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青春はプールの中で10-4 - 04/20 Thu

trackback (-) | comment (0) | 青春はプールの中で
「柿内ぃー、腰やられたー!やっべぇー腰超だるいー」
「誰だよ。エロすぎる顔と声で煽りまくってきたの」
「まぁ、まだやれるかっつったらやれるけどー!とりあえず水ーーー」
「っ・・・くっそ。オレだって体きっついっつーの。ずっと寝不足続いてたんだぞ?労われっ!」

悪態をつきながらもベッドから抜け出るとコップに水を注いで戻る

「はい。どーぞっ!」
「んあーサンキュー」

体を起こすとコップに口をつける

「来週は遅くなっても帰ってくる」
「おう」
「バイトもあるからキツいけどあんたの相手もメシもやるから」
「おう」
「あと」
「いいってー!気ぃ遣うのオレらに合わないし」
「・・・ん」

手を伸ばしてコップをベッドサイドへと置くと柿内の背中を叩く

「っつーか、そのうちオレがここ留守にすること多くなるからな?合宿やら試合やらあっからな?」
「あー、そうだった」
「おあいこ!んで次はお前が悶々とする番!」

柿内は柚木を見て口端を上げる。強くて凛々しい皆に自慢したい先輩で恋人

「なんだよ。あんた悶々としてたの?ん?」
「してた!」
「っ・・・」

当然のように言われて敗北を悟る。素直な柚木には勝てるわけがない

「でもなー、お前辛抱強いもんなぁー。オレが留学してたのよく待てたよなぁ」
「そりゃ」
「オレはお前と少し離れただけでこーやってお前が帰ってくるの待つのきつかった」
「や、やめて。マジで。あんたのそれ、マジでオレダメんなるから」

柿内が顔を抑えたのを見て笑った柚木はそのまま柿内の背中に覆い被さる

「オレを甘やかしてくれんだろ?」
「っ・・・あー、やっべぇ。なんだこの人。マジで・・・あんた、オレがいない間に変なレベルアップしてんじゃねぇよ」
「オレをもっとぐずぐずに甘やかしたいだろ?」
「そこは成長すんな」
「あー?」
「雰囲気ぶち壊すのがあんただろ」

柚木は柿内の背中で笑うと「とりあえずメシー!」と柿内を抱きしめた
他人にも家族にも甘えるのが下手な年上の恋人が自分にだけ甘えてくれる優越感。それが特別だと思える優越感
誰からも頼りにされている柚木が自分の前でこんな顔をしてくれるだけで嬉しかった





柿内が用意した食事は冷蔵庫の中にロクになにも入ってなかったのにどうしてこんなに作れるのかと疑問になるものでそれに舌鼓を打ち、柿内に体重を預けると満たされた腹を撫でる

「なんなんだよ。今日はっ」
「あー?」
「あんたっ・・・いつもはすぐ走り行ったり泳いでくるとか言うくせに」
「お前が久し振りだからー柿内に甘えるDAY!」
「あー!もー!!!マジでっ!!!」

柿内が立ち上がると支えになっていた場所を失いころんとソファに倒れる

「か、買い出し行ってくるから」
「あ、オレも行く」
「泳いで来い!普段みたいに走って来いっ!」
「買い出ししながらデートしよーぜ」
「でっ・・・」
「デート!な?!超いい考えじゃね?!お前とあんまり出掛けることもないし!・・・何顔赤くしてんだよ」
「・・・」
「あー?お前っ!普段淡白なクセにまーたもよおしてやがるなぁ?」

ニヤニヤ笑う柚木の頭を叩くとカバンを掴む

「何ー?もー出んの?イイのかー?抜かなくて」
「あんたがその調子で抜き続けてたら出掛けられねぇっつーの」
「じゃ、デートしに行こかー」
「買い出しっ!!!」
「買い出しデートっ!」
「っーーーーー」

柿内の歯軋りする音が聞こえたけれどそんなの関係ない。照れ屋な後輩のことなんて判ってるから。素直に嬉しいって言えない可愛い恋人
だからその分柚木が言ってやるのだ。気持ちを素直に伝えてやるのだ







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うわぁぁぁーーーなんだか拍手コメでひっそりとコメントたくさんいただけてるーーーToT
「待ってました」という声がホント嬉しいです柿内たちがいつの間にかこんなにも待っていてもらえるキャラクターに成長したことが嬉しいありがとうございます。ありがとうございますーーーっ
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