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青春はプールの中で10-29 - 05/15 Mon

trackback (-) | comment (0) | 青春はプールの中で
しばらくしても触れてくる気配がなくてこのまま、見られているのも恥ずかしくなってきて顔を上げて振り返り柚木を見上げる

「・・・?」

真剣な顔をして柿内の体を見つめたまま動かない柚木に手を伸ばす

「柚木さん?」
「ぁ・・・あー、うん」

さっきまでのキラキラ楽しそうな表情が消えていることに気付いて柿内は少しだけ困ったように笑うと体を起こして柚木を抱きしめる
判っていた。柚木は抱きたいと言ってくれたけれどどこにも色気なんてないこの体を抱けるわけがない。判っていたこと・・・もともと自分もだけれど、柚木だって男が好きなわけじゃない。特に柚木は自分に付き合って体の関係も繋げてくれただけで、自分に興奮してくれるのはまた別の話

「柿内?」
「あんたこそ心の準備、してた?」
「?・・・あぁ、違う。柿内、お前が思ってるのと違うよ」

ワザと茶化すように言って来た柿内の頭を優しく撫でるとキスをする

「オレの触って?」
「何・・・」
「勃ってんじゃん?お前に興奮するし、抱きたいよ。でも、でもさ・・・」

柿内に抱きつくときつくきつく抱きしめる

「さっきの体勢、思い出した」
「あ?」
「昨日の今日であれ、頭から消えるわけねぇよ・・・あいつらにヤられそうになったとか思ったらなんかすげぇムカついて優しく抱けなさそう」
「・・・」

柚木の苦しそうな笑顔を見て「イイけど」と呟く柿内

「あんた以外にんなことさせたくねぇけどあんたになら痛いことでもなんでも」
「オレがイヤだ」

真っ直ぐな柚木の瞳は嘘なんてついていないことが判る

「オレら、ずっと一緒なんだよな?」
「あ?・・・何だよ・・・」
「一緒なんだよな」
「・・・ん、オレはそのつもり」
「オレも」

抱きしめ合うとお互いの体温が気持ちよくてもっともっと混じり合いたい。そう望んでしまう

「だったら・・・この先、いつでもお前の体、オレのだよな?」
「・・・まぁ・・・」
「今日、今回、焦らなくても、お前のココの初めてオレにくれるよな?」

後孔を撫でられて妙な感覚に背中を震わせながら柚木の言葉に頷く
最初から全て柚木に捧げられると思った
だからこそ今の自分がここにあるから

料理もできて、今の大学に入って、辞めようと思っていた水泳も続けていて・・・そんな柿内 紀行は柚木がいたから作り上げられたもの

「お前、優しすぎっから・・・オレは怖いよ」
「あー?」
「もし、昨日のあの時点でオレがもうお前の初めて貰ってたらお前、ある程度抵抗して諦めてただろ?」

全て見透かされているようで柿内は一言謝りの言葉を呟く

「柿内ー・・・好き」
「っ・・・」
「泳ぐより走るよりお前を優先させろってのは難しいけど、たまには優先してもイイくらい好き」
「ゆ・・・柚木さんっ」
「どこがイイとか言えないけど言えないくらい好き」
「やめっ」
「柿内が好き・・・愛し」
「く・・・っそ」

顔を赤くしながら柚木をベッドへ押し倒すと柚木の愛の言葉が次々と紡ぎ出される唇を塞ぐようにキスをする
愛しい。好きな人に好きだと言われることは付き合って何年も経った今でも信じられなくて嬉しくて幸せで胸が熱くて苦しくなる

「・・・いい?」
「裸で過ごす予定は消えてねぇよ?」

そう笑った柚木に柿内も頷き微笑んだ








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ぶっはー!やっぱりリバカップルにはなりませんでしたーーーーんっ!っていうかねー、リバって難しいのよね。私には。元々喘ぎまくる攻と男前受だからそれが逆になるでしょー?そしたら喘ぎまくる受・・・え?それ何?書けそうにない・・・っていうさー

そして明日、青春はプールの中で6年目最終話になりますー
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