FC2ブログ

透き通るブルー12 - 05/31 Wed

trackback (-) | comment (0) | 透き通るブルー
授業が終わり、HRを終えるとすぐに巴の名前を呼びながら振り返る高尾

「・・・巴くんならもう出てったけど」
「・・・クソ」

すぐにカバンを掴むと教室を出て追いかける高尾。廊下を曲がって階段へ向かう巴の背中を見つけてすぐに走って追いかける

「巴っ!巴っ!!!待てって!」

高尾の声は聞こえているハズなのに止まらない巴に高尾はショートカットして階段を半階分ジャンプして降りる

「っ!?な・・・ばっ・・・な・・・」
「ヘヘー!追いついたぁ」
「バカ!何した!バカっ!ケガでもしたら・・・」
「んー、足痛い」
「なっ・・・」
「でも巴止まったー」
「立てるか?」
「足痛いー」
「バカ」

巴はため息を吐きながら高尾に肩を貸すと立ち上がらせる

「歩けるか?」
「んー、まぁ、いやー、痛い」
「・・・おぶってやろうか?」
「保健室連れてってくれんのー?」
「ホントは放置して帰りたい」
「ハハー!でも巴優しいから置いていけないんだろー・・・肩貸しててー!」
「ん・・・」

ゆっくりと階段を降り始めると帰り道を急ぐ生徒に「高尾どしたー?」と何度も声を掛けられる。これなら放置して帰っても誰かが助けてくれただろう・・・そう思いながら巴は高尾に合わせて足を出す

「飛び降りたら足捻ったー!」
「バカじゃね?」
「ハハ。真似すんなよー?結構痛い」
「じゃーなー!また明日なー!」

高尾に声を掛ける人間はたくさんいるのに、巴がそこにいるからか一緒に保健室まで付き合おうという人間が皆無なのが気になる。それは自分のせいなのか、皆、薄情者なのか・・・

「巴ー」
「何」
「昨日ごめんなぁ?」
「・・・別にお前は悪くない。オレの方が・・・」
「んー?」

高尾まで帰らせることになってしまったのは巴も反省している。折角一緒に何か食べに行こうと誘ってくれたのにそれすらも高尾が気を悪くしそうな態度で帰ってしまったのに、高尾はそれも忘れているのか・・・

「オレさー、山辺にもよく言われるけど無神経らしいからー」
「・・・そんなことないだろう」
「傷つけるつもりなくても傷つけてることたくさんあるらしいしー・・・だから巴も傷つけたんだろうなぁーって」
「バカだとは思うけど無神経だとか思ったことはないよ」

階段を降り切ると保健室への廊下を進む

「でもさー、今日昼飯も巴いなかったじゃん。オレと顔合わせるのも嫌だったんだろ?」

高尾と顔を合わせるのが嫌だった・・・のではなく、どんな顔をしたらいいのか判らなくて逃げた・・・そしてそれを高尾が気にしているのも判っていたけれど、判っていたからこそ帰りもすぐに逃げた。そして高尾がケガをする羽目になった・・・

「高・・・」
「保健室とーちゃーくっ!センセー!センセー!足痛いー!」

巴は自分の方こそ謝らなくてはいけないことがたくさんだと言いたかったのにタイミング悪く到着した保健室。勢いよくドアを開けた高尾に何も言えなくなって再び口を閉じる

「あぁ、高尾かー・・・今日は何やったの」
「階段から飛び降りたら足痛い」
「残念だなぁー。バカにつける薬はないんだー」
「酷っでぇー!」

どこに行っても高尾は高尾だと認識されているし、高尾の周りは笑顔で溢れていてたまに息苦しくなる・・・自分は高尾の友達でもイイのかと考えてしまう・・・こんなにも一緒に泳ぎたいと思える友人と諦めていたのに出会えたのに高尾はたまに眩しすぎるから

「ん、折れてはないっぽいけど念のため病院行ったほうがいいね」
「ほーい」
「もう2度と階段から飛び降りたりするなよ?」
「それはー約束できないなぁー」
「なんだとー?」
「だってこいつがオレを無視して帰ったらやっぱりまた飛び降りる」
「ほぉ・・・じゃあ、キミ、高尾はうるさい奴だけど無視しないこと」
「・・・はぁ・・・」
「はい!んじゃおしまい!帰れ帰れー!テスト勉強しろー!」
「テスト勉強しなくてもオレは天才だから!」
「はいはいはいはい」

足首に湿布を貼ってもらっただけで部屋を追い出される2人。手当てはしてもらったけれどそれですぐに痛みも引くわけでもなくて高尾は再び巴の肩に腕を回す

「あー、この時間じゃあまだ兄ちゃんも帰って来てねぇしなぁー・・・うちさー、母さん運転できないし、父さんも夜遅いからさー」
「・・・」
「ちょっと時間潰すの手伝ってくれね?家までこの足で帰るのキツイ」
「そうか・・・そうだな」
「よし。んじゃーとりあえず兄ちゃんにメールしとく」







にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説へ


にほんブログ村

ストックがゼロ・・・だと?!

っていうか書き直ししすぎて余裕ないのも判ってるのにどうしてもこの2人の性格が定まらないし、全然うまいこと動いてくれない

でも、きっともう少し書いたら愛着も湧いて来て書けるはずなんだ・・・どっちが攻なのかも決まってない未恋愛の2人だけどもw
関連記事
スポンサーサイト



comment

コメントを送る。

URL:
Comment:
Pass:
Secret: 管理者にだけ表示を許可する