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コイゴコロミズゴコロ3-9 - 03/09 Thu

trackback (-) | comment (0) | コイゴコロミズゴコロ
江口の背中の温もりが掌から伝わって来る
ずっとずっと追いかけていた人。憧れて恩人で親友で大好きで愛していた人の体温・・・ずっと隣にいたけれどこんなにも近くに体温を感じたのは初めてのこと

「ごめん・・・でもオレは」
「瑞貴、さっき言ったこと考えろ・・・」
「え」
「オレはこの先の未来全部瑞貴にあげられる」
「・・・」
「あいつはお前のことどこまで考えてる?」

この先の未来・・・なにも見えない未来を全部くれると言う江口の言葉に心が揺れる・・・ひとりになるのは怖い。でも、それがひとりじゃないとしたら・・・

「但馬は瑞貴がいる限り彼女も嫁も作れない」
「・・・」
「お前が・・・瑞貴の全部が手に入るんだって判った今、オレはお前が但馬と付き合い続けるのは我慢できない」
「っ・・・江口・・・」
「ずっと我慢した。自分の気持ちも見て見ないふりした。友達としてお前が隣にいるならそれでいい。そう思ってたのにお前はオレ以外の男と・・・またオレに耐えろって言うの?我慢して我慢して・・・瑞貴がひとりぼっちになる日を待てってことか?今まで通り親友で?残酷すぎる・・・だろ」

残酷・・・そう。判っている。ずっと苦しかった。江口が彼女の話をするのを聞きながら。江口が彼女とデートだからとバイトを代わったりするのを我慢してきた・・・

江口が新井に恋愛感情なんて抱いていない。そう思っていたことが誤算・・・新井の心は揺れ動く。真っ直ぐ自分を見ている江口は今まで求めていたもの。お互いの気持ちを知るのが遅すぎた・・・でも、遅くても知ってしまった今、無視できない感情・・・今までずっと押さえていた気持ちが再熱し、燃え上がっていく感覚・・・

「瑞貴・・・早くオレだけのものになれよ・・・」
「・・・」

心が・・・壊れそうだった・・・ずっと欲しくて諦めたものが手に入る・・・今、手に入ろうとしている・・・再びキスされて優しく抱きしめられて・・・但馬のことが頭に浮かんでいるのに今目の前の江口が愛しくてこれからどうしたらいいのか判らなくて・・・

「っ・・・え・・・江口?」
「んー・・・」
「勃・・・って・・・」
「だからヤろっつっただろ」
「・・・っ・・・」
「瑞貴の全部が今すぐ欲しい」
「・・・待って・・・待って・・・今日は・・・待ってっ・・・」

キスを何度も落とされながら「無理」と耳を舐められてシャツに手を入れられる

「待ってっ・・・江口っ・・・待って」
「待てない。こんな見せつけられて耐えるのムリ」

但馬につけてもらった赤い痕・・・もう歯形で消されたその場所を撫でられて舐められてジンジンと痛みと熱を感じると抵抗していたはずの手の力が抜けていく

「準備・・・必要だから・・・シャワー・・・」
「おう・・・」

掛けられていた体重から解放されると新井は体を起こしてバスルームへと向かう

「っ・・・」

二股でもイイ。そう言った但馬への裏切りだと思いながらも自分を止められないことを悔やみながら。でも、江口が求めてくれるのを断り切れずに・・・
これからどうするかだなんて聞いたことがない。聞いたらいけない気がしていたから。今だけを楽しみたかったから。でも、突然与えられた未来の道・・・全部を受け入れてくれるという江口の言葉・・・今までも江口が守ってやる。そう言ってその通り守ってくれた江口・・・大学へ入ってからも大会に出るとあの時新井を苦しめた中の何人かは下衆な笑顔を浮かべながら新井に近付いてきた・・・彼らから守ってくれたのは江口。江口から何度も無理な頼みを聞いて承諾してきたのもずっと守り続けてくれたから。助けてくれたから・・・ずっと助けてくれたのは但馬じゃない・・・これから助けてくれるのは・・・?








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あっれー?新井ってこんな性格だっけ・・・と思いつつ時間がないんですToT
余裕でCP投票とかやってる場合じゃなかった私・・・

っていうか予約投稿が上手く作動しなかったToTすいません・・・
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