透き通るブルー1 - 05/21 Sun
「オレ、キミのことが好きなんだ」
その日、高校に入ってから1ヶ月。今まで好きになった子よりも彼女だった子よりも1番可愛くて好きだと思えた本命に告白をした高尾 陸斗(たかお りくと)は人気もあって自他共にモテるという自分がまさかこの数秒後、振られるだなんて思っていなかった
「ごめんね。私、水泳部の巴くんが好きなんだ」
水泳部の巴・・・そう聞いて足元が崩れそうな気分になった
彼女とはもう何度かグループでだけれど遊びに行ったし、イケる!そう思っていたのに、まさか・・・まさか・・・
「京香ぁぁぁぁぁぁぁあぁああああっ!!」
そう叫びながら教室に戻るとまだ下校していない友人の吉永 京香(よしなが きょうか)を見つけて吉永の元へ駆け寄る
「どういうこと!?さっちゃんにフラれたんだけど!オレ!イイ感じだったよな?なぁ!イイ感じだったじゃん!」
「・・・あぁ、告ったのね。告ってフラれ・・・ブッハ!ちょ!!!みんな!高尾がフラれたーーーー!!!!」
「ちょ!!!」
「沙千恵さー・・・あんた来るといっつも来るから気があると思ったんだ?」
「そ、そうだよ!?オレが行くって決まったらさっちゃんいつも来てたし!」
高尾の顔を見て再びプププッと吹き出す
「高尾さー、あたしと仲良くなったのって沙千恵と仲良くなりたいからじゃん?」
「・・・否定はしない」
「沙千恵も同じだしっ!!!」
「な?!」
まさか自分の好きになった榎本 沙千恵(えのもと さちえ)が何か利益のために自分に近付くだなんて考えていなかった
「・・・ん?でも、オレ、水泳部の巴とか知らないけど」
「・・・同クラだし、あんた、中学んとき水泳部だったっつって高校でも一応水泳部に入部届出してんじゃなかったっけ?」
吉永に言われて初めて思い出す
確かに4月、入部届を出した気がする・・・出しただけで行ったことはないけれど
「んで、水泳部だし?巴と接点あるかなーみたいな?」
「・・・え」
「でもさー、あんた部活全然行ってないみたいだし、巴の情報引き出せないし?そもそも高尾と巴が友達になんてなれないかー!みたいな!仲良かったら沙千恵、きっとあんたと暫く付き合ってたかもしんないよねー」
「さっちゃんはそんな子じゃありませんっ!」
「うっわー!現実見ろよ現実をー」
なんだか裏切られた気分だった。優しくて可愛くて微笑んでくれた彼女がまさか自分を利用しようとしていただなんて思わなくて・・・
「あー、でもさー、沙千恵、こないだ告ったっつってたなぁ・・・で、フラれたのにまだやっぱり巴が好きなのかー。あ、違う!きっとあんたを断る理由だな!ブッハッ!嫌われてんじゃんっ!!!」
吉永に爆笑されるのに耐えきれなくてトボトボと教室を出ると廊下を寂しい背中で歩き、足を止める
窓からプールが見えて、まだ5月だけれど泳いでいるのが見える・・・
「っーーー!!!くっそぉぉぉぉぉぉーーーー!!!!」
そう叫ぶと水泳部に入部はしているけれどまだ行ったこともないプールを目指して高尾は走り始めた
巴という人間がどんな男なのか知らない。自分よりもイイ男なのか?そして、なぜあんなに可愛い彼女をフるだなんてことができるのか?!それを今すぐに確認しないと気が済まない
今すぐにっ

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その日、高校に入ってから1ヶ月。今まで好きになった子よりも彼女だった子よりも1番可愛くて好きだと思えた本命に告白をした高尾 陸斗(たかお りくと)は人気もあって自他共にモテるという自分がまさかこの数秒後、振られるだなんて思っていなかった
「ごめんね。私、水泳部の巴くんが好きなんだ」
水泳部の巴・・・そう聞いて足元が崩れそうな気分になった
彼女とはもう何度かグループでだけれど遊びに行ったし、イケる!そう思っていたのに、まさか・・・まさか・・・
「京香ぁぁぁぁぁぁぁあぁああああっ!!」
そう叫びながら教室に戻るとまだ下校していない友人の吉永 京香(よしなが きょうか)を見つけて吉永の元へ駆け寄る
「どういうこと!?さっちゃんにフラれたんだけど!オレ!イイ感じだったよな?なぁ!イイ感じだったじゃん!」
「・・・あぁ、告ったのね。告ってフラれ・・・ブッハ!ちょ!!!みんな!高尾がフラれたーーーー!!!!」
「ちょ!!!」
「沙千恵さー・・・あんた来るといっつも来るから気があると思ったんだ?」
「そ、そうだよ!?オレが行くって決まったらさっちゃんいつも来てたし!」
高尾の顔を見て再びプププッと吹き出す
