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つれないキミと売れてる僕11-26 - 08/02 Wed

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新しい携帯で須野の携帯に連絡するともっと甘い声で喜ぶと思ったのに何故か他人行儀だったのが何故か玄関の扉から入ってきた須野の姿で理解した

「光くーーーんっ!!!」
「・・・成正」

ドンと抱きつかれてうんざりとした顔で成正を引き剥がそうとする里見と困ったように笑う須野

「さっき、遠田くんから連絡あって、神尾くんが里見と連絡を取るために僕と話したいって言われて」
「で、この状態か・・・」
「ねー!光くん光くんー!なんで連絡取れなくなるのさー!壊れる前にバックアップ取ってなかったの?!」
「おう。メインの仕事用じゃねぇからまぁいっかって放置しといた」
「酷っ!!!っていうかっていうか!!!光くんに文句言いたくて探したのっ!」
「あぁ?」

突然文句があると言われて顔をしかめる里見

「なんなの。あの詩」
「あー?なんだよ。動画サイトで話題になってんだろ?」
「なってるよ!なってるっ!でもっ!オレは気に入らないっ!」
「あぁ?」

グイっと手に持っていた袋を里見に押し付けると「あぁ、ビールか。サンキュー」と受け取った里見の手からまた袋を奪う

「どこにいるの!その女」
「・・・あ?」
「前はっ!前はあんな重い女と付き合うのは怖いって言ってたのにまだ続いてるってどういうこと!?しかも光くんが絆されるってなんなのっ!」
「・・・何言って」
「だって!光くんっ!実際にいたんでしょ?!クソ重たい女いたんでしょ!?」

女・・・ではないな。と思いながらも適当に返事をする里見。須野は自分のことだとも言えずにキッチンで黙ったまま里見と成正の動向を見守っていた

「なんでもカッコよかった光くんがなんでそんな女と付き合うの!重い愛に応えちゃうの!なんでそんなカッコ悪くなっちゃうの!絆されるとかカッコ悪いじゃんっ!」

格好悪い。里見が?里見が格好悪い?須野が唇を噛む

「光くんはずっとずっとカッコよかった!女の子との付き合い方教えてくれたのも光くんっ!オレはずっと光くんみたいになりたくて頑張ってカッコよくなろうとしたのに!そんな女と一緒にいないで!!!重い女をネタにして笑ったりしてよ!」
「笑ってはねぇだろ」
「笑ったよ!みんなで歌詞、重いだろ?ってバカにしてたっ!なのにっ!なのにどうして?!光くんをカッコ悪くするそんな女、オレが別れさせてやるからっ!あと!連絡先!!!やっと事務所から連絡着て、CDにしてもらえるかもしれないから連絡先教えといて!!!メインのやつっ!!!バックアップちゃんととるやつっ!!!」

里見はため息を吐くといつも仕事で使っている携帯を持ち上げる。黒い使い込まれた携帯

「・・・じゃあ、とりあえず今日は帰るから。言いたいこと言えたから帰る・・・でもまた来る!だから・・・光くん、また遊んでね」
「おう・・・」
「じゃあ、お邪魔しました」
「・・・ビール、次はオレの好きな銘柄にしろよ」
「もー!高級なやつにしたのにそれってどういうことだよぉー!次はちゃんと光くんの好きな銘柄にしますぅー」

手を振って部屋を出て行く成正を見送るとキッチンにいる須野に視線を移す

須野の重さをバカにしたわけじゃない・・・別に須野の気持ちを笑ったわけじゃない

「須野」
「・・・里見・・・抱きしめて・・・くれるよね?」

須野の口から漏れたのは里見の過去の行動に対しての言葉ではなくて。弁解を求める、里見の過去を責める言葉ではなくて・・・

里見は須野の腕を引くと優しく抱きしめる

「大好きだよ・・・里見」
「ん・・・」
「里見が格好悪くとか・・・そんなの絶対ないから」
「あぁ。知ってる」

須野だって里見への愛情が重いことぐらいなんとなく判っている。でも、それをバカにされたとしても、ネタにされたとしても笑われたとしても事実だから関係ない・・・それより、今こうして里見に抱きしめてもらえる事実が大事







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須野揺らがないっ!!!

なんていうかねー、成正は私が暴走させちゃう系の性格してるんだよなぁ・・・書いてると勝手に暴走してめちゃくちゃにしていくっていうタイプの・・・
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