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理想のあなたと恋の鐘3 - 02/03 Fri

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課長が満足そうな顔をして目を瞑っている・・・あぁ。なんてこった・・・この人がオレのベッドで眠っているだなんて・・・替えの下着あったかな・・・明日は休みだからどこへ行こう。デートしたい。デート・・・あ、ご飯炊いといた方がイイかな・・・課長は朝、ご飯とみそ汁と卵でいいのかな・・・パンとコーヒーのほうがいいのかなあ・・・パンとか買ってきた方が・・・

「ん・・・」

課長が目を擦る

「今・・・何時・・・」
「1時過ぎたところです」
「・・・そか・・・」

課長は体を起こすと何事もなかったように立ち上がってシャツを手に取る。あれ・・・?何?もしかして・・・帰る・・・気?!

「課長・・・帰るんですか?」
「あぁ?帰るに決まってんだろ」
「・・・や・・・どうせなら泊まって・・・」
「なんでだよ。せっかく明日休みだっつーのに」

あ・・・れぇぇぇぇ?!明日休みだから泊まって行ってくれるんじゃ???

「あの、替えの下着とか新しいのありますし・・・」
「なんでてめぇの下着つけんだよ」
「・・・や・・・え?」
「あー、すっきりした」

課長は手早くスーツを着直していつもの完璧な姿に・・・いや!そうじゃなくって!!!!!そうじゃなくってぇぇぇぇぇぇ!!!!

「明日、どっか行く用事とか・・・?」
「休みの日はゆっくり寝るって決めてんだよ」
「じゃあ・・・泊まって」
「だからなんでここにいなくちゃいけねぇわけ?」

さっきまでオレの下で乱れていた人はどこへー・・・いつもの課長。いや、いつもの課長もすっごいステキだけれどー!だーけーれーどーもーーーーっ!!!!!

「・・・付き合ってって言いましたよね?」
「付き合ったろ」
「・・・や、じゃなくって・・・お付き合いをですね・・・」
「はぁ?なんで」

えぇぇぇえええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!!

待った!待った待った待った待った!!!!付き合うって一晩だけ?!しかも朝までじゃなくって数時間!や、ホント数時間っ?!
オレの告白は何!?あ!告白っ!!!!

そうだ!告白し忘れてたっ!!!!

「課長・・・あの、オレ!」
「んじゃーなー」
「待って!待って下さいっ!オレ、ずっと課長が好きでした!!!」

・・・ってもういないし・・・早い・・・早い・・・課長・・・早いっす
でもイイ・・・また告白は別の機会にしよう。そしたらきっと誤解も解けるはず。オレの付き合ってって言うのが数時間じゃなくってずーっとずーっとってことが判って貰えるはず!
あぁ・・・それにしても課長・・・すごかった・・・色っぽくて・・・思い出しただけで・・・あぁ・・・男って言うのはつくづく俗物的だよな・・・
課長が泊まって行ってくれなくて凹んでたのに思い出したらこんな風ー

あ・・・ベッド・・・課長の匂いが・・・する・・・しばらくシーツは洗いません!課長・・・オレのシャンプーとか使ったはずなのになんなんだ・・・あの人の甘い香りは・・・あ、フェロモン?フェロモンですか?!






「おはようございます」

月曜日、出勤するとやっぱり美しい・・・美しい・・・あ・・・れ?

「課長、ど・・・されました?」
「あぁ?」
「・・・ここ、寝癖・・・」
「あー・・・あぁ・・・チッ・・・直してくる」

課長は席を立つとトイレへ向かって行く
いつも完璧な課長に寝癖・・・寝坊でもしたのかな・・・初めて見る・・・課長の寝癖・・・あぁ、今日の夜のおかずが決定しました。課長の寝癖・・・可愛い可愛い可愛い可愛いよぉぉぉぉぉ



「課長、どこか調子悪いですか?」
「あぁ?!てめぇがしっかり契約取りつけて来ねぇからムカついてるだけだ」
「すいません・・・」

昼過ぎ、課長と一緒にアポイント先を回っている時に課長がいつもの調子じゃないことに気付いた。おかしい・・・課長っていつもこんなじゃなかった・・・ため息の回数が多いし、移動の時に何度も目を瞑る・・・いつも課長を見ているからオレは判る!課長は今日体調不良だ!!!!!
それはオレが契約とれなかったせいじゃなくって、体調が悪いからこんな・・・こんな・・・

「C社への見積もりどうなった・・・」
「あ、それは今、稟議書出して・・・」
「そうか・・・じゃあH社の契約書・・・」
「か・・・課長!?」

課長がオレの目の前で突然倒れて地面に手を突く・・・体調悪すぎるだろ!!!!!慌てて課長を抱き抱えて会社へ電話を掛ける。就業時間は過ぎているのだからこのまま直帰して課長を介抱しなくては!!!!!


課長をとりあえずオレの部屋へ連れて帰るとベッドへ寝かせる。抱いた感じでは熱はなさそうで、過労かもしれない・・・と余計に心配になった。病院・・・連れて行った方がいいかなぁ・・・保険証とかどこにあるんだろう・・・っていうか課長の部屋どこなんだろ・・・

「・・・あ?」

課長が目を開けて慌てて駆け寄ると頭を押さえながら起き上ってしまう

「課長、大丈夫っすか?」
「・・・クソ・・・オレ、倒れたのか・・・」
「えぇ。すいません。課長の部屋知らなかったんで、オレの部屋っすけど・・・」
「そうか・・・悪かった」

課長が謝ったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!っていうか何!何起き上がってまたジャケット着ようとしてるの!!!!

「課長!もう少し休んで・・・」
「帰る」
「や、待って、そんな無茶ですって・・・さっき課長倒れて今起きたばっかりなんだから・・・」

真っ白い顔・・・顔色最悪なままの課長・・・これはこれで美人なんだけれどもっ!いや、違う違う違う。そうじゃなくって!

「・・・オレ、課長が好きなんです!だから心配なんですっ!!!」

課長の動きが止まってオレを見下ろす・・・え・・・なにその冷たい顔・・・この表情は知ってる・・・軽蔑する・・・振られる瞬間にされる顔・・・

「なんだそれ・・・」
「だからっ・・・オレっ!」
「あぁ、やりたいのか・・・じゃあそう言えば」
「違うっ!そうじゃなくって!!!!」
「じゃあなんだ・・・」
「好き・・・なんです・・・ずっと・・・ずっと好きだったんです・・・あ、これは過去形じゃなくってですね、今もすごく好きなんですけど」
「・・・気持ち悪い」

課長はそう言い残してオレの部屋をさっさと出て行った・・・
気持ち悪い・・・


気持ち悪い・・・


気持ち悪いって・・・何?課長としたのは先週のことで・・・なのに気持ち悪いって?
オレ・・・気持ち悪いの?なんで?好きって言っちゃいけなかったの?なんで?好きだと気持ち悪いの?

・・・あ、そっか・・・ずっと好きだったの・・・ずっと好きで課長を見てたのは気持ち悪いことだったのか・・・課長はオレのこと全然好きじゃなくって・・・でも、セックスはよくて・・・意味が判らない・・・
ただ、課長が好きで好きで好きで心配で心配で心配で・・・でもそれが課長にとっては気持ち悪いこと・・・

終わった・・・

振られた・・・

終わった・・・

明日からどうやって顔を合わせればイイ・・・




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そして相変わらず受は自分勝手でエロいっていう水尾の性癖ったらさぁー・・・
スターサファイアの続きは相変わらず書けない・・・おかしい・・・流れとか決まってるのに全然書けない・・・おかしい
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