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つれないキミと売れてる僕11-27 - 08/03 Thu

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「えー!じゃああの噂はホントだったの?」

成正は仲良くなったスタイリストと食事をしに行くことになって、活動再開したカミサマのシッポのメイ レイが実は皐月 光なのじゃないかという噂の真相を尋ねられて「内緒だよ」と前置きすると正体を明かす

「光くんはねー、オレの神様みたいな人なんだー」
「へぇ・・・」

うんうん。と頷くスタイリストの安藤
雑誌でイケメン作家、皐月 光の姿を見たのを思い出す。煌びやかな容姿は物書きにしておくのが勿体ないもので、自分が彼をコーディネートしてみたい。とも思わされたものだ

「その神様がさ!誰かのモノになるだなんて思ってもみなかったんだけど!連絡取れない間に変わっちゃったんだよねぇ・・・だいたいさー!神様なんだから誰のモノにもならないのが普通じゃん?もーさー、オレ、ショックでさぁー」
「そっかー」

安藤がグラスを傾けると「あ」と小さく呟き、成正が「なぁに?」と尋ねたのに小さく首を振る

「いやぁ、なんでもないよぉ」
「えー!だってさー!今、なんか思い出したように「あ」って言ったじゃんー!ナニナニー?光くんのことでなんか知ってるのー?」
「んー・・・これさー、でもさー、箝口令しかれてるから話したのバレたらボクのお仕事ヤバいかもーって」
「何?そんなヤバいこと知ってんの?オフレコ!オフレコー!」
「んー・・・うんー」
「メイ レイの正体教えてあげたじゃんー!」

安藤はひとつ頷くと人差し指を口の前に持って行き「ナイショね?」と小さく首を傾げた

「須野ちゃん判るぅー?」
「うん!光くんの隣の部屋に住んでて、こないだ初めて喋ったけどイイ人っぽかった!」
「うんうん。須野ちゃんイイ子だよねぇー。でね、その須野ちゃんがー、前、ストーカーに刺された事件あったじゃない?」
「あー、うん。なんかあったねぇ」

須野が中津に刺された事件は暫くワイドショーを賑わしたものだったから成正も知っている

「でねぇー、ボク、その時仕事でそこにいたのー」
「え!マジでぇ?すっげー」
「そうそう。結構衝撃的だったのよー。それで、そのストーカーがねぇー、頭イっちゃってる感じだったんだけどー須野ちゃんの恋人とヤったとかなんとかー?サトミって子の名前を何度も呼びながら普段温厚な須野ちゃんブチ切れちゃってさー・・・でも、後からさー、知ったんだけどー、皐月 光の本名、里見 光なんでしょー?あれー?箝口令しかれたのってこーゆーことー?みたいなぁー」
「・・・光くん・・・の恋人が・・・須野くん・・・?」
「わっかんないよぉ?ただー、あの時、サトミを傷つけたとか言いながら須野ちゃん、ナイフ持ってるストーカーに飛びかかってったぐらいでさぁー。あー、須野 寛人みたいな優良物件、やっぱり恋人持ちかぁーみたいなー」

普通ならすぐに信じられる話じゃなかった。でも、里見は当時の恋人も今はいないようだったし、あの里見とずっと続いている人間もいそうになくて・・・あの詩が須野だったとしたら全部納得できてしまう気がしてギリギリと奥歯を噛みしめる

「ちょっとぉー!神尾ちゃん、歯軋りダーメ!」
「須野くんが・・・光くんを腑抜けにしたんだ・・・」
「雑誌で見ただけだけどー、イイオトコだったと思うけどー」
「完璧だよ・・・でも、あんなのダメ。1人のモノになるなんて神様じゃない」
「もー・・・神尾ちゃんの愛激しいーっ」

安藤の茶化すような声ももう成正の耳に入らない
須野はきっと里見が弱っている時に付け込んだのだ。そして、里見を変えてしまったのだ・・・そればかりが成正の頭を支配して拳をキツくキツく握り締めた








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なんていうか・・・途中から読み始めた人だとかそんな忘れてるよっ!って人に優しくないつれキミ売れ僕です。須野のストーカー事件とか遠田だとか最初から読んでる人にしか判らないネタ満載な11幕・・・
えー・・・あれです。判らなかったら読み返して・・・っていう・・・読み返すと今の里見のデレっぷりがもう!!!もうっ!!!
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