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コイゴコロミズゴコロ3-6 - 03/06 Mon

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別れたくない?
別れたくない。別れたくなんてない。それは本当。でも、江口が判ってくれるのかは判らない・・・自分中心で強引で・・・江口の中では新井が江口を好きなのは確定していて、付き合うと江口が言い切ったのだからそれはもう決定で・・・拒否権なんて最初から新井には与えられていないから・・・

「新井さん、ケーキ全然進んでないね・・・オレもだけど・・・」
「ん・・・」
「また・・・別の時、次はお店行って食べようか・・・」
「ぇ?」
「デートしよう・・・デートしたい。新井さんと出掛けたい」

じわりと滲んだ涙が粒になって落ちてくる・・・こんなときも優しい但馬・・・いや、優しいだけじゃない。強くなった・・・但馬・・・今までだったらすぐに新井の意見ばかり聞いて来て新井の好きにしたらいい。そう言っていたハズなのに

「あーぁ、泣かないでよ・・・オレもなんかすっげぇ泣きたいけど・・・吐きそうだけど・・・」
「但馬ぁ・・・但馬ぁ・・・」

膝を抱えて泣き顔を隠す新井の背中を撫でると「今日はもう帰った方がいいね・・・」と呟く但馬

「うん・・・」
「頭・・・混乱しまくってるから・・・」
「じゃあ・・・帰る・・・帰るね?」

眼の淵に残った涙を手の甲で拭うと立ち上がって玄関へ向かう新井。靴を履きかけた所で腕を引かれて抱きしめられる

「新井さん、ダメ。やっぱり帰らないで」

但馬の心音が体中を流れる血液の音を感じるくらいにきつく抱きしめられて涙を舐められて唇を押し付けられると口の中に塩味が広がる
こんな強引な但馬は知らない・・・但馬が自分を求めてくれるのが判る・・・好き。その感情で新井も但馬の体にしがみついた

「二股でもイイよ・・・江口さんがあんたに与えてくれないもの、オレがあげる・・・だから・・・別れたくない・・・別れるって言うな・・・お願いだから」

江口の言葉が絶対でもう決定事項なのは但馬も判っていて、それでもそれでも離したくなくて。頭が混乱した今日はひとりで考えたほうがイイと思ったのに新井を腕の中に抱きしめてこの場に留めておきたくて・・・
鎖骨を軽く吸われるとシャツの裾から但馬の長い指が入って来るのを感じて但馬の背中をきつく抱きしめる

「但馬・・・」
「ダメ・・・?」
「但馬・・・勃ってる?」
「うん・・・」

新井の手を自身へと誘導させてジャージの上から触れさせるとそのまま新井の手の上から自分の手で包んで扱く

「但馬っ・・・」
「江口さんと付き合ってもイイ。もう江口さんの中では付き合ってるんでしょ・・・だけどオレとはこのまま付き合ってて・・・ねぇ、新井さん・・・新井さん・・・」

ジャージの上からでも判る熱・・・熱い昂ぶり・・・もどかしくてもっと触れたくて熱を感じたいのに但馬の手が上から握ってきているからどうしようもなくて但馬をただ見上げ、見つめると唇を奪われて但馬のしたいように身を任せる

「但馬、口、イイよ?これじゃ出せないでしょ?ね、口・・・犯して」
「っ・・・っはぁ・・・」

膝をつくとジャージを下ろして但馬の先走りが染みた下着の上を吸うように舐めた後下着も下ろすと切なく震える昂ぶりを口内へと含む。但馬の甘い吐息が耳に痺れるように伝わって夢中で頭を動かし舌を動かすと次第に頭を押さえる但馬の手に力が込められる

「っ・・・も、達きそ・・・」
「んっ・・・ふっ」
「イイ・・・?口、出してもイイ?」

コクコクと頷いたのを確認すると但馬の体に力が入って喉の奥へと打ち付けるように放たれる白濁。全部残すことなくそれを飲み込むと但馬の体がずるずると壁伝いに降りてきて抱きしめられる

「ごめん・・・暴走した・・・」
「ふっ・・・」

暴走してこの程度なのだと思うと元々本当に優しいのだと思いながら但馬を抱き返す

「新井さん・・・新井さんが別れたくないって思ってくれるなら、ホント二股でもいいから・・・情けないけど、ホント情けないけど・・・他にオレ、どうしたらいいか判らなくて」

新井は首を振ると背中に回した手に力を入れる

「オレがズルいんだよね・・・ごめん・・・ごめん・・・でも、但馬が好き。但馬が大好きだよ・・・但馬が好き」
「うん・・・うん・・・」

そのまま暫く抱きしめあったままこれからのことをそれぞれが考えて抱きしめる手にお互い力を込めたのだった











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但馬のへたれ具合はちょっと成長したのかなぁ・・・
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