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理想のあなたと恋の鐘19 - 02/19 Sun

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「キミに出すお酒はないけど?」

マスターの冷たい声がオレの冷え切った心に痛いーーーホント痛い・・・でも飲まなくちゃやってられないんだもん。オレ、ショックが大きすぎてさぁ・・・

「冷たいっすね・・・」
「あんなやつでもオレの友人だからな」
「お酒・・・酔えるやつならなんだってイイんですけど・・・」
「出会いを求めて来たんじゃないのか?」

心の寂しさを埋められる酒はここでしか飲めないと思って来たのにマスターは冷たいしさ、今日に限って常連で愚痴を聞いてくれそうな人もいないしさ・・・
今のオレはあれだよ?きっと誘われたって誘いに乗れる気分じゃない。まぁ、失恋の痛みは新しい恋で消せとか言うけど新しい恋なんて要らない。諦めないから・・・

「まぁ、あいつとまともに付き合えっつーほうが厳しいか」
「マスター・・・セックスって好きな人とするもんですよねぇ?」
「じゃあなんだ。キミは毎週末ここで会う人を好きになってからセックスしてたって言うわけ?」
「もちろん!」

そう。確かに課長を抱けるまでは毎週末ここで毎回のように違う相手に惚れて抱いてきた。それはおかしいコト?毎回頭の中でこの人だーって恋の鐘が鳴ってたのにそれはおかしいコトですか!?
でもその瞬間その瞬間はホントに恋してたもん。オレの中であれは間違いなく恋心だもん

「惚れやすいのか・・・」
「惚れやすい・・・のかなぁ・・・あの人のこともそりゃ一目惚れだったけど、でもね、あの人だけは寝ても醒めても振られても毎回会う度に恋心が冷めないの」
「・・・キミ、モテるのにどこか残念だよね」
「どこかってどこ!!!マスターは美人なのに意外と冷たいよねぇー」
「僕?そうかな・・・」
「そうだよ・・・ホント、美人でいつか機会があったら口説こう口説こうって思ってたくらいなのにさぁ・・・」
「じゃあ口説いてみなよ・・・」
「え!!!」

マスターの妖艶な笑顔・・・なにそれ!なにそれっ!!!こないだは怖くてカッコよくて痺れたのにそんな妖艶さも持ってるとかやっぱり恐ろしいよっ!マスターーーーっ!

「彼、僕と寝たって言ったらきっと気付いてアクション起こすよ?」
「・・・マスター・・・誘ってんの?」
「どうだろう・・・?」
「っ・・・オレ・・・結構今、傷ついてて無茶したい気分ですよ・・・?」

マスターは余裕の笑顔を浮かべてオレの目の前に銀色の金属を差し出してくる・・・何これ・・・これ・・・鍵・・・

「控室のカギ」
「っ・・・判ってんすか・・・オレ、マスターの親友の・・・恋人じゃなかったけどセフレですよ」
「セフレだろ?じゃあ、イイんじゃね?」

なんだよ・・・モテ期到来ってやつなの?新しい恋人は作れなさそうだけど今この胸の痛みを寂しさを紛らわせるために乗っちゃうよ?イイの?・・・あ、いや、これあれなんじゃない?美人局?みたいな・・・強請られるんじゃ・・・

「で、どーする?」
「っ・・・乗る・・・」
「じゃ、先、行ってたら?そこのドア入った先が控室。桜!夜蝶っ!ちょっとここ任せるから」

オレは鍵を握り締めてマスターに言われたドアへ入ってその先の控室のドアにカギを差し込む・・・抱くとか抱かないとか出すとか出さないとかそういうのじゃなくて今、誰かに抱きしめてほしい気分だったから・・・優しく誰かに頭撫でられたい・・・それが年上のマスターみたいな美人だったら最高で・・・オレの心はやっぱり課長を求めてるけどそれと同時に課長からはもらえない優しさも求めてるから







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突然こんな時間の更新で申し訳ないですー

実は水尾、インフルエンザに倒れておりました;他の人に移すからーと寝室に隔離されwPCは持ち込んだのにまさかの寝室にWi-Fi届かないって言うwww本日からめでたく部屋から出られることになったのでこんな時間になってしまったわけですー

水尾、生まれて初めてインフルエンザかかったよ・・・ホント辛いもんなんだね・・・間接痛くなるって感覚が判んなかったけど今回判ったwいい勉強になったけどもうかかりたくはない
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2017/02/20 Mon 02:12:23
Re: タイトルなし : 水尾 央 @-
>ラムまま様
コメントありがとうございます♪
今までかからなかったから私はきっとインフルエンザにかからない人間なんだと思い込んで油断しましたw
風邪やら病気やらは更新にもかかわるので強い体にしなくちゃですね^^

皆さまもお体にはお気をつけ下さいー
2017/02/21 Tue 17:11:13 URL

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