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理想のあなたと恋の鐘22 - 02/22 Wed

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「タクはそいつと寝なかった」
「え?」
「恋人・・・だったんですよね?」

あ、そっか。課長、好きな人とは気持ち悪くて寝ないって・・・そういうこと?ホントに好きだったってことですね・・・でも、オレとは寝てるからやっぱりオレのことは好きじゃないって・・・あぁ、そっか・・・そっかぁ・・・最初からオレは体だけの関係でしかなくてやっぱりセフレ・・・なのかぁ・・・

「恋人・・・だとかそいつは言ってたけどオレに言わせりゃ『恋人』ってそんな餌チラつかせてタクを好き勝手操ってただけ・・・だからオレはやめとけっつったんだ・・・最初見たときから怪しかった。でも、楽しそうにしてるタク見てたらそん時はオレの思い過ごしかとも思ったわけだ・・・でもやっぱりクソだった」
「でも、拓真さんは・・・」
「好きだよって囁く癖に大事すぎて恋人以上の存在だから抱けないとか男抱けねぇ言い訳をタクはバカだから今でも信じてる。そしてタクもプラトニックなのが最上級だと思い込むようになった。けど、ホントは判ってるから混乱して『気持ち悪い』っつーわけ・・・好きだから抱きたい。これを頭で理解したら傷つくからそれが怖くて自己防衛してるんだろうな」
「ぇ?」
「んでそいつ、仕舞いにゃ取引先の社長令嬢と結婚した・・・それでも1番大事で愛してるのはタクだけだっつー呪いの言葉残してな」

何それ・・・だから課長は・・・課長は・・・取引先ってどこだよっ!行く機会あったら絶対値引き交渉受付けないっ!!!

「未だにタクはそこ、自分で仕事で行ってんだ・・・バカだろ。あいつ」

聞いてない・・・聞いてない聞いてない聞いてないっ!!!っていうか・・・っていうかっ!!!

課長は未だにその人が好きってこと?好きってことじゃんっ!!!そりゃ・・・そりゃっ・・・オレがセフレにしかなれないわけじゃんっ!あんなに淫らでエロい課長が実は純情だったとか・・・なんだよっ・・・それ・・・オレ・・・どうしたらいいの!?オレはどうしたらいいわけ?!

「あいつバカだろ・・・ホントに好きならタクが男漁りしてたりあんなわけわかんねぇ男連れ込むの反対するに決まってんのにな・・・」
「オレは・・・」
「でもな、あいつは今ここ数年じゃ1番落ち着いてんだよ・・・」
「そうなんすか?」
「原田くんセフレにしてから落ち着いてる」
「あぁ、オレ!それ、喜んでイイんですかね?!」

喜んでいいのかな・・・ちょっとは自信もっていい?いや、でも所詮セフレで恋人に昇格できる見込みもなさそうだけど・・・っていうか課長ってオレのムスコは大好きだけどオレのことはなんとも思ってないんだもんなぁ・・・デートもしてくれないし朝まで一緒にいてくれないし・・・あぁ、胸が痛いよぉー痛いよぉー・・・もっともっと甘えたいよぉーーー優しくして欲しい。撫でてほしいっ・・・

「あー、なーんでオレこんな話しちゃってんだよ・・・クソ・・・原田くん」
「え?」
「明日予定ないならこのまま寝てけ・・・独りここで寝るのは寒すぎる日もあんだよ・・・今日は誰かにいてほしい。そんな気分」
「あ、はい。オレもちょっと1人になりたくない・・・」
「ん・・・」

あぁ・・・可愛いーーーー!!!マスター可愛いっ!オレ、こうやって腕の中に潜り込まれるの好きーーーーっ!体温を分けてほしいみたいに擦り寄って来られるのたまらないーーー課長もこうやってくれたらオレ、ぎゅーってしながら抱きしめながら寝るのに・・・あぁ、オレはこれからどうしたらいいんだろう・・・課長をその元恋人?いや、今も恋人だと思ってんの?・・・とにかくその人よりもオレって思って貰わないといけない・・・でもどうしたらいい?最初から課長と寝てるオレには分が悪すぎる・・・よね・・・だよね・・・だよ・・・ね・・・

あぁ、人肌って温かいな・・・オレ、もう眠い・・・寝ちゃおう・・・とりあえずマスターと寝て明日考えよう・・・そうしよ・・・







「もしもし、オレ。今から来れるか?ん。引き取りに来てほしいもんある。あぁ?お前が自分で確認して引き取りしてけっつーの」







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私の中でマスターがホントにホントにお気に入り。早く他のマスター絡みの話も書きたいけどまずはあれから!!!
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