「高尾さー、あたしと仲良くなったのって沙千恵と仲良くなりたいからじゃん?」
「・・・否定はしない」
「沙千恵も同じだしっ!!!」
「な?!」
まさか自分の好きになった榎本 沙千恵(えのもと さちえ)が何か利益のために自分に近付くだなんて考えていなかった
「・・・ん?でも、オレ、水泳部の巴とか知らないけど」
「・・・同クラだし、あんた、中学んとき水泳部だったっつって高校でも一応水泳部に入部届出してんじゃなかったっけ?」
吉永に言われて初めて思い出す
確かに4月、入部届を出した気がする・・・出しただけで行ったことはないけれど
「んで、水泳部だし?巴と接点あるかなーみたいな?」
「・・・え」
「でもさー、あんた部活全然行ってないみたいだし、巴の情報引き出せないし?そもそも高尾と巴が友達になんてなれないかー!みたいな!仲良かったら沙千恵、きっとあんたと暫く付き合ってたかもしんないよねー」
「さっちゃんはそんな子じゃありませんっ!」
「うっわー!現実見ろよ現実をー」
なんだか裏切られた気分だった。優しくて可愛くて微笑んでくれた彼女がまさか自分を利用しようとしていただなんて思わなくて・・・
「あー、でもさー、沙千恵、こないだ告ったっつってたなぁ・・・で、フラれたのにまだやっぱり巴が好きなのかー。あ、違う!きっとあんたを断る理由だな!ブッハッ!嫌われてんじゃんっ!!!」
吉永に爆笑されるのに耐えきれなくてトボトボと教室を出ると廊下を寂しい背中で歩き、足を止める
窓からプールが見えて、まだ5月だけれど泳いでいるのが見える・・・
「っーーー!!!くっそぉぉぉぉぉぉーーーー!!!!」
そう叫ぶと水泳部に入部はしているけれどまだ行ったこともないプールを目指して高尾は走り始めた
巴という人間がどんな男なのか知らない。自分よりもイイ男なのか?そして、なぜあんなに可愛い彼女をフるだなんてことができるのか?!それを今すぐに確認しないと気が済まない
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はい!また水泳部かよ!ってツッコミは受けて立つっ!!!!
でもね、最近暑いじゃない?あープール入りたい・・・水が恋しい・・・気持ちだけでも入ろう・・・水泳シーン書こう・・・あ、もうコイミズ終了しちゃったんだったー・・・青プも柚木は水球だし柿内も部活行く時間ないじゃん・・・
作ろう!作ってしまおう!!!新しくっ!新キャラクターカモーーーーン!!!というよく判らないテンションで作り上げた巴と高尾でございます
高尾と水尾どちらも尾がついておりますが無関係でございます(判ってるって)
どうせ新しく作るなら柿内とか柚木とは全然違うキャラクターにしなくちゃーで行き詰りました。だって、柿内にも柚木にも水尾の好きを詰め込みすぎて理想を求めすぎたから全然違うキャラクターということは書きにくい!えぇ!上手く動いてくれないっ!!!でも、頑張るっ!!!
まだ書いてる途中で腹くくってUPするけど、今の所、恋愛になかなか発展しないよ!!!全然発展してくれないよ!!!このシリーズだけR18下ろしてもいいんじゃないかってくらい。いや、BLというカテゴリも外してもいいんじゃないかってくらい・・・いや、そこは外さないけれどっ!!!!
では。暫くお付き合いくださるとうれしいです
でもね、最近暑いじゃない?あープール入りたい・・・水が恋しい・・・気持ちだけでも入ろう・・・水泳シーン書こう・・・あ、もうコイミズ終了しちゃったんだったー・・・青プも柚木は水球だし柿内も部活行く時間ないじゃん・・・
作ろう!作ってしまおう!!!新しくっ!新キャラクターカモーーーーン!!!というよく判らないテンションで作り上げた巴と高尾でございます
高尾と水尾どちらも尾がついておりますが無関係でございます(判ってるって)
どうせ新しく作るなら柿内とか柚木とは全然違うキャラクターにしなくちゃーで行き詰りました。だって、柿内にも柚木にも水尾の好きを詰め込みすぎて理想を求めすぎたから全然違うキャラクターということは書きにくい!えぇ!上手く動いてくれないっ!!!でも、頑張るっ!!!
まだ書いてる途中で腹くくってUPするけど、今の所、恋愛になかなか発展しないよ!!!全然発展してくれないよ!!!このシリーズだけR18下ろしてもいいんじゃないかってくらい。いや、BLというカテゴリも外してもいいんじゃないかってくらい・・・いや、そこは外さないけれどっ!!!!
では。暫くお付き合いくださるとうれしいです
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