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ごーすとばすたー1 - 03/09 Mon

trackback (-) | comment (0) | ごーすとばすたー
ゴーストバスター・・・その名の通り、ゴーストを倒すっていう職業を副業としている彼の名は高木 宗司

彼の助手、山内 佑太と二人で依頼を受けて人知れず霊退治を行っている


そんな彼らがどうしてこんな副業をやり始めたかのお話・・・

---------

高木はその日、高校の同窓会で10年ぶりに会う旧友たちと話を弾ませた、その帰り道・・・

「そーちゃん!待ってよぉー!」

ふと、懐かしい声で呼ばれて振り返る

「・・・佑太・・・」
「もー!ずーっと見てたのに話しかけもしないって相当酷いよね?」
「・・・」

彼が山内。
小学校の時からずっと一緒の腐れ縁・・・とはいえ、ここ数年はずっと会えない場所にお互いいたが・・・

「そーちゃん、変わってないねぇ」
「・・・お前もな」

懐かしい想い出が色々と溢れてくる・・・山内にはなんでも話していた
高木が霊やお化けといった類を見てしまう霊能体質だということも山内にだけは打ち明けていた

「あ、そーちゃん。そっちはダメだよ?」
「あー?なんで?」
「・・・だって、そっちの交差点、こないだ人身事故で人亡くなってる・・・まだそーちゃん『見える』んでしょ?」
「そーか・・・そうだった」

いつもなら細心の注意を払って『見ない』ように道を選んで歩くのに、今日は酔っているせいか完全に忘れていた

「お前だけだったなぁ・・・知ってんの」
「あ、まだ他の誰も知らないんだ?」
「誰も信じねぇよ・・・しかもこの歳になって「実はオレ、幽霊見えるんです」って言ったら完全不審者としてみんな避けてくだろ」
「あはははー」

暗い夜道を二人並んで歩くと懐かしい想い出が蘇ってくる
学校の帰り道ばったり出会ってしまった浮遊霊に怯えて逃げ回ったこと・・・見えない山内まで一緒になって逃げてくれたのはよかったが、帰り道が判らなくなったこと
『見えなくなる方法』っていうのを色々二人で考えて実行してみたこと・・・結局何も効き目がないどころかわけのわからない雑草を食べたせいでお腹を壊したこと
全てが懐かしかった

「もう『見えなくなる方法』はなにもやってないの?」
「色々やったさ・・・『不浄の者』になりゃいいのかって思って女の子と寝まくったりもした・・・でも罰が当たったのか女の子の生き霊に殺されかけた」
「うっわーサイテー。どーせ二股とかそんなのやったんでしょー?」
「・・・まぁ、そうだけど」

山内は相変わらずこんな不気味な話に付き合ってくれる
ずっとそばに居てくれればいいのに・・・なんて思ったこともあった

「ねー、そーちゃん!オレさー、もっと不浄になる方法を思いついてたんだ」
「ん?」
「ずっと言えなかったけど、ずーっと思ってたんだー」
「・・・なに?」

山内は振り返って昔のように「見えなくなる方法思いついたよ!」と言ったあの時のように笑った

「男と寝るの!」
「は?!」
「不浄っていうのの決定版じゃない!?」
「お前・・・まーた意味のわからないこと・・・」
「えー・・・試してみる価値あると思ったのになぁ・・・」

高木は昔みたいに「ったく、佑太の思いつきはすげぇなぁ」と言うが、相手に困る
そんな簡単に相手が見つかるとも思わないし、そもそもそんな趣味もない

「でねー!相手はオレでいいじゃん?」
「は?!」
「だって、オレ、そーちゃんのこと昔から大好きだもん!」
「・・・そ・・・れは・・・」

「ね?」と腕を組まれて微笑まれるとつい「あぁ」と首を縦に振ってしまう
これは昔からの習慣のようなもの。山内にそうされるとつい、なんでも了承してしまう

「じゃあ今からそーちゃん家行きまーすっ!」
「・・・」
「ほら、そーちゃん、酔ってるからその勢いでやっちゃおう!それで『見えなく』なったら超お得じゃーんっ!で、オレはオレで想い遂げられて本望だしっ!」
「・・・うーん・・・そうかー?」

山内はスキップしながら高木の家へと足を向ける
酔った勢い・・・それで山内がいいならそれでもいいか・・・と少し眠くなって重くなった頭でそう考えて山内の後をふらふらと歩いていった


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思いつきで短編。
色々とブログ設定も触りたいけどPC前に来るとつい書き始めちゃって時間がない水尾を誰か止めてくれたらいいと思う
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