キツカッタデス。
んで、多分コイミズは3泳が最終・・・いや、ダメだ。4泳までやらないとリレーにならない!(何そのこだわり)

書きたい物はいっぱいある。でも時間と手が追いつかない・・・でも・・・でも・・・とりあえず本業wの忙しい時期終わったから少しだけ時間できるから・・・頑張れ・・・る・・・はず。その間に無謀すぎるオーダーとか来なければ・・・

明日から・・・どうしましょう・・・有力なのはあれだ。でもなぁ・・・あれも書き始めると長いしなぁ・・・という明日の更新も怪しい水尾でした

ホントダラダラなお話だったのにお付き合いいただき、拍手やポチまでありがとうございました!
少し余裕できればTOPにリンクせっせと張りたい・・・と・・・思う
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