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つれないキミと売れてる僕11-31《最終話》 - 08/07 Mon

trackback (-) | comment (2) | つれないキミと売れてる僕
里見に抱きしめてもらえる。好きと表現してもらえる・・・これが須野に影響を大きく与え始めることに里見も最初気付いてはいなかった
須野に好きだと言って、甘やかせば須野はもっともっと欲を求めるのだと思っていたのに、その予想は外れる

「里見、僕、仕事減らしたいと思ってて、今、ホントに暫く仕事ないでしょ?」
「あー?あぁ」
「生活に困ってないし、里見の傍にずっといられて幸せだけど、僕もそろそろ頑張って変わる時なのかなって・・・」
「・・・あ?」

須野の言ってる意味が判らなかったが、すぐに抱きしめられて「好き。大好き。愛してる」そういつものように囁いて来る須野を抱き返す

「僕、求めてもらえる場所が、仕事があるなら引き受けようと思うの」
「あー・・・あぁ・・・?」
「舞台のお仕事ね、地方公演とかあるやつだと里見と長く離れるものもあるし、稽古も長いしで嫌だったの」

確かにマネージャーの山口が嘆いていた気がする

「僕、ずっとずっと里見に抱きしめてもらえるように頑張るから、すごくすごく頑張るからっ・・・だから・・・ここで待っててくれる?僕が帰ってきたら抱きしめてくれる?」
「・・・バカだな・・・ホントバカ」

須野の心の変化が判って里見はくしゃりと須野の頭を撫でる

自分が須野に自信を与えた。好きだと言葉で言えない代わりに抱きしめるという行為が須野の心を成長させたのだ
離れるのが怖い。離れたくない。里見の心が変わるのも怖いし、里見がここからいなくなることも怖いからとロケ地が遠い仕事を断り、仕事をセーブし、山口を困らせてばかりいた須野が里見の傍にずっといることよりも仕事をしようとしているのだ

「里見・・・ダメ・・・?」
「オレはずっとここで仕事してる」
「・・・」
「帰って来てお前がちゃんとしてりゃ抱きしめてもやるから」
「っ・・・里見・・・」

ギュッと里見にしがみつく須野を撫でる
須野を甘やかし、気持ちを表せば里見の気持ちも信じることができるようになった須野

須野に変えられていく里見
里見に変えられていく須野

感情の交差は確実に2人を成長させていくものなのだと里見は微笑みながら何度もバカと繰り返しながら須野を撫で、抱きしめる

「皆の興味がまだお前にあるうちに仕事しまくれ。突っ走れ」
「うん・・・うん・・・」
「皆に飽きられて仕事がなくなってからゆっくりしろ・・・今はまだお前は求められてんだから」
「里見・・・結婚して」
「しねぇし」

今なら嬉しい返事を貰えると思って真剣な目でプロポーズしたのにいつも通りデコピンされて断られる。いつも通り。だからこれからもずっとずっと愛を囁きプロポーズする。離れていても離れていて抱きしめてもらえなくても会える日に抱きしめてもらえるように精一杯自分のできることをするのだ

「っつか、お前、まだオファーは来てんの?」
「うん?あー、うん。僕、まだ一応あの事務所の稼ぎ頭らしいよ?」
「あー、じゃあお前はまだまだ頑張らねぇとなぁ?事務所のためにも」
「・・・僕が頑張るのは里見のためだけにだよー。里見との幸せな老後を考えたら稼げるうちに頑張って稼いでいかないとだもんね」

幸せな老後・・・ずっとずっと未来の話。でも、それまで須野の気持ちは変わらないのだろう。里見は年を取った自分たちを思い浮かべて小さく笑う

「オレ、その時も完璧だと思うか?」
「うん。もちろん!」
「ふはっ!お前揺れねぇー!」
「たとえね、みんなが里見のコトおじいちゃんとか呼ぶ年になって、そういう外見になって来たとしても里見は僕の中でいつだって完璧なんだよ。今も完璧。10年前の里見も完璧・・・ずっとずっと愛してる」
「はいはい。じゃあオレもお前に愛想尽かされねぇようにこの美貌は維持してやるから」
「っ・・・愛想尽かすわけないしっ・・・っていうか、もうね、里見きれいすぎて僕毎日毎分毎秒胸が苦しくなるくらいなんだよ!?」
「・・・知ってる」

ニッと悪戯っぽく笑った里見にふにゃりと顔を崩して須野は微笑む。幸せ。毎日、毎時、ずっとずっと幸せ。里見の笑顔がある限り幸せ・・・

「僕が仕事で帰れない時、こっちに電話するね?」
「おう」

須野専用機になっている携帯を撫でる須野
自分専用の携帯・・・これで繋がっていると思えば離れることは寂しくて、苦しいけれど我慢できるから。もっともっと成長して里見に愛され続けるために頑張るのだ




つれないキミと売れてる僕 11幕 おしまいおしまい







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はいーーーーお疲れ様でしたぁぁぁぁぁっ!!!!!

なんか色々あった11幕っ!途中PCが壊れるとかデータなくなるかもとかそんな恐怖に襲われ、半分泣きながらどうしようどうしようと頭を抱えた11幕っ!でもつれキミ売れ僕ももう11幕っ!!!うわーなんか結構書いたなぁー私っ!でもっこれからも書きたいっ!!!書かせてくださいっ!!!

当初、高砂出すって決めた時、高砂が勝手に須野との関係を公表するっていう内容だったんだけれど、それだとラストの内容と次回の繋ぎにあれを出さなきゃで、それはまだ早いなぁーとか思って(一応順番的なのとか繋ぎを考えているんですよw私でも)

なんかもう須野も里見も完全に揺れない関係になっちゃったし、終幕っぽい書き方もところどころあったかもしれないけれど書くネタは初期設定からストックしているネタも新しく書きたくなってるネタもまだまだあるので続きます。まだまだ続きますw


いつも拍手やブログランキングポチしてくださる皆様ありがとうございます
ひっそり拍手コメ送ってくださる皆様にも感謝しております。ネタ的なコメにはいつも笑っておりますからw

明日からの更新は全然考えてないけれど、頑張って書きますからぁぁぁぁぁっ!!!何かUPできるように頑張るからぁぁぁぁっ!!!(あ、青プは来ないです←断定)
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2017/08/07 Mon 19:08:14
Re: タイトルなし : 水尾 央 @-
>レイ様
コメントありがとうございます^^
そうですよねー!須野入院しすぎですwww人気俳優っつってんのに大丈夫なんでしょうか(って私が言う)
須野が舞台に挑戦・・・というか、昔は出ていたんですよ。須野も。里見と付き合うきっかけになった時から里見を長期1人にしておけない・・・そればかりで色んなオファーを断っていた・・・という背景(判りにくいw)そして、今回、須野全然仕事してないんですが、仕事断りすぎてついに仕事ゼロ!みたいな休養期間のようなものでした・・・好きすぎて病んでる須野とそれに影響されてきた里見・・・まだまだ試練は与えるけれどやっぱり里見のデレで終わるんでしょうw
いつもありがとうございますー!これからも頑張りますー
2017/08/11 Fri 11:03:36 URL

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