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コイゴコロミズゴコロ6 - 05/05 Tue

trackback (-) | comment (0) | コイゴコロミズゴコロ
「あー口ん中痛い・・・腹減ったのにずっとメシ食えねぇし・・・最悪」
「メシ食ってないのか・・・」
「だって喋るだけで痛いし」
「・・・なんだったら食べられる?アイスとかならイイ?」

優しい但馬の言葉に少しだけ俯いて顔を赤くしながら「アイス食べられる・・・かも」と呟く

「じゃあ買ってくるけど・・・」
「っていうか・・・オレ、江口なんて想像してなかったし、代わりとも思ってねぇよ」
「?」
「但馬優しいし、マジで惚れそうでくすぐったいんだけど・・・」
「惚れればいい」
「え」

但馬は真っ直ぐ新井を見つめる

「オレと本気で付き合うならオレはもっと頑張って優しくするし、裏切ることもしねぇよ。あんたに愚痴なんて言わせないぐらい頑張る」
「男ムリなくせに・・・」
「いや、だから・・・オレのミジンコメンタル知ってんだろ・・・ちょっとのことでオレダメだっつーの」

但馬のメンタルの弱さは部内では有名な話。表情こそ変わらないものの、ちょっとした動揺で散々な結果になる。逆にテンションが高ければ好成績を残せるため、部内では大会直前になると但馬に皆気を遣うのだった

「でもなぁ・・・」
「あんたが男漁りもやめて、江口さんを追うのやめたらオレ、やりたいよ。マジで」
「っ・・・」
「そりゃ・・・オレやったことないし下手だろうから・・・あんたが満足できるかは判んないけど・・・」

新井は頭を振る。思わず笑いがこみあげてきて仕方ない・・・

「違う違う。但馬、今、めっちゃくちゃカッコイイ・・・あーキュンキュンした。マジでどーすんのこれ。付き合ってくれんの?」
「・・・今の生活変えられんのかよ」
「言っただろ?オレが出会い求めてんのは体の関係が欲しいから。但馬が満たしてくれんなら全然辞められる」
「・・・じゃあ・・・付き合って下さい」
「・・・うっわー恥ずいーーーーマジでーーーー恥ずいーーーーこんなん言われたの初めてだオレ!や!嬉しいっ!付き合うっ!」

『やらして』でもなく『カワイイ』でもなく正式なお付き合いの申し込み。付き合うことには憧れていたが、実際にまともに付き合った数はゼロ。慣れないこの感覚に新井はじたばたして恥ずかしがった

「・・・じゃあ、アイス買ってきます」
「あ、うん。ありがとう」

但馬が部屋を出て行くとまた新井は1人ベッドでじたばたした
新井にとって但馬は優しくて可愛い後輩。しかし、よく見たらカッコイイ後輩。「そういう目」で見ていなかったから気付かなかったが、タイプかどうかで言ったらストライクだった。ただ、一つ心配なのはずっとずっと想っていた彼のこと
彼を忘れる・・・諦めることは本当にできるのか。恋心でないにしても親友だし大好きなのだ。それをなかったことにして忘れる・・・それは難しい。どこまで許してもらえるのだろうか・・・親友として馴れ合うのは許されるのか・・・普段からふざけて抱き合ったりくっついたりしているのに・・・それを突然ナシにするのは不自然すぎる・・・
それを見ても但馬は表情一つ変えずに許してくれる・・・けれどきっとすごくすごく傷つくのだろう


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本職(仕事ではない)のほうをサボりすぎていて怒られましたw
でもこっちの更新はやめません!
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