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つれないキミと売れてる僕11-16 - 07/23 Sun

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里見が須野から離れて何かのケースで須野の頭をコツンと叩く

「やる」
「何?プレゼント?!」

ワクワクした表情で里見からケースを受け取った須野がケースの文字を見て胸が締め付けられるように感じる。嫉妬。昨日見た里見と腕を組んでいた青年の顔が頭に浮かぶのだ

「お前のさ、その嫉妬隠しきれねぇ顔、嫌いじゃねぇよ?でもオレの浮気疑うならマジで男相手はやめろ。気持ち悪いから」
「・・・だって・・・僕、里見と腕組んで外歩くなんて」
「そいつ、それ歌ってたの知ってるか?」
「・・・昨日友達がカラオケでこれ、入れてたから・・・」
「・・・お前、カラオケ行ったの?!歌とか歌えんの!?っつかお前、すっげぇ音痴だったのに!マジで?!超ウケる」
「・・・歌わない・・・けど」
「だって!お前っ!昔っ・・・ふはっ。歌!ぷっ」
「笑いすぎ!・・・そりゃ僕・・・それでっ・・・神尾くんがなんなの?この曲聞けって何?」
「ん?それ、オレが作った歌」
「・・・」

キョトンとした須野に「気付けよ」と小さく呟く里見

「え・・・待って・・・何?作るって・・・何?」
「中にそこに名前あんじゃん。作詞メイ レイって」
「・・・え・・・え?」
「あ?まだ判んねぇの?5月に光線だろ?」
「・・・皐月・・・光?」
「ん。そ・・・」

CDのケースを抱えたまま里見を見つめる

「・・・じゃあ・・・」
「こないだ?葛西のあの交流会で神尾と再会してなぁ・・・」
「・・・これ・・・里見が・・・書いたの」
「ん」
「・・・僕・・・?」
「あ?」
「みんな重いって・・・でも、僕、判るからっ」

里見は鼻で笑う
当然。須野には理解できるだろう・・・他の小説のモデルにもなった須野は歌詞のモデルにもしたから。須野の重過ぎる愛は里見の手によって命を与えられる

「里見は・・・ずっと僕を知ってた・・・ずっとずっと僕を判ってくれてる」
「・・・ネタには丁度いい」
「違うの・・・ごめん・・・なんかね、僕、今、すごい胸の辺りがね・・・つっかえが取れたみたいに・・・」
「・・・あ?そりゃ・・・」
「・・・ね、里見」
「あ?」

須野の体が近い・・・さっきから隣にいたのだから近かったけれどそれがもっと距離を縮めて・・・そう。キスの距離

「ね、今から仕事する?」
「あ?・・・あぁ・・・?」
「少しだけ・・・少しだけ・・・ダメ?」
「なんだよ・・・盛ってんのか?」
「ん・・・だって」
「あぁ、そういや、約束してたな」

ふっと鼻で笑うと須野の頬を撫でる
出掛ける前、約束したことを思い出して

「挿れたい?」
「っう・・・」
「ホント、お前わけわかんねぇけど・・・でも、喜んでるのは判るからまぁ、イイか」
「ん・・・だって・・・里見はホントに嘘なんてついてなくて仕事だったし、里見に想いが通じたのは付き合えるようになってからだって思ってたけど、違うんだもん・・・里見はずっとずっと僕を1番に判ってくれてた。愛しい里見・・・愛してるよ。里見」
「・・・ん・・・」

須野のキスを受け入れる。須野のことが可愛いと思う。どうにもできないと思っていた性格も須野のお陰でまともになってように感じるし、ここまでずっと想い続けられ、愛を繰り返し紡がれれば感情が揺れないわけもない

「愛してるよ・・・光。僕、頑張るから・・・光に明日も来年も10年後もその先もずっと好きでいてもらえるように頑張るから」
「ふは・・・ホント頑張りそう」
「うん。だからね・・・光」
「んー?」
「光が僕を好きって思えたら僕を抱きしめて?頭撫でて?」
「クソ・・・調子・・・乗るなよ・・・」
「・・・!・・・うん・・・うんっ」

悪態を吐きながらも里見の腕が須野の背中に回るのを感じて恍惚の表情で里見にキスを何度も落とした






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May Rayです

水尾のネーミングセンスのなさったらもうっ!!!
でも、ある意味ワザとこれは付けたんだ・・・神尾兄弟のバンド名がカミサマのシッポだから
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