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つれないキミと売れてる僕10-6 - 12/30 Fri

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「ぶっ・・・アハハハ」

これが須野の変わった姿を見た里見の最初の反応
吹き出し、腹を抱えて笑われ、須野は困ったように頭を触るとそんなにおかしな姿になっているだろうかと頼りなく微笑んだ

「おまっ・・・お前っ・・・その姿でその顔すんなっ・・・おかしっ・・・フハ・・・アハハハ」
「え!どの顔・・・」
「姿と表情が合わなさ過ぎてっ・・・あークソ。腹痛ぇっ・・・」

ソファで腹を抱えて寝転がって笑う里見を見て須野はじゃあどうしたらいいのかと悩む

「っつかお前じゃないみたいだなぁ・・・」
「・・・僕だよ」
「おう・・・でも、なんか・・・フハ・・・」
「ひっ・・・かり・・・笑いすぎじゃない?」

里見は少し驚いたような顔で須野を見てニヤリと笑うと「寛人」と呼びながら須野の耳へと指を伸ばす
里見の細い指が須野の形のいい耳を撫でると小さい嬌声を上げる須野

「あー、そのエッロい声は寛人のだなぁ・・・でも、この髪はお前じゃないみたい」
「っ・・・待ってっ・・・待ってっ」
「あー?」
「僕・・・じゃないみたいなんでしょ?」
「だから?」

里見の指を手で握るとその指にキスをして離す

「じゃ・・・も、煽らないで」
「何?」
「っ・・・だって・・・僕じゃないみたいなら・・・」
「はぁ?でも、今名前で呼んだだろ?したいんじゃねぇの?」

須野の瞳が一瞬震えて里見の姿を映す
普段から自分の名前を呼び出した里見。だったら自分も・・・と勇気を振り絞ったのに情事の誘いのように受け取られてしまっただなんて恥ずかしくて・・・

「僕・・・じゃないみたいな僕・・・と光がするのは・・・ちょっと」
「いや、お前だろ」
「だけどっ・・・」

里見が呆れたようにため息を吐くとタバコを咥えた

「お前の嫉妬心ホントどこへ向かってんのか全然判んね」
「だってっ・・・だって・・・」
「寛人」
「っ」

何度呼ばれてもきっと慣れない・・・体中を電気が走ったように快楽を生み出して全身で里見が好きだと叫んでしまう

「じゃあ、しねぇのな?」
「っ・・・し・・・たいですっ」
「どっち?」

ニヤリと笑みを浮かべた里見は神のようで悪魔のようで・・・そして・・・須野はそれにただひれ伏すのだ
跪き、里見の膝にキスを落とすと懇願するような瞳で里見を見上げる

「したいっ・・・けど・・・我慢する」
「・・・」

里見はため息を吐くと「寛人」と名前を呼ぶ
そう呼ばれるだけで背中から快感が抜けるようでひとつ身震いをする須野

「お前は・・・ほんっと・・・」
「っ・・・光・・・」
「なんだよ」
「愛してる」
「・・・ぶはっ・・・悪ぃ・・・けど、お前っ・・・チャラい外見なのに中身須野っ・・・クックックッ」

いつもの愛の告白まで笑われてしまうと須野は困ったように笑って立ち上がる

「お?」
「光、仕事する?寝る?」
「んー、とりあえずさっき今ある仕事全部片付けたから寝るかなー」
「じゃあ寝よう」
「・・・あ?しねぇんじゃねぇの?」
「添い寝・・・もしちゃダメ?」

里見はまたニヤリと笑って須野の頭をクシャリと撫でると「寝るか」と言うと須野より前を歩いて寝室へと向かうが寝室へ入る前にひとつ振り返る

「電気消してたらいつもと同じかもなぁ?」
「っ・・・僕っ、結構すっごいかなり我慢してるのに!!!」
「おーおー・・・お前のその日本語不自由な感じは寛人だ寛人ー」






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こんなやり取りを書いている時が1番楽しくてつれキミ売れ僕な感じがすごくするのです
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